結婚することになりました。

今年のお正月に大好きだった小学校の先生から「結婚することになりました。」って年賀状が届いた。小学校を卒業したあとも年賀状と暑中お見舞いのハガキは毎年やりとりしてたけど、本当にびっくりした。
五年生と六年生のときの担任である松井先生はまだ若い先生で、お兄ちゃんのような親しみやすさがあった。悪くいえばなめられると言ったところか。実際に私含め、クラスのほとんどが友達感覚だった。そんな松井先生が結婚するなんて、なんか不思議。だけど、嬉しい。

結婚式呼んでくれるかな?なんて不安は見事に吹き飛んだ。
だって何人かの同級生と一緒にこの場にいてるのだから。松井先生はやっぱり生徒から慕われていたようで、さすがに小学生は親戚らしき子しかいなかったけど、私たちみたいに制服姿な中高生も何人かいたし、大学生くらいの人やもう少し年上の人もたくさんいた。まあ、大学生より年上の人は元生徒ではなくて友達かもしれないけど。
厳かな雰囲気の式が終わったあとは立食パーティーで、テーブルマナーとか何にも知らない私たちでも落ち着いた気持ちでいられた。
お嫁さん綺麗だね、って声をかけて、最近のこととか話したけど、主役の先生は忙しいみたいで、次々に声をかけられている。
私たちもおしゃべりしたり、ご飯を食べたりとそれぞれ楽しんでいた。主におしゃべりに夢中で、傾けたグラスが気がついたらからっぽだった。

「私、飲み物もらってくるね。何かいる?」
「ううん。ついてこっか?」
「大丈夫、ありがとう」

行ってくるね、と声をかけて友達の輪から外れた。

(20130926)


High Five!