仕事ですっかり帰りが遅くなってしまった。シャワーを浴び、音を立てないようにそっとベッドに入り込む。
先に眠っているロニーは当たり前だが髪を下ろしていて、その姿で眠るロニーはなんだか可愛く思えた。これは私しか見れない姿なのだと思うと何だか疲れも飛んで行きそうだ。
ロニーの寝顔を見ていると、不意に抱きしめられた。
「ごめんなさい、起こしてしまった?」
「いや、構わない。」
帰りが遅くなってしまう事もあるから私は違うベッドで寝る事を提案したのだけど、ロニーはそれでも構わないと言うので同じベッドで眠る事にしている。実際は高確率で起こしてしまっているのだけど……いや寧ろ起きようとしてくれているようだ。
「温かくてちょうど良いな。」
「だいぶと寒くなってきたものね。」
寒くなってきたこの季節に、シャワーを浴びた私はちょうど良い温かさなのだろう。ロニーの私を包む力が強くなった。
「甘い香りがするな。」
「ボディークリームよ。蜂蜜を使った物なの。」
貴方がアルヴェアーレで香りを貰ってくるから、蜂蜜は貴方の匂いなの。私はこの香りが安心出来て好き。
「この甘い香りが俺の匂いか……まあいい。今度俺がaに塗ってやろう。全身にな。」
「あら。じゃあ私はロニーに塗ってあげるわね。」
「俺の肌が乾燥するという事はないんだが……まあいい。」
私はそのまま抱きしめられたまま眠りについた。
蜂蜜の香りにつつまれて
20121110
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