あなたを想う世界
++8++
「あ」
学校の帰りに本屋に寄り道した帰り道。
またもやあいたくない人に遭遇した。
しかも声だしちゃったじゃん!バレちゃったよ!
なんだろう、この遭遇率。何補正だよ!
コナン君並の事件ほいほいとかいやだなぁ。
こちらに気づいたコナン君に声をかけた。スルーとか不自然でしょ。
「江戸川君とこの間の刑事さん!」
「山本さん帰り道こっちなの?」
「日和ちゃんだったかな?こんにちは」
高木さんにこんにちはーといいながらコナン君に近寄る。
「本屋さんに寄り道したの」
と恥ずかしそうに応えると、その後ろから蘭ちゃんの声が。
その後ろでは高木さんが、この間のことを佐藤さんに説明している。
「コナン君のお友達?こんにちは、私毛利蘭っていうの。よろしくね」
「山本日和です。よろしくおねがいします」
あら、ちゃんとご挨拶できるのねと頭なでられた。
コナン君だって挨拶くらいするだろ。どちらも1年生じゃないが。
園子ちゃんとも挨拶してると、
後ろから千葉さんきた!
ハンマー男ってあれか、女の人でしたっていう・・・
米花公園かぁ。先に固めちゃうと警戒して近寄らないよね。
もともと警察はいたみたいだけど。
話の流れがわかっても意外とどうにもできないものだね。
そのせいで逃がしちゃうかもって思うと手が出せなくなる・・・
もっと頭がよかったら、犯人出し抜ける策とか練れたのかな。
もっと私がしっかりしていたら、死なずにすむ人もいるのだろうか・・・
「日和ちゃん?どうしたの?」
「蘭さん?なんでもないよ。ハンマーで殴るとか怖いね」
というか、佐藤さんたちを追っていったコナン君も戻ってこないし、
もう家に帰っていいかな・・・
蘭さんの手を少し引きながら話しかける
「ねぇ、もう、帰っていいかな?」
「そうねぇ。コナン君呼びに言って帰りましょうか」
なぜ彼女は私の手をひいているのだろう・・・
帰る場所ちがうじゃん!
「キター!推理クイーン園子!!」
ドアの外の廊下から丸見えなんだけど・・・
はぁ。見ないでいてやるか。目があったら気まずいし・・・
園子ちゃん声のコナン君の推理を聞きながら。空を見上げる。
・・・早く帰りたいなぁ・・・
「日和ちゃん?帰ろうか?」
蘭ちゃんがかがんで声をかけてくれた。
「もう帰っていいの?」
手をつないでマンションからでる。でも、多分家逆だよね・・・
私とは逆がわに歩き出した蘭ちゃんの手をそっと離す。
「私、家こっちだから。さよなら」
笑顔で手を振った。
「あ、行っちゃった」
「どうしたの?家に帰ったんでしょ?あの子」
不思議そうに首をかしげる園子と、そして、コナン君がいた。
「なぜだろう。手を離されるとき淋しかったの」
本当に不思議。なぜ離しちゃいけない気分になったんだろう・・・
「僕と同じクラスだからまた会えるよ」
そうだね。
最後は蘭ちゃん。
この注釈がなくてもわかるように書けたらいいな。
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