蜜柑色の憂鬱


「ツッキー!お疲れ!一緒に帰ろー!」

部活終わりの疲れているこのタイミングで、こいつの声を聞いていると更に疲れるのは何故だろう。

「お断りします」
「何で!?同じ方向じゃん!こんな夜遅くに女の子ひとりで帰ろって言うの?ひどいツッキー!」
「部活終わりで疲れてんのに、何で余計な疲れる要素を僕が増やさなきゃなんないの。あとその呼び方やめて」
「いやいや、女子マネージャーと帰れるんだよ?」
「...だから?」
「女子マネージャーと帰れるとか、男のロマンでしょ?田中先輩なら絶対そう言う」
「田中さんと僕を一括りにしないでくれる?それに相手も違うし。色んな意味で」
「どうせ清水先輩みたいに美人じゃないですよーだ!」

そう言って彼女は頬を膨らませて怒りだした。高校生にもなってそんな怒り方をするなよと嫌味のひとつも言ってやろうかと思ったが、余計に面倒なことになりそうなのでやめた。ただでさえ、ここしばらくなかなか疲れが取れなくて、悩んでいるというのに。
今さっき、男のロマンがどうとか言っていたけど、絶対田中さんや西谷さんが言っていたことを適当に引用しただけで、こいつにそんなものを理解する御大層な思考回路が備わっているとはとても思えない。

「はぁ...別に僕とじゃなくても、他に同じ方向の人はいるでしょ」
「私はツッキーに送って欲しいの!」
「...僕はみょうじの彼氏じゃないんですけど。あとその呼び方やめて」
「うん。でもツッキーに送って欲しいの。あとツッキー呼びはそろそろ承認してよ」

あっけらかんと僕に送って欲しい、なんて口にする彼女に頭痛がしてきた。

「...僕が君を送ってあげることで、僕に何のメリットがあるのさ」
「え?楽しい帰り道を提供できる」
「"疲れる"の間違いでしょ。いい加減にして」
「えー...今日もダメかぁ...。残念。じゃあ次回リベンジ!」
「次回とかやめて」

つれないなぁ、と言いながら眉を下げ、みょうじは少し困ったような顔を見せる。どっちかと言わなくても困っているのば僕の方なのに、なんでちょっと僕が罪悪感に駆られないといけないのだろう。理不尽だ。

「月島ー!みょうじー!帰んねーのー?」

蜜柑色の髪が揺れながらこちらにむかってくるのが見える。みょうじはその明るい声色に振り返り、聞いて聞いてと言わんばかりにやってきた日向に近づいていく。

「日向ー、今日もツッキーにフラれたのー」
「まじかー!次、次!また頑張ろうぜ!」
「よっしゃ、頑張る!」

そう言いながらハイタッチをする日向とみょうじに、胸の奥がザワっとなる。

あぁ、まただ。なんで僕がこんな気持ちにならなくちゃいけないんだ。

初めの頃は、女子に対してその言い方はどうかとも思うが、それこそ、煩い近所の犬くらいの認識だったのに。毎日毎日部活でしつこいくらいに僕を構ってきて、部活だけならいざ知らず、しばらくすると、昼休みや授業の合間の休み時間に教室にやって来てくるようになり、宿題を教えろだの、お昼を一緒に食べようだのと、僕の周りにずっと居るようになって。ずっと僕に付き纏ってきていたのはこいつの方だったのに、気付けば僕の方がいつしかこいつを気にするようになって、挙げ句の果てにはこんな蜜柑頭のチビに嫉妬までするようになってしまった。
これは悪い夢だ。そうでなくちゃ可笑しいだろ。こんなうるさい奴を僕が好きになるなんて。

「ところで日向、わざわざ呼びに来てくれたの?」
「あぁ!忘れてた!キャプテンが肉まん奢ってくれるって言うからさ!お前らも誘いに来た!」
「やった!さすがキャプテン!行く行く!ピザまんまだあるかなぁ...」
「俺は肉まん!月島も来るっしょ?」
「...まぁ、キャプテンがそう言ってくれてるなら行きますけど」
「じゃあ坂ノ下までは一緒に帰れるね!」

