あとがき


※ネタバレがありますので、未読の方はご注意下さい。

「大嫌いな同期と同棲することになりました。」を最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
本日更新の8話で、本編は無事完結となりました。ぱちぱちぱち。
焦凍くんの長編であるロマンティック・イミテーションと同時期に開始した長編でしたが、お話の設定がかなり細かかったことから、完結までに試行錯誤が多く、かなりタイムラグが生じました(土下座)。

爆豪くんとヒロインの喧嘩ップルな話が書きたい。というのがこのお話の始まりです。まぁ正確にいうと、ご覧の通り最終話までカップルにはならない訳ですが、どっからどう見てもいちゃついているようにしか見えないので、喧嘩ップルの話だと自分では思っています。

このお話のヒロインは、今まで書いたどのヒロインよりも強烈な性格の持ち主で、実際一部の読者さんからも、「ヒロインの性格がキツすぎる」と言われたこともありましたが、私個人としては、意地っ張りだけど不器用で可愛い、とても愛しいヒロインでした。とはいえ、彼女はたぶん、そこら辺の他の男子には手に負えないタイプなので、爆豪くんがいてくれて良かったね、と作者は娘を見守る気持ちで、今この後書きを書いています。

爆豪くんについては、ひたすらに「いい男」を目指して書きました。原作同様、相変わらず口は悪いですが、ヒロインの不器用さや弱さを理解した上で、常に先回りしていく才能マンっぷりを遺憾無く発揮していただきました。ちゃっかり家事情に踏み込んで、外堀を埋めていく戦法は、さすがとしか言いようがありません。口は悪いですが。
本編では、彼がヒロインのことを好きになった明確な理由や、その経緯については書いていませんが、一応設定は存在しているので、いつかどこかで番外編として書けたらいいなぁと思っています。

そんなこんなで、本シリーズは無事完結です。最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
皆様の心に少しでも残る作品となっていれば幸いです。

2021.10.06 すい

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