新月下のγ星(下)


「真月くん。」
図書館での出来事があってから●●は真月に対して明らかに距離を取っていた。それは真月も同じであった。挨拶などはすれど、会話という会話はなんとなくしないでいた。教師からプリントの回収をお願いされることがあった際も、真月にだけは声を掛けないように気を使っていたし、真月も声を掛けられることがあるのを予測して先に遊馬に渡していたりしていた。ここ数日、どことなくお互いに触れてはいけない感覚だけがあった。そんな最中に●●が声を掛けてきたのだ。
「何ですか?」
いたって普通にいつも通りの真月零で返した。にこっと笑ってみたりもした。●●もいつものように笑顔で「放課後渡したいものがあるんだけれど」と言った。また教師から何か渡せと言われたのか、と考えながら「もちろん!」と元気よく返した。
放課後になり、遊馬たちが一緒に帰ろうと言ってきたがやんわりと断る。遊馬が「またお前何か悪いことしたんだな!」と恒例のように言ってきたので「まあそんなところです」と適当に返した。遊馬たちが笑って真月に手を振る。遊馬たちが教室に残っていた最後だったため、すぐに真月ひとりだけの静かな教室になった。廊下からは他の生徒たちの会話と、外からは部活動に励んでいる生徒の掛け声がする。
●●から「すこし用事があるから教室で待っていて」と言われ、特にすることもないので、窓を開け校庭を眺めるとサッカー部の練習が目についた。マネージャーなのか体操着を着た女子生徒がひとりで何個もボールが入った籠を重そうに運んでいる。その女子生徒に気づくとたくさんの部員たちが取り囲み、ボールを受け取っていた。その中に一人やけに軟派な男がいる。やたらとその女子に肩を回し、手を握り、白い歯を輝かせ、話しかけていた。やんわりと距離を置こうとしているのが傍目から見ていてもわかるのだが、その男子は気づいていないらしい。真月は心の中で「キモ」と悪態を吐き、舌を出したところで、振向いたその女子と目が合った。●●であった。
いつもクラスでも、何でも屋として動いているがまさか部活動にまで駆り出されているとは思わなかった。その女子が●●だと知り、会話に耳を澄ませてみると何度も「お気持ちは嬉しいのですが」「ほかに約束があるので」とあくまでもお淑やかに拒否をしているのが聞こえてくる。男のほうも必死に「このままマネージャーになってよ」「今度ランチでもどう?」と口説いていた。
真月はすうっと大きく吸い込んで「▲▲さーん!!」と叫んだ。●●はもちろん校庭で部活をしていた生徒たちが一斉に真月のほうを向いた。軟派男も驚きながら真月を見る。真月はニコッと笑いながら皆の目線など気にせず手を振っている。
「先生が!! 呼んでますよ!!」
真月の言葉を聞き、●●は強引に軟派男を剥がす。先生に呼ばれているなら仕方がない、とわかりやすく落ち込んで見せた。そして●●が「急がなくては!」と言ったところで、ほかの部員たちが急いでいるならと籠を代わりに受け取ってくれた。●●はその好機を見逃さず、真月の元へと走った。もしかして助けてくれたのか、と●●は思う。しかしいつも遊馬たちといる真月からは想像ができない行動である。普段はトラブルメーカーで余計なことをし、あの遊馬からも怒られ、デュエルも弱く、ヘタレな印象のある男子であるのに。どちらかと言えば今の行動は図書館で見てしまったやけに大人びたほうの真月だ。
発車時刻ギリギリで飛び乗った電車のように体操着姿のままで教室に入ると、真月がひとり窓際で立っていた。
「真月くん、」
息を切らせたままで、●●は真月の名前を呼んだ。真月は窓とカーテンをしゃっと閉め、振り返る。
「大丈夫ですか?」
真月は優しく微笑んで言った。一度小さく●●は頷く。
「助けてくれたの?」
「良かれと思って。」
気恥ずかしそうに頬を掻きながら真月は言った。走ってきて息が上がっていたが、息が落ち着いてきた頃合いに●●は「そういえば」と自分の机に向かい、中からファイリングされた紙を取り出した。もはや冊子になっているその紙を見て真月はやはり教師から何か渡すように頼まれたのか、と思う。しかし受け取った表紙には『真月くんのデッキ(案)』と書かれていた。それで真月は、そういえばデッキを作ってほしいと言っていたのだったと思い出す。●●から最近デッキについての会話もあまりされないからかすっかり忘れていた。
軽くぺらぺらとページをめくると星座をモチーフにしたテーマの《セイクリッド》のデッキ構成が書かれてあった。属性は光属性で統一してあるものの、種族は戦士、獣戦士、魔法使いなどと幅広い。属するモンスターは、そのほとんどが召喚に成功した時に発動・適用される効果を持っている。また、それらにはサーチや手札からの特殊召喚といった、召喚補助系の効果が多く見受けられた。