そう言いながら、嬉しそうに笑うみょうじ。そうやって誰にでも笑顔を振りまくような奴なんて、一番合わないタイプなのに、今の僕にはその笑顔さえも鼓動を少し早める材料になってしまっている。
傍目には、きっと彼女が僕を好きなように映っているのだろうが、そんなことはない。彼女が僕に抱いている感情は、僕が彼女にむけているそれとは、きっと違う。僕が今ここで、もし君を好きだと言ったら、君はそんなつもりじゃなかったのに、と言うんだろう。僕に構うのは、ただ自分と違うタイプだからだ。それを頭で理解しているのに、心はなかなか納得してくれない。

「よし、じゃあ行こうぜ!」
「うん!ツッキーも早く行こ!」

そう言って二人は子供のように駆け出した。仲良さげに並んで走る二人の背中に抱いた感情を、誰にも聞こえない程の小さなため息と共に吐き出した。

「日向じゃなくて僕の隣にいろよ...バーカ」






ただでさえ頭を悩まされているというのに、今週は同じ人物によって新たな悩みがもたらされている。

「ツッキー、昼飯食おう」
「...あぁ、うん」
「...今日は来るかな、みょうじさん」
「さぁ。来ない方が静かで助かるけど」

いつもなら山口が僕に声をかけてくる前にみょうじが僕のクラスのドアをガラッと開けて、ツッキーご飯食べよー!と喧しいことこの上ない誘いをしてくるのだが、今週になってからというもの、何故かみょうじ昼休みに一度も姿を見せない。

「どうせ部活で会うんだから、このくらいが丁度いいでしょ」
「...たまにはツッキーがみょうじさんのクラスに行ってみたら?」
「はぁ?なんで僕がそんなことしなきゃいけないの」
「べ、別にしなきゃいけない訳じゃないけど...さ」

僕が話をしたことは一度もないが、山口はどうやら僕のこの奇妙な状態を察しているようで、時折こんなふうに僕とみょうじの距離縮めようと、お節介を焼いてきたりする。

「...あっ」
「......何?」
「そういえば、こないだ自販機のラインナップ変わってさ、いちごミルクが入ってたんだよね」
「ふーん...」

山口がわざとらしく思い出したようにそう言うと、僕の方をチラッと見る。相変わらずわかりやすいというか、もうちょっと上手く出来ないのかこいつは。
つまりは、自販機に飲み物に行くという至極真っ当な理由をつけてやるから、僕にみょうじの所に行ってこいと、そう言いたいのだ。山口が僕にそんなお膳立てするなんて、ちょっとムカつくけど、こいつの渾身のアイデアだ。乗っかってやってもいいだろう。

「...じゃあ、ちょっと行って買ってこようかな」
「う、うん!頑張って!」
「...飲み物買いに行くだけで、何を頑張るのさ」
「え!?あぁ...いや...ほら!売り切れてたり...するかもだし...早く行かないと!」

目を挙動不審にキョロキョロと動かしながらも、早く行けと促す山口に、僕は何も言わずに教室を後にした。





別にあいつに会いたいとか、そんなんじゃない。ただ懐いていた近所の犬が突然姿を見せなくなったら、誰だって気にはなるだろう。どうせ部活で嫌でも会うんだ。気づかれないように確認だけして戻ればいい。

自販機に行き、山口に言われた通りにいちごミルクを買った。その足で、いつもは通らないみょうじのクラスに近い階段を上がる。階段を一歩、また一歩と昇る度に、別に今から告白しようという訳でもないのに、心拍がどんどん早くなっていくのがわかる。

だが、目的地に到達する前に、意外な形で彼女の姿を見つけることになった。



「で、日向。どう...!?」

彼女のクラスは2組だが、 1組の教室から聞き覚えのある声が聞こえてきて、ふと目をやるとそこには真剣な顔をするみょうじと、その向かいの席で何かを食べる日向の姿があった。

