メインはオシュオン×リムレーン
命知らずのヒカセン♀(ミコッテ/固定名あり)があの噂を本人たちに聞くようです。
ミソロジー(暁月アラ)ネタバレ⚠️な話だけど、なんでかみんないるし普通にお茶会してるifルート
何が書きたいのか分からなくなったけど供養です。

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「ところでさぁ〜」
ある昼下がりのオムファロス。
光の戦士たちがエオルゼア十二神たちの願いを叶えたあと。星海へ還る予定だったが、留まってしまった為、時折訪れる光の戦士とお茶会をすることにしていた。
和やかな雰囲気でお茶会は進んでいた、が。光の戦士、ヴィーゼの一言に空気が張り詰めることになる。
「本当にオシュオンはメネフィナ様に鞍替えしたの? 」
シーンと静まり返る。光の戦士を膝に乗せていたアーゼマは言葉を理解すると「な、何を言い出すのだ、ヴィーゼ……」と震え出した。
オシュオン……もといデリックの姿の当の本人はお茶を吹き出しむせ込む。
ハルオーネ、サリャク、ニメーヤ、ビエルゴ、ナルザル、アルジクは呆然とし、ノフィカとメネフィナはくすくす笑い、ラールガーとリムレーンは大声で笑っていた。
「あははは!人の子たちの中ではそんな話になってるのかい!」
リムレーンは転げ落ちそうなほど大爆笑していた。メネフィナもだいぶ笑っていたが、落ち着くと口を開いた。
「あれはね、あくまで噂なのよ」
「えっ、そうなんですか」
ヴィーゼはしっぽをたてて驚く。すると爆笑していたリムレーンもやっと落ち着き、「はー…久しぶりに笑った」と笑い涙を拭きながら話した。
「確かにオシュオンに風呂を覗かれたことも事実だし、ソードを投げたのも事実だ」
「その後、オシュオンが顔を真っ青にしてわたくしの所へ避難してきたのよね」
「あ、それは本当なんだ……」
西ラノシアのヌシ釣りで有名なリムレーンズソードという魚の由来はそこから来ているらしい。
「いや……その……本当に誤解なんだ、俺がメネフィナの元へ行ったのは他の用事があってだな」
「あら、リムレーンの風呂場を間違えて開けたらすごく怒られたと泣きながらわたくしの元へ来たというのに? 」
メネフィナは通常どうりにこにこと笑って話す。デリックは「あぁぁぁ本当にあれは事故なんだ!!」と悶える。
傍らで「我らが判じようぞ……」とナルザルが口を出したのも言うまでもない。
アーゼマは膝に乗せたヴィーゼに「もうこれ以上この話を広げぬ方がよいぞ」と撫でていた。ヴィーゼもさすがに反省したようで罰が悪い顔をしていた。
「わたくしはみんなを愛しているわ。誰か一人と言う訳ではなく、みんなを」
「と、とりあえず俺はメネフィナに鞍替えしたという噂はもう取り消せないかもしれないが、ヴィーゼだけはこの真実を知っていて欲しい」
「わ、わかったぁ…」
雰囲気が少し悪くなる発言をしてしまったことを後悔したヴィーゼはアーゼマに撫でられて落ち着いたようだった。
それからは場を持ち直し、楽しい時間を過ごしてオムファロスから帰って行ったヴィーゼを見送り、各自解散した。
リムレーンも風の神域に戻ろうと背を向けると「リムレーン」と声をかけられる。振り向くと人の姿から本来の姿へ戻っていたオシュオンだった。
「少しいいか」
「なんだい、さっきのことを気にしてるってんなら別にいいさ」
「……その事に関してだが、俺は放浪神だからそういう誤解をされかねない」
リムレーンは呆れた顔で首を振っていたが、オシュオンの真剣な顔を見れば、なんだい、急に真剣な顔してととりあえず話を聞く。
「だが……リムレーンはいつも俺の事を待ってくれている。だから俺は旅に出ることが出来る。同じ風の神域の神として、見送り、背中を押してくれる。それが何よりもありがたいんだ」
オシュオンは自分の胸に手を当て、胸の内を語る。リムレーンは口角を上げると、
「当たり前だろう、航海には風が必要なんだ。アタシらは旅に出るやつらの進む術を与える役目なんだよ。アンタだって昔からそうだったじゃないか。恋人であるアタシを置いてでも旅に出る。まだ見ぬ世界を見るために。でもその姿がアタシは好きなんだ。だからいつまでも待つ。必ず帰ってくるって、信じてるからさ」
オシュオンは驚いた顔を見せる。対してリムレーンはニッと笑う。
「メネフィナに浮気したなんて誤解だって知ってるさ」
「リムレーン……」
「もう気にする必要はないよ。アタシは許してるんだ」
リムレーンは再び背を向ける。
「帰ってこない方がずっと寂しいからさ、たまには顔を見せな」
と言うと水の泡と共に消えた。恐らく自分の領域へ戻ったのだろう。オシュオンは目を閉じると光が纏い、それは小さくなるとデリックの姿になった。
「……行ってくるよ。でも、ちゃんと戻ってくる」
小さな友人が駆け寄ってきて肩に乗る。「ウキー!」と元気よく鳴くと、デリックはオムファロスを出た。

そして、まだ見ぬ出会いに期待を寄せて。
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