『ヒロシ!? ハウリングブレードが──……』
ヤーナからの焦った様子の通信に光の戦士と呼ばれた男──ヒロシは急いでアルカディアに向かった。

アルカディア闘士控え室に駆け込むと、ヤーナだけでなく、ダンシング・グリーンもそこに居た。そして、背を丸くして縮こまっている後ろ姿に見覚えはあった。
だが、その男から生えているしっぽが異常に大きく──
「どうしたんだ、それは」
ヒロシは息を切らしてたずねる。するとヒロシの声に反応したのか、それはゆっくりとこちらを振り向く。
確かにハウリングブレードことレザラだった。だが、それはいつもの彼ではなかった。
綺麗な金髪が半分近く黒く染まり、ヘイザ・アロ族が持つ物より明らかに大きな耳としっぽ。何より白目の部分が黒く染まった、いわゆる反転目という状態であった。
「なんで来た……」
「いや、呼ばれて来たんだが……」
ガルルルルと威嚇するレザラは猫というよりもまさに狼だった。
「この前無茶して、フェンリルの力全部取り込んだら副作用か知らねえけど……」
「魂蝕症とはまた違うみたいだけれど、変化した姿の特徴がそのまま残っちゃったみたいで」
「……うるさい、どうにかする。だからお前は帰れ」
いつものレザラとは違い、余裕が無いようだった。情けない姿を見られたと思っているのか、ずっとヒロシに対してだけ威嚇するように牙を見せていた。
「……ヤーナ、ダンシング・グリーン」
はぁとため息をついたヒロシは2人の名を呼んだ。
「あとはどうにかする」
その言葉に2人は安心したようだが、レザラはまた唸っていた。
「すまない、私たちも試合があるから……」
「まあとりあえずゆっくり休め」
な、とレザラの肩を叩き、2人は闘技場に向かっていった。
2人残されたヒロシは睨みつけるレザラに近づく。
「帰ってくれ」
「やだね」
「噛むぞ」
「いつものことじゃねえか」
レザラに上着をかけるとひょいと軽々しく姫抱きする。なっ!?と驚き、離せだの下ろせだの暴れるレザラの口を塞いだ。急な出来事に目を丸くして黙りったレザラを見て
「可愛い」
そう呟いて微笑んだヒロシ。レザラはみるみるうちに真っ赤になるとほっぺたを長い爪で引っ掻いた。
「うるさい! 」
「いって!! 」

◇◇◇

その後もやいのやいの暴れるレザラを宥めながら居住区にあるレザラの部屋までやっとたどり着いた。
部屋に下ろすなりダッシュで走り出し、寝室の布団に丸くなった。ヒロシは困ったように笑えばゆっくり近づき、布団の山をトントンと叩く。
「レーザーラーくーん」
「うるさい」
「可愛い〜」
「うるさい! 」
布団の中からくぐもった声で返答する。そのマメさが可愛くて笑いが漏れた。
「なーに怒ってんの」
布団を捲ろうとすればすかさず手で抑えられる。
(本当に猫だな……)
と思いながらからかうように場所を変えて捲ろうとする。
「帰ってくれ」
「やだよ」
「……」
強情にも帰れと拒否の言い合いを繰り返していたが、先に諦めたのはレザラだった。ヒロシはチラリと布団を捲る。すると抵抗することもなく、レザラの顔を拝めた。だがその目はギッと睨みつけている。
「……なーに拗ねてんの」
ほらおいでと腕を広げるとのそのそと近寄り抱きついた。そしてギリッと背中に爪を立てる
「痛い痛い痛い痛い痛い」
服越しのはずなのにめちゃくちゃ痛い。本気で爪をたてられギブを連呼した。レザラは少しだけ力を緩める。
「こんな……」
「ん? 」
「こんな情けない姿なんか、幻滅するだろ……? 」
「誰が」
泣きそうな声で問いかけられたが即答するヒロシ。背中をトントンと優しく叩きながら宥める。
「キミが」
「んなわけないだろ」
「……こんな、中途半端な姿で」
「見慣れないからこそ新鮮つーか……別に嫌とかじゃねえよ? 」
「本当に? 」
不安そうにしっぽが揺れる。硬そうだがふわふわと揺れるしっぽをつい触りたくなった。そっと手を伸ばし、優しく掴む。
「んっ」
レザラは甘い声を出した。
可愛い。そんなことを考えながら根元から先までゆっくり扱く。
「んっ、ふっ……」と吐息を漏らす。気持ちいいのか、無意識に股間を擦り付けてくる。
(あーーーーー……ぶち犯したい)
などと理性が吹き飛んだヒロシは扱く手を止め、しっぽの根元を軽く叩き始めた。
「ふぁっ、あっ、まっ、て! 」
リズム良く軽い音をたててしっぽの根元を叩けばビクビクと震える。気持ちがいいのか、ヒロシの太ももに擦り付ける股間が膨張している。
トントントントン
「あっ……♡あぁっ……! 」
しっかりしがみついて離れない。甘い声はさらにうわずり、ビクビクと全身を震わせた。
「イクっ、イっ……♡」
ビクビクと震え、股間がより熱くなった。下着の中に射精したのだろう。じんわりと湿った感触がこちらにも伝わる。
はぁはぁと息を切らして目をとろんとさせたレザラは完全に甘えていた。
先程までのツンデレはどこへやら。
「するか? 」
その問いに間を開けることなく頷いた。

