戦闘
魔獣が一般市民に襲い掛かる。
少女は絶対絶命だと目を瞑るがどんと誰かに押し倒された。
背中に少しの衝撃が走りふわりと香ったラベンダーの香り。
目を恐る恐る開くと近い顔。
何事かと思えば私はこの人に救われたんだと思った。
魔獣が民家へ激突し、少し頭を回している。
お礼を言おうとしたらぱっと立ち上がり深々と頭を下げられる。え?
「ごめんなさいっ!押し倒してすみませんっ!
痛かったですよねッ、お怪我ありませんか?」
すごく不安そうな顔されて言われた。
とりあえず頷けばほっとした表情を見せた。
がらっとよろよろと立ち上がる魔獣が背後に。
逃げようと思い手を引っ張ってもうごかない。
なんで、と思ったらきっと表情を変えて
「ひいろちゃんっ、力貸してくださいっ」
と言った。どこからかやる気のない声が聞こえよろりと膝をつく。
大丈夫かと声をかけたらすっと何事もなかったかのように立ち上がる。
「久々だぜ。」
先程の表情とは一変。
スカートをめくり太ももに巻き付けてあった銃をとる。
「暴れてやるぜ!」
だっと飛び上がり魔獣の背に
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星空