あの子が欲しい


「てめぇ、いい加減諦めろやこの舐めプ野郎」
「お前こそその手をさっさと離せ」
「あ?てめぇが離せや。そんで全部解決なんだよ」
「断る」

せっかくの休日なのに、何故こうなった。
こんなやり取りをかれこれ15分くらいしている。右手を爆豪くん、左手を轟くんが掴み、2人よりも頭一つ分くらい背の低い私の頭上で、バチバチという音がなりそうな程に、2人の睨み合いが続いている。

「あの2人とも...ちょっと痛いから...もう少し力弱めてくれる?」

そう言うと2人とも力を弛めてくれる。よしこの隙に。

「おいてめぇ、逃げようとしても無駄だからな」

ぎくり。さすが鋭い爆豪くん。そして轟くんも私が2人の力が弱まった瞬間手を引こうとしたのに気づいたようで、今度は指をからませてぎゅっと私の手を握っている。

「いや、私買い物に行きたいんだけど...」
「そもそもてめぇがハッキリしねぇから、こんなことになってんだろうが!」
「そ、そんな事言われても...」







遡ること2週間前。
放課後の寮での会話が事の始まりだった。
共有スペースでヤオモモがいれてくれた紅茶を飲みながら、クラスの女子全員が集まって会話に花を咲かせていた。

『ねーねー!みんなの理想のタイプってどんなの?』

芦戸のこの一言がきっかけで、みんなの理想の男性像の話をすることになった。それぞれに、芸能人ならこの人の顔がいいとか、こんなデートがしたいとか、そんな可愛らしい話から、金銭感覚や家事の分担など現実的でシビアな話まで、色々な意見が出てきた。皆色々考えていてすごい。

『で、みょうじはどうなの?さっきからずっと聞く側だけど』

耳郎ちゃんの言葉に、他の女子の視線が私に集まる。

『え、私?うーん...特にないかな...芸能人とかもあんまり興味無いし』
『えー!つまんなーい!じゃあクラスの中でいちばん誰の顔が好き?』
『身近な人に当てはめている時点で、もはや理想とは呼べないような気がしてきたわ』
『確かにそうですわね...』
『いいじゃんいいじゃん!これはこれで楽しいし!で、どうなの?顔なら誰がタイプなの?』
『顔…?顔なら爆豪くんが好きかなぁ』
『マジか!!爆豪怖くない!?』
『うーん、黙っていればそこそこいいかなって』
『爆豪は黙っていることが無さそうだけどね...』
『付き合ったら別の意味でも口うるさそうだわ』
『じゃあじゃあ、性格は!?クラスの中なら!』
『性格だったら......轟くんが好きかな』
『これまた意外やね』
『轟ちゃんはクールで掴みにくいところがあるし、天然だから付き合うの大変そうね...』
『何となく一途そうかなって。浮気とかしなさそう』
『あー、それは同意。そもそも奴は浮気しようという発想が起きなそう』
『見た目が爆豪くんで中身が轟くんって...ダメや私想像しただけで...ぶふっ』
『あはは、確かにね〜。変な感じだね』

お茶子ちゃんの言葉に、皆がどっと笑い出す。そんな楽しい女子トークは夕食前までずっとこの調子で、名残惜しくも夕食の時間がきてお開きとなった。
たまにはこんな話をするのもいいなぁと思いながら夕食の唐揚げを口に入れる。冗談半分で私がしたその話がまさかあんな事態を招くとは、その時は思いもしなかった。







そんな会話をした翌日の事だった。

『みょうじ、ちょっといいか』
『轟くん?どうしたの?』
『お前俺が好きってホントか?』
『......はい!?』

待って待って。確かに好きか嫌いかで言えば轟くんのことは好きだけど。
というか、その言い方だと私が轟くんを好きで、それを他の誰かから聞いたって感じだけど、そんなことを言った覚えはないし、それを轟くんに伝えた人も心当たりがない。