「俺は美味いと思うぞ!」
「ホント!?良かったぁ...」
「おう!胃袋掴むってやつだな!」
「ちょ、ちょっと...!改めてそういうこと言わないでよ...バカ!」

美味いと言った日向に対して、安心したように笑顔で良かったというみょうじ。誰がどう見ても二人が"そういう関係"だと思えるやり取りが、教室のど真ん中で繰り広げられていた。

あぁ、なんだ。そういう事か。だから僕のところにはもう来ないって訳か。それならそうと、みんなにそう言えばいいのに。と言うか、単純なあの二人がよく気づかれないで部活中過ごせているものだ、と一種の感動さえ覚えてしまいそうになるのが癪だ。
そんなことを考えながら、僕は今自分がどこに向かって歩いているのかよく分からなくなった。確実に分かっていることは、今心臓が物凄く痛くて、その痛みはいつの間にか育っていた僕自身の彼女への気持ちだけだった。







午後の授業もそのあとの部活も、何をどうして過ごしたのかよく分からないまま時間だけが過ぎた。コーチや菅原さんが大丈夫かと声を掛けてくれたが、まさか失恋しましたとは言える訳もなく、何もありませんとしか言えなかった。

「月島、マジで大丈夫か?」

部活が終わり、部室で支度をしていると、再び菅原さんに話しかけられた。

「はい。大丈夫です」
「そっか。まぁ無理に言えとは言わないけどさ、何か力になれることがあったら言えよ」
「...はい」
「鍵よろしくな〜」

じゃあお疲れ、と言って菅原さんは先に部室を後にした。部室には僕だけが残り、いつもはあんなに騒がしい部室がまるで違う場所のように感じた。
失恋を周りに気付かれるほど、僕はわかりやすい人間だったのか。そう思うと、僕もまだまだガキだなと笑えてくる。

「バカらし...帰ろ」

そう思って部室のドアを開けようとした瞬間、部室のドアノブは別の力によって動いた。

「あ!ツッキーここに居た!」

部室のドアを開けたのは、今一番顔を見たくない人物だった。

「......何」
「機嫌悪っ!!っていうか、いつもはもっと早いのに、どうしたの?何か今日は元気もなかったみたいだし」

どうしたの?それを君が聞くの?僕に?この単細胞が。馬鹿は日向と影山だけでお腹いっぱいだって言うのに。

「...君のせいでしょ」
「え...?」
「でもま、教室であぁいうのは止めといたら。見てるこっちが恥ずかしいから」
「ちょ、ちょっと待ってツッキー...さっきから何の話をして...」
「その呼び方やめてって言ったでしょ?あともう僕に一々話しかけないでくんない?」
「なに、急に...」

矢継ぎ早に言う僕に、何が何だかわからないという顔で、彼女は僕を見る。

「毎日周りうろちょろされて、いい加減うざったいし、好きな奴がいるならそいつのとこにだけ居ればいいでしょ。僕なんか構わずに、日向をずっと構ってやんなよ」
「何で、日向...?」
「別に隠すことないでしょ。昼休みに教室のど真ん中で堂々とイチャつけるんだから」
「昼休み...って、」

自分でその話題を出したくせに、何でそれを知ってるの?と言いたそうな顔をするみょうじを見て、さらに胸が痛くなった。バレた、みたいな顔するなよ。

「まぁ、馬鹿同士でお似合いなんじゃない?僕には関係ないけど」

そう言って、彼女をその場に残して部室棟の階段を降りる。
もうこれで彼女との奇妙な距離感も無くなるだろう。別に大したことは無い。どうせ僕のこの気持ちは山口しか知らなかったんだから。

日常が帰ってくる。それだけじゃないか。




「痛っ」

そう思った瞬間だった。後頭部に鈍い痛みが走り、その正体を確かめようと振り向くと、階段の上で涙目になりながら僕を睨みつけているみょうじが居て、僕の足元には、ラッピングされたケーキのようなものが転がっていた。先程の衝撃のせいか、形は歪になっている。

