ドキドキの相部屋
今日は大部屋が取れなくてペアに分かれて個室に泊まることになった


イレブンとカミュの相棒組、ベロニカとセーニャ、マルティナ女子組、ロウとグレイグのムフフ組、私とシルビアの余り物組…
一部屋3人が限界だといわれたため女子組入りできなかった私



夕食をとったあと各部屋に分かれていった


部屋はベッドが一つに机、二人掛けのソファーと風車のかかれてる絵がひとつ


絵を指差しながらシルビアに問いかける


「ねぇシルビア、これってネルセンの宿やの近くにあった風車かな?」


ふと、影が私をおおって
シルビアが後ろに立っていることがわかる


「そうかもしれないわね、青い空に黄色い地面、そこに風車とあったらフツーはネルセンちゃんの所でしょうね…」

マリーちゃんって絵に興味あったの?


なんて呟いたシルビアに一睨みつける


「あら、こわ〜いお顔ちゃんね〜」とニコニコ笑いながらほっぺをもみくちゃにされ

「しふいあ〜!」っと抗議の声をあげると手をパッとはなしてくれた
シルビアのモミモミは以外と痛いのだ


頬をさすりながらベッドの話題をだす


「ベッドが一つしかないよ?どうする?」

「アナタが好きなほう使っていいわよ」

「じゃあソ…「アタシがソファーで寝るわ」

「えー!だってシルビアおっきいからベッドがいいよ!」

「ダメよ!女の子をソファーで寝かすなんてできないもの!」


柔らかい笑みを向けるシルビアにドキッとしながら平静を装うが、照れから俯いてしまった。きっとシルビアにはバレてる


「…わ、わかった。じゃあお風呂は先に入って、じゃなきゃベッドで寝ない」

「わかったわ、ありがとうマリーちゃん」


そう言い終わるとシルビアは早速お風呂に入ってくるわね、と行って鼻歌を歌いながら浴室へと向かった


シャワーの音がしはじめる


なんだか、ドキドキしはじめてしたまった

パタッとベッドに倒れ込んで、
シルビアは旅の仲間なんだから…と深呼吸をして落ち着く


シルビアのスキンシップを同性のそれとみれない私は、いつもドキドキしてしまう。みんなはお姉さまのように思ってるみたいだけど…

私には…


ぼーっとしていると欠伸がでた

「ふぁぁ…ベッドってこんな…に気持ち、よかったんだぁ…」

ずっとキャンプ続きだったから体がフワフワして気持ちいい


私はそのまま目を閉じて眠りについた







「…ちゃん、ねぇ、……き…。マリーちゃん?……マリーちゃん!起きなさい!!」

「きゃっ!!」


耳元で聞こえた大きな声にびっくりして飛び起きた


「な、なに?!…シルビア!どうかしたの?!!」


慌てふためきながらシルビアを見上げる

私をシルビアはきょとんとした顔をしたと思ったら
口に手を当ててクスクスと笑い始めた


「なにがおかしいのよ!」

「だって、マリーちゃんが可愛いんだもの!キャッなんて声あげちゃって〜」


長い人差し指がおでこをつんとつつく


「早くお風呂に入ってきなさい、お寝坊さん♪」


そう言うシルビアはまだ髪が濡れていて
いつもはビシッとオールバックにきまってる髪が緩く耳にかけられているだけで…

思わず、ときめいてしまっている自分がいる


顔が熱くなるのを感じながら手で顔を覆い

「わ、わたしお風呂入ってくるね!」

と言い逃げすることしかできなかった



シルビアがその反応をみて嬉しそうに微笑んでいるのを私はまだ知らない


短いお話