『...違うのか?』
『いや、違うっていうか...それ...誰かに聞いたの?』
『お前昨日言ってただろ』
『昨日...?』
『寮での話してるの、聞こえた』
『............あ』

昨日、寮での話。私が轟くんを好きだと言った。
思い当たるのはひとつしか無かった。

『思い出したか』
『え、っと、いや、あれは...』
『俺もみょうじが好きだ』
『え!?』

いつの間にか手を轟くんにがっしりと握られ、真剣な顔で見つめられる。
どうやら前後のやり取りをおそらく彼は聞いておらず、絶妙なタイミングで私の言葉は切り取られ、とんでもない勘違いをしているらしい。轟くんが私を好きだったことに、とにかくびっくりなのだが。そんな素振り今まで全くなかったというのに、もう何から驚いていいものか。

『だから、俺と付き合ってくれ』

轟くんが握った手をぐっ、と引き寄せる。顔が近い。
少し動いただけで唇が触れそうなくらいの距離に狼狽える。

『いや...ちょっと待っ...』
『何してんだてめぇら』

後ろから轟くんとは違う、低い声。不機嫌そうな聞きなれた口調で振り返らずとも声の主がわかる。

『悪ぃ爆豪。今取り込み中だ』
『あ?人のモンに勝手に手ぇ出すなや』

そう言って、爆豪くんは轟くんから私を引き剥がす。

『どういう意味だ?』
『そのまんまの意味だわ!こいつは俺に惚れてんだよ』

待って待って待って。
まさか。まさかとは思うけど。

『ば、爆豪くん、それ...どういう...』
『あ?てめぇが昨日でけぇ声で言ってただろうが!』

お前もかよ。というツッコミが本当に口から出そうになって何とか堪えた。
というか、何なんですかその、もう俺の女だろ感は。
きちんと告白してくれた轟くんとはえらい違いだ。

『爆豪、お前もみょうじが好きなのか?』
『......だったら何だよ』
『お前にはやらねぇ』
『ハッ!上等だわ舐めプが』
『ちょっと待って!ストップストップ!』

今にもバトルに発展しそうな2人の間に入り、ひとまず、彼らの勘違いを解くことにした。
確かに2人のことをそれぞれ"好き"と表現したが、それはあくまでクラスの中で見た目と性格で選ぶならそれぞれ誰がいいか、という話であって、恋愛感情をもっているという意味で言った訳では無いのだ。







『...という訳でして......』

ことの経緯を初めから説明すると、2人とも先程の威勢はどこへやら、すっかり黙り込んでしまった。自分でまいた種とはいえ、この沈黙は辛い。いっそのこと、爆豪くんが”紛らわしいことすんじゃねぇよ殺すぞ”くらい言ってくれた方がむしろ気持ちが楽になる。

『なぁ、』

気まずい沈黙を破ったのは轟くんだった。

『は、はいっ!?』
『でも可能性がないわけじゃないんだよな?』
『...へ?』
『お前が俺の事なんとも思ってなくても、俺はみょうじが好きだ。だからこれから好きになって欲しい』
『え...』
『てめぇ、何勝手に話進めてんだ』
『別にお前はいなくてもいいぞ』
『あ?ふざけんなてめぇ。誰がてめぇになんか譲るかよ』
『ちょっと...2人とも...』
『いいか。てめぇはぜってぇ俺が落とす』
『俺も、お前に好きになって貰えるように努力する』

1人は勝気な目で。もう1人は真剣な目で。
彼らのこの"宣戦布告"により、この日から私の日常は一変したのである。







それからというもの、自身の内側に秘められていた想い(適切な表現かは実に疑わしい)を隠す必要が無くなった彼らは、いっそ清々しいほどの豹変を遂げた。

授業には2人ともさすがと言うべきか、そこは至って真面目なので私情は挟んでこないものの、登下校や昼休み、放課後、そして寮でも、とにかく隙あらばと言う感じで爆豪くんか轟くん、どちらか1人は必ず隣にいるという状態で、クラスのみんなも始めは驚いていたものの、2週間経った今ではお馴染みの光景となったようで。