「ちょ...何、急に...」
「それはこっちの台詞だよ!この馬鹿!」
「はぁ!?」
「バカバカバカバーカ!!」
「ちょっと...全然意味わかんないんだけど」
「意味わかんないのは私の方だよ!散々まくし立てられて...日向が好きなことにされてるし!」

次は私の番ですと言わんばかりに、今度は彼女がまくし立てるように僕にむかって言葉を続ける。

「日向にじゃないよ!それは!確かに食べてもらったけど、味見で...」
「は...?味見?」
「...月島くんが、最近疲れが取れないって...言ってたから、甘いものでも差し入れようかなと思って...」
「...もっと味見役に適した人がいるんじゃないの」
「そこはツッコまなくていいの!!馬鹿!!」

顔を真っ赤にさせて、彼女の口から本日6回目の馬鹿が飛び出した。

「好きでもない相手に、毎日会いに行ったり話しかけたり、帰りに誘ったりするわけないじゃん...」

彼女の目に溜まっていた涙がぽろぽろ落ちていくのが、ここからでも見える。泣いているところを初めて見たからか、いつもとは違うその顔に、目が離せない。

「そんな頭いいくせに、何で私の好きな人、わかんないの...?」




彼女の言葉に、僕は衝動的に階段を駆け上がったが、それに気づいた彼女は、逃げるように部室へ戻り、勢いよくに扉を閉め、そして僕に追いつかれないように鍵をかけた。

「ちょっと...何逃げてんの。人に物投げつけといて」
「だって...こんな風になると思ってなかったんだもん!」

部室のドア越しに話しかけると、中からはやけくそ気味な返答が聞こえる。こんな風になるなんて、僕だって思ってなかったよ。

「...とりあえず開けなよ。そこに居たってしょうがないでしょ。どうせ学校から出なきゃいけないんだから」
「やだよーだ!」
「またそんな子供みたいなこと言って...」
「少なくともなまえちゃんは傷ついたんだからね!」
「それは...僕が悪かったよ」
「ふーんだ...わかる?好きな人に違う人を好きだと勘違いされてた私の気持ちが!」
「だから、謝ってんじゃん」
「しかも何かツッキー怒ってるし...」
「...何でそこの理由はわかんないの?馬鹿なの?」
「は!?ここに来て更に悪口とか、酷くない...?」
「それと、僕にケーキ投げつけたことに関しての謝罪はないわけ?」
「...ごめんなさい」

開けるのは嫌だと意固地になるくせに、そこは素直に謝るのか。さてどうしたものか。みょうじに聞こえないように小さくため息を吐き、ポケットに手を入れて上を見上げる。そして僕は思い出した。この状況を打開する"鍵"を、僕は持っていることを。

「ひとまず一回出て来なよ」
「だから嫌だって...ってわぁっ!!」

背後にあったドアの感覚が突如失われ、背中から部室棟の通路へ倒れ込みそうになるみょうじを支える。僕の方を見上げる彼女は、少し目が腫れていた。

「え!?鍵...何で!?」
「今日の鍵当番は僕ですけど」
「なっ...!?」
「君、仮にもマネージャーならそれくらい把握しておきなよ」
「...返す言葉もございませんね」

みょうじは僕を見上げながら、困ったような顔で笑った。そして今更ながら思う。僕よりもずっと小さいその体は、体重をかけていてもとても軽くて、細い。やっぱり女の子なんだなということを実感する。

