ちょっとフケん?と聞かれて、私は何の躊躇いもなく彼の後に続く。ポケットティッシュがカーディガンのポケットでカサカサ言っている。
私は三年になってから転校してきたので、四天宝寺中の制服でなく、以前通っていた中学の制服を着ている。
彼はどこから手に入れたのか、屋上のドアを恐らく合鍵で開けた。心地良い風が吹いていて、太陽がキラキラ眩しい。定位置である屋上の給水塔のかげに、彼はまっすぐ進む。
「さて」
「さてじゃないよ。もう、最近多くない?」
「仕方なかよ、なまえちゃん見とっとムラムラするばい」
私はいつも通り、給水塔の壁に背を当てて立つ。彼は私の足元にしゃがんで、片膝をついた。スカート上げて、と言われて、おずおずとチェック柄のプリーツスカートを両手で持ち上げる。その光景を一通り楽しんだ後、彼はするりと私の下着を下ろして、片足だけ抜かせる。
「あー、恥ずかしぃ、」
「何言うとるばい、もっと恥ずかしいことすっとよ」
そう言い終わるとすぐに、彼の舌が私のそこを舐める。脚を触っていた手が、私の片足を持ち上げて彼の肩にかけさせた。開かれたそこに、彼は深く顔を埋めて舌を使い出す。
熟れてきた部分が好きなのを分かっている彼はそこを執拗に舐めたり吸ったり、歯を立てたりしてくるせいで、地面についているたった一本の脚すら震えてくる。
溢れてきた液を、彼は舌に絡めて、ぴちゃぴちゃ音を立てながら私を舐め続ける。我慢している声が、吐き出す息と共に溢れていく。
「…ぁ、ん、」
むしゃぶりつくような愛撫が激しくなってきて、私はスカートを持ち上げるのを諦めて彼の頭に手を添える。くるくるした髪がくすぐったくて逆効果な気がしなくもない。なんとか息だけで耐えていたら、彼の長くて太い指が、中に入り込んでくる。
「ぁああ、ちぃ、くん、んんぅ」
「なんね?」
「だめ、はげしぃ、よぉ、ぁ、」
お構いなしに彼は指を出し入れし始めて、曲げた指の腹で擦れる部分の感覚が、舐められている芯への感覚と相まっておかしくなってくる。ぶわり、と、何かが広がっていく、そんな錯覚を抱きながら、私は私の足の間に自主的に顔を埋める彼の頭を抱えて、色んなものに耐える。
じゅぶじゅぶ鳴る音が、私の喘ぐ声が、屋上から見える、校庭やテニスコートなんかに似合わなすぎて、目を閉じた。
「ちぃく、ん、ね、ちぃ、」
「分かっとーよ、」
「あぁ! ちが、やめ、ぁん、ちがう、あ、あ、あ、」
吸い出したそこに、彼が加減しながら歯を立てる。鋭い刺激が、彼の指が触れている部分まで共鳴するように響いて、強く強く彼の頭を抱えた。
「ぁ、ぁ、ぁ、ら、らめ、ぁあ、ああ、」
絶叫だけは喉の奥で噛み殺して、縮こまった体を投げ出した。彼の手が私の腰を掴んでいてくれたおかげで、なんとか倒れずに片足をついただけの体勢で乱れる呼吸を整える。
「なまえちゃん、もー、俺、我慢できんとよ」
「うん、ん、」
私はカーディガンのポケットに入れていたポケットティッシュからゴムを取り出して、彼の手に押し付ける。
彼が学校でも発情するようになって、最初は仕方なく生でしていたけれど、私は学習したのでゴムを持ち歩くようになった。
彼は制服の前だけを寛げて、ゴムをつける。足元にカラを放り投げて、彼は両手で私の足を開かせながら彼のものが入る位置まで持ち上げた。私は彼のたくましい胴に腕を巻きつける。ぬるぬるのそこを、彼のその先が幾度かなぞって、ぐっと押し込まれる、感触に思わず声が出た。彼が手の力を緩めるだけで、私は重力に引かれて彼のものを深く、咥えられるだけ全部を咥えてしまう。
「ぁあー、ちぃ、きもちぃ、んぁ、」
「俺も、たまらんばい」
「んあ、あ、あん、あっ」
規則的な動きで私のお腹の中を、彼はぐいぐい抉る。前戯ですっかり頭もお腹もとろけているせいで、彼のものが擦れるだけで気持ちが良い。壁と彼に挟まれて、彼は手を離して私を深く埋めては軽々と持ち上げて抜いてきて、一切の抵抗もできない私は、それでもそんな状況に酔う。
何度も何度も、喘ぎながら彼の名前を呼べば、お腹の中のそれがもっと大きく硬くなることを、私は知っている。
そうやって彼を煽っていると、彼がわたしを壁に押し付ける。
「なまえちゃん、」
「ん、んぅ? あ、ん、」
「おっぱい、見して、」
彼の掠れた低い声に、私は逆らうことなく自分でリボンのストラップを外し、カーディガンとワイシャツのボタンを胸が見えるところまで外す。指が震えるし、体は上下に揺らされているから時間がかかるけれど、彼はそんな私の姿を舐めるように眺めているのを知っているから、私は目を伏せたまま、ワイシャツを広げた。
彼の動きに合わせて揺れる、柔らかい肉に、彼は背中を器用に丸めて噛み付く。
「あ、やん、い、ぃた、」
「気持ち良い、の間違いじゃ、なかと?」
「ぁん、あ、きもち、ぃい、よぉ」
「ほんに、むぞか」
ちくちく吸われる感触に、鬱血させられているのが分かる。彼は口でブラを上にずらして、胸の先にかぶりついた。彼の胴に回していた私の手はもう全然力が入らなくて、彼の支えだけで浮いている状態なのに、それがまた私の下腹をきゅんきゅんさせる。
彼は絶えずそれを私の中に出し入れさせながら胸で遊んで、喘ぎ続けた私の喉がカサカサになる頃、ようやっとゴムに精液を吐き出した。その間何度も、頭を真っ白にさせていた私はもう立つこともままならない。
「なまえちゃん、死なんでー」
ぺったり座り込んだ私の頬を、彼がペチペチ叩く。無言で彼に寄りかかったら、彼が私のポケットからティッシュを出して、無抵抗の私の足の間を柔らかく拭いて下着をはかせてくれる。
「ちぃくん…なんでそんなに元気なの?」
「鍛えとーよ」
「私、死んじゃう…」
「はは、それは困るばい」
彼は笑いながら私の隣に座る。遠くでチャイムが聞こえて、戻らなきゃと思うけれど体が動かない。こんなことが月に一回はあるのだから困る。
もちろん、普段は一人暮らしをしている彼の寮で、言葉は悪いけど、やりまくっているのだ。部活終わるまで待ってよ、と言うけれど、私を見てるとやりたくなる、の一辺倒で改善の兆しはない。