「おーおー今日もやってますねぇ」
「青春だねぇ」
「上鳴くん、瀬呂くん。ニヤニヤしてないでこの2人引き剥がしてよ...」
「爆破されるのは勘弁〜」
「いや氷漬けも勘弁だわ」
「あんたらその噂流したこと一生根に持つからね」

面白がった上鳴くんや瀬呂くん達のお陰で、私たち3人の話は瞬く間に学校中に広まり、”A組のみょうじに近づこうものなら、爆豪に爆破されるか、轟に氷漬け(もしくは炭)にされる。"そんな物騒な噂まで流れる始末で、廊下を一人で歩いている時さえ、周りの人が私から距離を置くようになってしまい、割と、というかだいぶ困っている。
2人のことは嫌いではないし、寧ろ同じようにヒーローを目指す学生として、尊敬できる部分も沢山あると思う。けれど恋愛となるとまた別だ。
2人としては、自分を好きになってもらうための行動なのだろうが、彼らが事ある毎に張り合い、臨戦態勢になる度に、ときめくという意味ではない別の胸のドキドキで、毎日生きた心地がしない。

「てめぇ朝飯の時間ベタベタしてやがっただろうが!譲れや!」
「お前こそ朝飯終わってからみょうじと一緒に居ただろ。譲れ」
「っていうか、私ひとりで行くつもりで...」
「お前みたいな世間知らずの坊ちゃんになんか、まともな付き添い出来るわけねぇだろうが」
「お前こそすぐそうやって怒鳴って空気悪くするじゃねぇか」

そして今日もまたこうして2人の男子の板挟みにあっているのである。

「...ねぇ、じゃあもう3人で行こうよ...せっかくの休みなのに、時間が勿体ないじゃない...」
「何で俺が半分野郎と休日過ごさなきゃいけねぇんだ!」
「お前と2人がいい」

私を置いて、言い合いを再開する2人。っていうか、そもそもどうして、私が2人に気を遣って自分の休日の予定を立てなきゃいけないんだろう。
なんか、おかしくない?
今更だが、バカバカしくなってくる。

「............もういい」
「「......は?」」
「もう勝手にして」
「「え...」」
「2人とも、私のことが好きって言ってくれてるけどさ。この2週間、私の意思はずっと無視されてるんだけど、それについてはどう思ってるの?私はどっちとも付き合う気はないって言ってるのに、毎日毎日人の生活引っ掻き回して。客観的に見て、そんな人好きになれると思う?」

溜まりに溜まった不満が爆発する。この後の2人が怖くないと言えば嘘だけど、もう口に出してしまった以上、言いたいことを言ってやろう。女は度胸だ。
でも言い終わったらすぐ逃げよう。特に爆破してくる人が怖すぎる。

「自分達さえよければ、私の気持ちはどうでもいいの?」
「「......」」
「今日は1人で行くから。2人がそうやって騒がなければ、元はそのつもりだったし。2人はついてこないで。もし無理についてきたり、後をつけたりしたら...」

いつもいつも彼らに振り回されてるのだ。
一度くらい仕返ししたってバチは当たらない。

「もう口利かないから」







2週間ぶりに、一人の時間を満喫した。
正確に言えば自室では一人の時間があるのだが、ここ2週間の出来事で、夜部屋に戻る頃には疲弊しきっていて、ベッドにそのまま沈むように眠る日々だったのだ。
スカートの丈が短いと指摘してくる轟くんも、周りの男の子を威嚇する爆豪くんもいない。そしてその2人が私の頭上や背後で言い争いをすることもない。
いや、そもそもの話、そっちがイレギュラーなわけだけども。

「平和だ...」

今日買ったものの袋を持って、寮への道を歩く。ヒーロー科の寮が建ち並ぶ中、3年生の寮の前を通ると、制服姿の2人の男子生徒が居た。休日に制服姿って珍しいなぁ、とチラッと彼らを見ると何故だか2人は顔を見合わせて、こちらに向かってくる。