「どうかな?」
●●が真月の様子を伺うように聞いた。目の前の真月は何度も確認するようにページを行き来している。
「どうもこうも、」
真月は一度言葉を区切り「ガチじゃねーか」と呟いた。呟いた後もデッキの回し方が書いている紙を食い入るように見ている。どこのページを見ているのかと●●が真月の隣に行くと《セイクリッド・カウスト》のページであった。獣戦士族、フィールドの《セイクリッド》モンスター1体を対象として発動することが出来、レベルを1つ上げるか下げるか選ぶことが出来る。しかも1ターンに2度まで発動できるため、簡単にエクシーズモンスターを召喚することが出来るカードだ。
このカードが要か、と真月は思う。するといつの間にか隣に来ていた●●がすっと2枚のカードを真月に手渡した。
「何だよ、このカード。」
受け取ったカードは《セイクリッド》のテーマではないカードであった。《炎舞えんぶ−「天璣テンキ」》と《暗炎星あんえんせい−ユウシ》の2枚である。
「テーマには合わないんだけど《セイクリッド・カウスト》は獣戦士族だからシナジーが良くてマジおすすめ!」
炎舞えんぶ−「天璣テンキ」》は、発動時に獣戦士族下級モンスターをサーチできる効果と申し訳程度に獣戦士族を全体強化する効果を持つ。
暗炎星あんえんせい−ユウシ》は、戦闘ダメージを与えた時に炎舞1枚をデッキからフィールドにセットする誘発効果、そして炎舞1枚をコストにモンスターを破壊する起動効果を持つ。
「《炎舞えんぶ−「天璣テンキ」》は2、3枚入れてもいいと思う。《暗炎星あんえんせい−ユウシ》は1枚入れるかどうすっかなあ、みたいな。」
「ああー、確かに。」
受け取ったカードを見つつ、真月も同意する。レベルの変更ができるので《セイクリッド・カウスト》は常に手札に入れておきたい。となれば、《炎舞えんぶ−「天璣テンキ」》は複数枚デッキへ入れていてもいいだろう。《暗炎星あんえんせい−ユウシ》も入れるかと言われれば。その分もっと強力な罠カードや魔法カードを入れてもいいと思ってしまう。しかし《炎舞えんぶ−「天璣テンキ」》の欠点なところが永続魔法のため常にフィールドに居座ってしまうことだ。そこをうまく使えるもの《暗炎星あんえんせい−ユウシ》もメリットである。実に悩ましい。真月は2枚のカードを鞄に閉まった。
「ちなみに私は入れちゃうタイプ。」
「悪かねェが、入れても1枚だろって思うと微妙じゃね。」
「このカードが好きだから、魔法罠ゾーン開けたいんだよね。」
ページを数枚捲り、《神星なる領域セイクリッド・ベルト》と書かれたページを出した。永続魔法、このカードがフィールド上に存在する限り、光属性モンスターの効果の発動は無効化されない。という効果のカードであった。
「無効化されないっつーのは強いが、あくまでもモンスター効果の発動だけで、効果そのものを無効にする効果には対応できないってことだろ?」
「そーなんスよ!さすが真月零くん! 《スキルドレイン》とかは無意味なんだよねェ〜。」
あはは、と●●は真月の背中を強引に叩く。「痛ェな!」と真月が唸ったことで叩くのをやめた。
「今日はそっちの真月くんなんだね。」
「あ?」
●●の発言に真月は内心はっとする。先ほどまでは真月零をうまく演じられていたと思ったのに、頼んでいたデッキが思った以上にきちんと作り込まれていたもので驚きを隠せず、素で対応をしてしまっていた。図書館でも思わず苛立ちから素を出してしまったが、これでは計画に支障が出るかもしれない。きつく一度脅してやってその後記憶を消すか、と口角を上げた真月と同時に●●は口を開いた。
「私はそっちの真月くんのほうが好きだよ。」
「は、」
真月は頭の中に爆弾を投げ込まれたかのように、閃光と爆音が襲った。一瞬にしてその爆弾で真月が真っ白になり何も聞こえなくなった。口を開けたまま数回瞬きをして、やっと「そうかよ」という言葉が出た。何が起きたのかわからなかった。
「なんでいつもキャラつくってんの?」
にこにこと笑いながら●●は続ける。
「それはお前もだろ。」
「あちゃー、バレてましたかー!」
舌を少し出してアニメのキャラクターのように頭を掻きながら●●は言った。
「だって演じてたほうがラクじゃない? 内申点良かったらいい高校にも行きやすいし。」
