幸村→夢主



「最近幸村くんに近づきたくない」
丸「何かあったのかよい?」
仁「夫婦喧嘩か?」
「違います。あのさぁ、幸村くんって……女子より女子じゃない?」
丸「は?」
「蝶よ花よと育てられた感じ…お花好きだし、詩集も好きって聞いたし…髪もふわふわしてるし、肌も白いし。隣にいたら私の女子力の無さが際立つというか」
仁「女子特有のあれじゃな?自分よりかわいい女の隣に立ちたくない」
「そういうのじゃなくて〜っ!!」
丸「(これ幸村くん聞いたらやばいなー男として見られてないってことだろ?)」
「なんか…悲しくなる…私…って女だよね…?」
仁「これを(女友達じゃなくて)男友達に話してる時点で女ポイントが減ったなり」
「う、うう〜」
丸「まぁまぁ。でもそれだけじゃないんだろ?」
「さすがブンちゃん…!なんか、なんかね。幸村くんに会ったら言葉の通りになるんだよ」
丸「言葉の通り?」
「帰ろうと思ってたのに気づいたらテニス部の部室にいたり」
丸「あー」
「家で勉強しようとしたのに気づいたらテニス部勉強会にいたり」
仁「あー」
「気づいたら…隣にいるし…」
仁「愛されとるのう」
「話聞いてた?」



2018/06/14