「やっぱそうだ。噂のみょうじさんじゃん」
「今日は轟と爆豪、一緒じゃないの?」

近づいてきた2人が声をかけてくる。上鳴くんや瀬呂くんとは違う、悪意がこめられた笑顔をしている、ような気がする。

「いつも一緒にいる訳じゃありませんから…」
「へぇ、じゃあちょっと俺らと話そうか?」

そう言って、1人が私の手首を掴む。

「なっ、.....離してくださいっ」
「2人の相手してるなら、3人4人居ても同じだろ?」
「何、言って...」
「俺らの相手もしてよってこと。意味、わかるよね?」

背筋がゾッとする。
逃げなきゃ。そう思って掴まれた手首に力を入れ、振りほどこうとするがビクともしない。
彼らの言っている意味はわかる。怖い。気持ち悪い。
個性を使う?でも、訓練でもないのに同じ生徒相手に個性を使って怪我でもさせたら問題になるのは必至だ。正当防衛だと主張したとしても、この2人がしらばっくれたら?
この場を切り抜ける方法を考えるが、恐怖が邪魔して上手く思考が働かない。

「やだ...離して!」
「おい、お前の個性で眠らせとけ」
「はいよー」

最悪だ。
よりによってそんな個性の相手に目をつけられるなんて。
いや、元はと言えば私が原因なのだ。2人に朝はああ言ったけど、私だっていけなかった。ちゃんと2人にハッキリ断らず、流されていたツケが回ってきたのかもしれない。
でもそれは2人に謝るべきことで、こんな奴らにいいようにされる謂れなんて無い。

「ごめんね。騒がれると俺ら困るから...」

もう1人が手を伸ばしてくる。怖い。嫌だ。
誰かーーーー




「何してんすか?クソ先輩」
「あんたらヒーロー志望のくせに、とんだクズだな」

知ってる。私はこの声の持ち主を。正確には声の持ち主"達"を。

「ばく...ご...くん......とどろき...くん」
「うわ、やべ...」

本当にもう。そういう時はカッコイイんだけどな。

「何やってんだって、聞いてんだよ!!このカス!!」
「い"っ......て...!!」

そう言うと、爆豪くんは私の手首を掴んでいた人の腕を掴む。ギリギリと音がなりそうなくらいの強い力で。相手の人は痛みに声も出せないような状態で、あぁ、この力で掴まれてたら、たぶん骨折れるな私、と妙に冷静な自分がいる。
直後に爆豪くんが腕を振った勢いでその人は地面に顔面を叩きつけられる。

「みょうじ大丈夫か?怪我とかしてねぇか?」

いつの間にか私の肩を抱いて支えてくれていた轟くんが私に尋ねる。とても心配そうな顔と声で。

「平気だよ」
「そうか...良かった。じゃあ次はてめぇだな」

良かったと言った安堵の顔は束の間で、もう1人を鋭く、冷たい目で見据える。

「お、俺は別に...何も...」
「全部聞こえてたぞ。個性使って眠らして、こいつに何するつもりだったんだ?」
「い、や...えっと...」
「俺に爆破されんのと、こいつに氷漬けにされんの、どっちがいい?」
「ひっ......」

2人の威圧感に、無傷の1人は顔面蒼白で硬直する。

「......その程度の覚悟でこいつに手ぇ出してんじゃねぇよ、このクソモブが!!さっさと失せろ!!」
「今すぐ倒れてる奴連れて消えてくれ。俺らの気が変わらねぇ内にな」