あっけらかんとした実に単純な答えが返ってきた。「くだらねェ」と極度に感情を押し殺した、泥の底から湧くような声で真月は呟いた。やけに低く呟いた真月に●●はどきりとすると、体操着の裾を直しながら「二人の秘密だね」とにかっと笑った。二人の秘密、ね。真月はくつくつと喉の奥で嗤って●●の頭に手を置く。
「え?え?」
明らかに挙動がおかしくなり、●●の顔が真っ赤に点火した。真月に撫でられているような状況に思え、点火された顔から血管の導火線を下り、体中が熱くなる。デッキ案を渡して褒めてくれるのかと思ったが、頭に手が置かれたっきり真月の手は動かない。真月の顔を見ると図書館で見た時と全く同じの、どこか悲しそうな怒っているような静かな炎に焼かれているような顔であった。
ほんの数分のことであっただろうに、真月の手が自分の頭に触れているのがとても恥ずかしくてたまらない。先ほどサッカー部の手伝いをし、走ってここまで来たのだから汗だってかいている。汚いし、においがするかもしれない。●●はそっと頭の上に置かれている真月の手を掴む。退かしてほしいという意味を込めて掴んだが、真月は何も言わず退かそうともしない。小さく「あの」と、どうにか伝えてみるも、真月は何度か瞬きをするだけ。いつまでこの状況が続くのかと思った矢先に真月が口を開いた。
「俺も、」
頭の上の手に少し力が入った。髪の毛が擦れくしゃりとした音がする。やけに真月の手が熱い。
「そっちのお前のほうが好きだぜ。」
ぼんっと●●の心臓は音を立てて爆発した。驚きの声すらも出ることもなく一瞬で真っ白になった●●からは記憶も一緒に飛び散ってしまった。だらりと●●の身体は力なく崩れる。それを片手で難なく真月は支えると、もう片方の手で持っている『真月くんのデッキ(案)』を手品のように燃やした。黒く燃え上がる炎はこの世界のものではない。真月の燃やしたい対象だけを燃やし、燃えカスも残らず消え去った。●●の記憶も真月がデッキを頼んだ辺りから消した。
自分自身のこと、学校、友人、転校生・真月零のことはきちんと覚えているだろうが、ここ数日の真月関連の出来事や、考えていたであろう《セイクリッド》デッキのことは忘れているだろう。もちろん素の真月のことも。せっかく自分を偽ってまで●●が考えたデッキはすべてこの世から抹消されてしまった。
だらりと動かなくなった●●をどうにかしなけければならない。適当に理由をつけて保健室に連れて行けばいいか、と真月は軽々と●●を横抱きにして教室を出た。悪夢でも見ているのか眉を顰め●●が小さく唸った。無駄な時間ご苦労さん。


教室中が読書週間の話題で持ち切りな中、久々に●●は登校した。
「ちょっとぉ、●●体調大丈夫なの?」
「心配したぜ!」
小鳥と遊馬たちが●●を取り囲んだ。●●は数日入院をしていた。サッカー部の手伝いをしている最中に倒れているところを真月が発見し保健室へ運んだ、とのことだった。学校に救急車が来た・ということでちょっぴりとした事件になっていた。
「心配かけてごめんなさいね。」
●●は小鳥と遊馬に、にっこりと笑って見せた。隣に真月を見つけると●●は真月の右手を両手で握り締めた。この行動に真月の頬がみるみる紅潮する。
「真月くん、本当にありがとう。」
「いえいえ!そんな! 良かれと思ってしたまでで。」
「重くなかったかしら?」
「とんでもありません! 羽根のように軽かったですよ!」
赤くなった頬を掻きながら真月は、はにかんだ。しかし心の中では「俺が犯人でーす」と嗤っている。そんな真月を知る余地はないので●●は何度も何度も頭を下げる。
「本当にありがとう。疲れが溜まっていたみたいで。記憶も混濁してるのよね。」
「それは大変でしたね。どうぞ無理はしないでくださいね。」
心底心配している顔を作り、真月は●●に握られていない左手を●●の手に重ねた。びくりと●●の手と身体が跳ねた。咄嗟に真月が手を放すと「ごめんね」と静かに●●は言った。「いえ」と笑顔で返す真月の後ろで遊馬が何やら忙しくごそごそと机とその周りを漁っている。何事かと●●と真月が遊馬に近づくと「あれ〜?」と何かを探しているようであった。
「遊馬くん、どうかしたんですか?」
真月が首を傾げながら言った。●●も「どうしたの?」と遊馬に言う。
「本、失くしちまったんだよ。ほら、今週から読書週間じゃん!」
真月は「ああ」と納得したように頷いた。そしてその本は昨日の放課後に借りたばかりのはずだ。次の日(つまり今日)に使うことが確定しているのだから借りた後に教室に置いておこうとしたところで遊馬が「借りたから安心してデュエルできるぜ!」と図書室から駆け出したところまで思い出した。