2人とも全裸になり、レザラの部屋に常設してあるスキンと潤滑油を取り出して、潤滑油を指につけると対面に座ったレザラの秘部に塗り、指を入れる。
「あっ」
「締め付けんな」
指を1本入れただけできゅうきゅうと締め付けてくる。
先程イった余韻もあるのだろう。
「むり……っ」
「慣らさねえと入んねぇぞ」
「だって、気持ちよくて……」
余裕がないレザラはもうデロデロだった。事が終わればまたツンツンに戻るのだが。
「レザラ」
普段よりも大きくなった耳元で名を呼ぶとビクッと肩を揺らす。
「どこがいいんだ? 」
そんな意地悪を言いながら指を増やし、くちゅくちゅと音を立てる。
「あっ、奥…もっとっ」
わざと入口で抜き差ししているので物足りないレザラは自ら腰を振る。
「奥ってここか? 」
さらに指を中に入れるが、わざといい所は外して触る。するとうーっと悶えながら「意地悪しないでくれっ」と泣きそうな声で呟く。
「だって触ったらイくじゃねえか」
「い、イかない」と謎の反論をするが、恐らく堪え性がないのでイくのは知っている。
「なぁレザラ」
わざといい所を触らないように抜き差しする指に「やだ」と腰を振るレザラ。ヒロシはS心をくすぐられ、こう問いかける。「もっといいもん欲しいだろ? 」と。
「欲しいっ…」
「何が欲しいんだ? 」
「…っ、それ、言わせるのかい」
ムッとしたレザラは顔を見合わせて睨みつける。だがそれと同時に指を抜かれた為、刺激が足りず、仕方なく言うしか選択肢はなかった。
「……キミの、ものが欲しい」
「ほう? 俺のナニ? 」
「〜〜〜〜〜〜〜っ!! 」
「ちゃんと聞きてえなぁ〜」
ニヤニヤしながら言うヒロシに対して真っ赤に頬を染めながら「き、キミの、おちんちんが欲しい」と小声で呟いた。
「どこに? 」とさらに問いかけて来たので眉間にシワを寄せ、「ボクのおしりに! 」と半分自暴自棄に口にすれば「よく出来ました」と口付けられ、ヒロシの物にスキンをつけた後、ぐっと尻肉を広げて先っぽを宛てがう。
「力抜けよ? 」と声をかけるも、中に入るなり、強く締め付けてくる。
「あっ、あぁっ……! 」
「レザラっ」
キツすぎるってと言うがレザラは指よりも太いものに夢中だ。仕方なくねじ込むように奥へ進めば大きな声で悶える。
「う〜〜〜〜♡」
「ったく、お前は! 」
突き出された胸の突起に甘噛みし、時々吸い付けば声を出す。
「それすき♡もっと、して、くれぇ♡」
ヒロシがレザラの乳首に吸い付けば自ずと腰を振り出した。ぱちゅぱちゅと音をたててレザラの中を犯す。
「はぁ、んっ、ふぅ…♡」
「へんはい」
「キ、ミに言われたくないんんっ♡」
反転目になった瞳はすっかり蕩けていた。まさに目に♡が浮かぶくらいに。
チュウチュウと吸い付く後頭部を優しく包み込むレザラ。ヒロシは空いた手で再び根元を叩き始める。
「あっ、それはっ! 」
流石に焦りを覚えたのか、手を止めようと後ろ手に回したが、その手をもう片方で遮られる。
下から突き上げつつ、胸に吸い付き、おまけに腰を刺激されることは刺激が強すぎる。
「あっ、あぁっ♡おかしくなるっ、きもちいい♡おっ♡いぐっ、いっちゃう♡」
ヒロシは夢中で音をたてて胸を吸い上げた。
「おっイく♡イく♡イっ〜〜〜〜〜〜!♡」
敏感なところを責められ、派手に白濁を飛ばして絶頂する。だが、ヒロシは腰を止めるつもりはないようだ。
「いっ、たばっかぁ♡あんっ♡」
下からの揺さぶりは止まらず、イった余韻に浸る間もない。強い刺激に抱きついた。
じゅるっ、じゅっ、じゅっ
「きもちいい゛♡おかしくなる♡お゛っ♡」
パンパンと激しく突き上げられ、いい所を擦られ、目の前が真っ白になった。
黒目になったレザラは舌を出して喘ぎ続ける。
「イぐっ♡イぐっ♡いっ、あっあぁぁぁぁぁぁ♡」
びゅるるるっと3度目の射精をすると同時にヒロシも限界が来たのかスキンの中に脈打ちながら白濁を吐き出した。
はぁはぁと互いに息を切らし、落ち着いたのかズルっと抜かれただけでも十分な刺激だった。
力が抜けたレザラは後ろに倒れる。だが布団の上のためぼふっと音を立てた。
ヒロシは白濁を出したスキンをこぼれないように取り、口を結んで捨てると、再びスキンを自身につけた。

「ふぇっ」

まさかの事にレザラは2度見する。そして力が抜けてる足を大きく広げられ、
「まだ終わんねえよ」とニヤリと笑った顔が恐ろしく顔面蒼白で「嘘だろ!? 」と大声を出した。


次の日、元通りに戻ったレザラは散々抱き潰され、ヒロシに対して一切口を聞かなかったという。
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