目が覚めると大好きなaちゃんと目が合った。
「チック、おはよう。」
昨夜、僕はどうやら事務所のソファーで寝てしまったようだ。ラックさんに頼まれた人を拷問してて……ああ、その人放って来ちゃった。今頃凄く苦しんでるんだろうなぁ。
ところで。にっこり微笑む彼女は何で此処に居るんだろう?
「あれ〜?aちゃん、どうしたの?」
「チックが最近忙しいみたいだから、aが遊びに来ちゃった!」
そういえば最近忙しくて全然会えてなかったな。寂しい思いしてたのかな……ごめんね。
「こうやってチックと寝るのも久しぶりだね。」
嬉しそうににこにこ笑う彼女は何時からこうしていたのか、僕の胸に擦り寄っていた。流石にソファーは狭いので足は投げ出されていたけど、よくこうやって寄り添って寝ているからあまり気にならなかったみたい。
「ねぇチック、今日はaと遊んでくれる?」
「ごめんね、まだ仕事途中なんだー。」
ここまま放っておいたらあの人死んじゃうかな。死んじゃったら怒られちゃうよね。だからごめんね、そんな泣きそうな顔しないで。
「……チックはaの事、嫌い?」
「そんな事ないよ!aちゃんの事大好きだからね!」
はらはらと涙を流し始めた彼女に僕は慌てた。aちゃんは泣き虫で、僕は彼女の泣き顔に弱くてつい折れてしまいそうになる。だって、aちゃんには何時も笑っていて欲しいから。
「じゃあ今日はaの側に居て?」
「え、えっと……。」
そんな事出来ないのに、はっきりと言えなくなっちゃう。
「ね、チック。」
お腹あたりに跨がった彼女の全体重がかけられた。そして目に涙を溜めて妖艶に微笑んだ。
「aとイイコト、しよ?」
「何してるんですか、aさん。」
何時の間に扉を開けたのか、ラックさんが立っていた。その表情を見れば怒っているのは明らかだった。
「チックを誘惑してんの!邪魔しないでよー!」
「取り敢えず、そこから下りなさい。」
「いーやー!」
二人のやり取りに僕は笑った。
ああ今日も幸せだなぁと思った。
拷問師、ある朝の日常
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10000hitフリリクのチック夢。由麻さまリクエスト有難うございました!
20100206
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