小鳥が「ほんとにバカなんだから!」と遊馬を叱る。「絶対持って来たんだって!」と遊馬は汗をかきながら椅子の下や服の中まで探している。●●が「何か貸せる本あるかしら」と呟きながら自分の机に向かった。真月は●●が読むような本はきっと遊馬は読めないよな、と考えつつ「僕の本貸しましょうか?」と言った。
「それじゃ、真月が読むのなくなっちゃうだろ!」
遊馬の顔には「ラッキー」という文字が大きく書かれているがまだ良心が残っているのか抵抗はしている。きっとこの後、優等生の●●が何冊か貸すはずの本を持ってくるからそれを自分は読めばいいと高を括り、「全然大丈夫ですよ!」とパフォーマンスを含め勢いよく自分の鞄から本を取り出した。その際に2枚、見覚えのあるカードがひらりと落ちた。
炎舞えんぶ−「天璣テンキ」》と《暗炎星あんえんせい−ユウシ》の2枚である。遊馬に見つかるとすぐに新デッキだデュエルだ、と騒ぎ出しそうだったので秘密裏に、床に落ちたカードを真月は1枚拾う。しかし、もう1枚はすこし遠くへ滑って行ってしまった。めんどくせーな、としゃがんでそのカードに手を伸ばすと自分ではない誰かの手が先にカードを拾いあげていた。やはりその手は●●であった。●●もしゃがみながら「これ真月くんの?」と綺麗に微笑んでそのカードを手渡す。
「あ、ああ! すみません!鞄から飛んじゃったみたいで。」
●●から受け取りながら、真月は小さな棘を踏んでしまったような痛みを覚えた。急にしゃがみ込んだ真月を遊馬が何事かと見に来たので、すくっと真っ直ぐに立ち「本どうぞ!」と変に大きい声で渡した。「サンキュー!」と上機嫌に小躍りをしている遊馬をにこにこと作った笑顔で真月は見ていた。すぐに●●は、真月が自分で借りた本を遊馬に渡したのだろうと理解する。
「真月くん、読む本はあるのかしら?」
●●の発言に真月は「待ってました!」と心の中で満面の笑みをつくる。大袈裟に眉を下げて「いえ、実は」と口ごもらせた。●●はそれを聞いて「遊馬くんに貸すつもりで何冊か持ってきたから」と真月の机の上に数冊の本を置いた。一番ページ数が少ないように見えた『エクシーズのすべて』という本を選び、手に取る。すると●●の顔がみるみる笑顔になり、親指を立てた。
「その本、エクシーズ召喚についてわかりやすく説明してくれてるからマジおすすめ!」
「え、」
優等生としてお淑やかに振舞っているいつもの●●が居なくなった。●●は眩しいほどの笑顔で、グッドサインを出したまま固まっている。真月も思わず声が漏れてしまった。まるであの放課後のような、気さくであけっぴろげな性格の●●が目の前に居た。固まってみるみる青ざめていく●●だが、幸いなことに教室中が今日から始まる読書週間の話題で持ちきりであったためこの異変に気付いているのは真月と●●の二人だけのようであった。
●●は明らかに動揺しつつ、目をぐるぐると回し「あ、いや、えっと、」と静かに独り言を繰り返している。真月は消したはずの記憶が蘇ったのかと内心どきりとしたが、そういうわけじゃないとわかると余裕から綺麗に笑みを作ることが出来た。それと同時に朝のチャイムが鳴り響き、クラスメイトたちが自分の席へとぞろぞろ戻っていく。
固まっていた●●も席に戻ろうとすると「やっぱり、」と小さく真月が言ったのが聞こえたので、何がやっぱりなのかと首を傾げ、●●は真月の目を見る。しかし「なんでもありません!」と綺麗にころころと笑う真月は、●●から受け取った本を持ち、自分の席に着いた。なんでもないならいいか、と先ほどの失態を噛み締めながら●●も自分の席へと着いた。
ほどなくして右京が教室へと入って来て朝礼が始まった。いつもの長い右京の話が始まると真月は急につまらなくなり、●●から借りた本を開く。やけに開きやすかったページの間には、栞代わりに《神星なる領域セイクリッド・ベルト》のカードが挟まれていた。そして《セイクリッド》デッキを作ろうとしたであろうメモ書きも一緒に挟まっている。そのメモの端に「真月くんっぽい!」と優等生の●●らしい星座のように綺麗に揃えられた文字が書かれていた。月の出ていない真っ暗な闇夜でも星座はきらきらと輝いている。どうにも俺には似合わない。




◎某突撃デュエカで真月がセイクリッド使っていることに驚いて書きました。えんぶてんき使っているのもガチだなあって思って調べると、なんと天璣テンキは北斗七星を構成する星の1つであるおおぐま座のγ星「フェクダ」の中国の呼び名であることが判明。ベクターの名前の由来らしいと聞いていたので運命を感じずにはいられなかった。





花束