「ヘぁ!?」
「何、その色気のない声」

肩を支えていた両手を離して、そのまま後ろから彼女を引き寄せると、みょうじは驚いて奇声を上げる。あまりにも彼女らしくて少し笑ってしまう。

「つ、きしまさん...」
「何」

腕の中に閉じ込められた彼女の表情は見えないが、耳が真っ赤になっていて、素直に可愛いと思えた。柔らかい髪に顔を近づけると、ほのかに石鹸のような香りがする。

「これは...その、どういうあれですか...」
「は?これでわかんないとか、ホント馬鹿でしょ」
「だ、だって、さっきは僕には関係ないって...日向とお似合いだって、言ってたじゃん...」
「この状況からあの言葉の意味くらい察しなよ」
「む、無理だよそんなの...私が馬鹿なの知ってるじゃん...」
「...イライラすんだよ」
「え?」
「だからっ、イラつくんだよ。...みょうじと日向が仲良くしてんのが。ここまで言えばわかるでしょ。いくら君でも」
「嫉妬ということですか...」
「...っ、言い直さなくていいから」

僕がそう言うと、みょうじは自分を引き寄せていた腕をゆっくりと解いてから、僕の方をむいた。その顔は気持ち悪いくらい幸せそうな笑顔で、見ているこっちが恥ずかしい。

「ねぇ」
「...何だよ」
「私は、好きだよ。月島くんのこと、すっごく好き」
「...恥ずかしくないの。そんなこと面と向かって真顔で言って」
「だって本当のことだから」
「...あっそ」
「月島くんも、言って」
「いや、もう言わなくたって、わかるでしょ」
「......わかんない。言って」
「今の間は何」
「ねぇ、言って?」

僕に近づいて、お願い、と上目遣いで言ってくるみょうじに、鼓動が跳ねる。こんな典型的な方法で、不覚にも他の男子と同じように反応してしまうなんて。
さっき後ろから抱きしめたんだぞ僕は。もう言ったようなものじゃないか。これだから馬鹿は困るんだ。一々言わないと察してくれないところが質が悪い。

「...好きだよ」
「うん!私も!大好き!」

彼女はそう言ったと同時かそれよりも速く、僕の方へ飛び込んできた。

「ちょ...いきなり抱きつくなよっ」
「いいじゃんツッキー。両想いなんだから」
「...暑苦しいからさっさと離れて」
「さっきはツッキーから抱きしめてきたのに?」

ニヤニヤしながら僕の方を見て指摘してくる彼女。完全に調子に乗っているこいつをどうにかして黙らせてやりたい。




「あれ?さすがのツッキーも反論でき」

彼女がそれを言い切る前に、生意気な言葉を吐くその唇を自身の唇で塞いでやる。薄ら目を開けていると、とても驚いて目を見開いていた彼女は、やがて僕に委ねるようにゆっくりと瞼を落とす。

「ちょ...っと...いきなりこれは...反則じゃないですか...」
「生意気なこと言うからでしょ」
「ツッキーの捻くれ者めー!でも好き!!」
「はいはい。あとその呼び方いい加減やめて」
「えー...そこはやっぱりダメなの」
「...なまえ」
「え...」
「君も同じようにしなよ」
「い、いいの...!?」
「...だって僕ら、付き合うんでしょ」

彼女は僕がそう言うと、今にも飛び跳ねそうな勢いでジタバタしながら、今まで見てきた中で一番幸せそうな笑顔を僕に見せた。色々と恥をかいたものの、この笑顔が見れたのだから、まぁその甲斐はあったのかもな、なんて思ってしまう僕がいる。きっとこれからも彼女はこの調子で、僕を無自覚に振り回しては、僕の心を突き動かしていく。厄介なものを手に入れてしまったという自覚はある。

「もうこのまま結婚して下さい!!蛍くん!!」
「うるさいよ。近所迷惑だから黙って」




それでも僕は残念ながら、そんな彼女が居る日々を、幸せだとか思ってしまうんだろう。

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1000Hits Anniversary企画リク第1段。
匿名希望様からのリクエストで、月島くん夢。
マネちゃんで部員に嫉妬する月島くんを、とのことで書かせていただきました!
喜んでいただければ幸いです。リクエストありがとうございました♡♡

女の子がツッキーに投げたケーキですが、その後二人仲良く一緒に食べました。
2020.10.24

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