金縛りのように動かなかったその人の身体が急にビクッとなる。本能だ。ここから逃げなければ、そう彼の中で身体が叫んでいるのだ。

「...クソっ!おいっ行くぞっ!自分で歩けよ...っ」

地面に顔面を叩きつけられ、身動きが取れないもう1人を支えながら、先程まで顔面蒼白していたその人は、今にも泣き出しそうな顔でその場を去っていく。







「みょうじ、さっきそいつも聞いてたが、本当に怪我とかはしてねぇんだな?」

爆豪くんは私の頭にポン、と左手を置く。

「あ...うん。腕を掴まれただけだから」
「赤くなってるぞ」

右手で轟くんが私の手首に触れる。ひんやりとして気持ちいい。
頭にある爆豪くんの手も、手首に触れる轟くんの手も。さっきまでの不快感とは全然違う。
安心出来る。そう思ったら自然と涙が溢れてくる。

「あ、りが...と......」
「悪ぃ...!冷やしすぎたか?痛いか?」
「ちが...そうじゃなくて...なんか...ホッとしたら、涙が...」
「.........泣くんじゃねぇわ。助けてやっただろ」
「もう大丈夫だからな」

爆豪くんはそのまま私の頭を撫で、轟くんは私の手をぎゅっと握る。いつもの不躾な言葉と態度からは想像もできない、優しくて暖かい2人の手。
女の子のピンチに駆けつけて、悪いやつをやっつけちゃうとか、どこまでもヒーローな2人だ。こんなの反則だ。カッコいい。そう思ってしまった。面倒な2人だと、今朝までそう思っていたのに。

「助けてくれて...ありがと...っ」

泣きながら私がそう言うと、2人とも少し驚いてから、ふ、と落とすように笑った。







「ところで、何で2人ともあんな所にいたの?」

そう尋ねると2人がハッとして気まずそうな顔をする。

「.........今朝、私言ったよね?ついてきたら口利かないよって」

バツの悪そうな顔をして、視線を逸らす2人。

「はぁ...ずっと居たの?朝から?」
「いや...お前が雄英の敷地に入ってからだ」
「まさかあんな命知らずなモブが居るとは思わなかったけどな」

2人でってことなのだろうか。仲が悪いのかいいのか、よく分からない人達だ。

「...まぁ、今回は助けてくれたから、チャラにするけど」
「そうか、良かった」
「ったりめぇだわ。俺が居なかったらお前あのモブに好き勝手されてたぞ」
「俺”達”、だろ」
「あ?てめぇは何もしてねーだろうが!」
「喧嘩するのやめなさい!」
「...悪ぃ」
「チッ」
「あと、はいこれ」
「あ?」
「...なんだ?」
「お土産のお菓子」

自分の買い物を終え、帰りにクラスのみんなにお土産でも...と、通りがかったお菓子屋さんで買ったものだ。他のみんなは多人数用の詰め合わせにしたのだが、2人には個別に包んでもらったのだ。

「朝、ちょっと言い方悪かったなって、思って。それ以外の他意はないけど」

一応受け取るものの、2人は黙ったままだ。あれ、私何か変なことを言ったのだろうか。それともお菓子は嫌いとかなのだろうか。

「...そういうとこだぞ、てめぇ」
「あぁ...敵わないな」
「え、そういうとこって、どこ?」

意味が分からない私の質問を無視して、轟くんが思い出したように、あ。と言う。

「おい爆豪。先にみょうじにこれ貰ったの俺だからな」
「あ?さっき先に助けたのは俺だわ」
「お前はあいつらの片割れぶっ飛ばしただけだろ。こいつを守ってたのは俺だ」
「てめぇ、屁理屈こきやがってこの半分野郎!!」

また始まった。さっきまでのカッコいいヒーローはどこへやら。今はまるで子供みたいだ。どっちが先だのどっちが早いだの、足の速さを競う子供みたい。こちらが止めるまでいつまででも競い合っている。どっちも負けず嫌いすぎる。
さてまたヒートアップしてきたようだし、そろそろどうにかしないとな。

「...今すぐやめないなら、本当に口利かないからね」

前途多難なトライアングル。
翻弄するのは彼らか私か。明日はどっちだ。


−−−−−−−−−−

彼ら3人は永遠にこんなことやってて欲しい。

2020.10.7

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