「年に一度しかフィーロに会えないなんて、耐えられない。」
眉間にシワを寄せて、唐突にaはそう言った。
「……はぁ?」
わけがわからない。
年に一度所か毎日のように会ってるじゃねぇか。会わない日の方が珍しい。
「しかもその日が雨だったら更に一年間会えないんだよ?!」
「だから何の話だよ、それ!」
胸倉を掴む勢いで来られ、思わず後退った。
「日本の話でね、恋人の二人が引き離されて、年に一度しか会わせて貰えなくなるの!」
大分と話を省略されているのだろう、何故そんな展開になるのかが謎だ。
「フィーロは?フィーロは私に年に一度しか会えなかったら嫌じゃない?」
「そりゃあ……、」
年に一度しかaに会えないなんて、
「俺も耐えられないに決まってんだろ。」
視線を反らして言えば、aは俺に抱き着いてきた。
何で俺達に置き換えて考えるのかわからないけど、手を伸ばせばすぐ触れる事が出来る俺はなんて幸せなんだろう。
願わくば、彼らにも一年に一度の幸せを手にして欲しい。
星に願いを、なんて柄にもなく。
20100707
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