つぶやきの部屋
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2025/07/01 17:40
元帝光🌸ちゃんの話20
元帝光バスケ部の🌸ちゃん。
「祝勝会しようぜ!」って言葉から始まり、あれよあれよと言う間に買い物を終えて火神の家にやってきた🌸は、あまりの展開の速さに目を回した。「部屋、意外と綺麗だね」って笑った🌸に「意外、は余計だ」って火神がびしっと頭にチョップを落とすからクスクス笑う。
火神と話してれば、ふと相田がいないことに気付いた先輩たちが悲鳴をあげて、そこでようやく🌸も気が付く。さっきまで隣にいたはずの間がいないことと、食材の入った袋が無いことに。さあっと顔から色が消えて慌ててキッチンへ駆け込むが時すでに遅し。
「できたわよ!」って鍋を持って現れた相田の姿に全員が(できちゃったよ……)って頭を抱える。「おい🌸お前…!だからあれほどカントクから目離すなって…!」「す、すみません…」「俺たちが🌸ちゃんお手製の鍋をどれだけ楽しみしてたと…!」「いや、あの、ほんとすみません…」って日向と小金井に詰められながらたじたじになる🌸がいる。
「普段の合宿は🌸ちゃんに任せっきりだし、たまには先輩の私も頑張らないと!」って笑った相田を見て「…あのセリフ聞いて引っ込んでてください、なんて言えませんよ」って🌸が引き攣った顔をするから「う、うん…そうだね…ごめん…」って伊月も同じように引き攣った顔で謝る。
けれど、食べてみたらこれまたびっくり。「あ、おいしい」って言う🌸に「ほんと!?」って相田が表情を輝かせるから「美味しいです。リコさん、練習しました?」「えへへ、まあちょっとはね!」って楽しそうに笑って会話をしながら鍋を突く……が、突然くらりと目が回って、🌸の手から箸が滑り落ちる。
「あ、れ…?」って🌸が違和感に気付いた時には、すでに先輩たちは倒れこんでいて。一体何が起きたのか、と原因を特定しようとしたが、それは叶わずに意識を失った。次に目が覚めた時には、先ほどまであった違和感は消えていて、皆が恐ろしいものを見たような顔をしていた。
「リコさんには、絶対料理させない…」ってげんなりする🌸の肩に手を置いて「おう…マジで、ほんとにマジで頼むわ」って試合張りに真剣な顔をする日向がいるし、反対の肩に手を置いて「🌸ちゃんだけが救いだから…ほんとに…」って青い顔をする伊月もいる。
部屋の片づけを終えて、帰るぞってタイミングで叫びながら部屋に戻ってきた小金井が事情を説明する間もなく、突然現れた金髪の美女に🌸が目を丸くする。火神の師匠だと言うその女性は、隣に腰掛けた相田を見るなり流れるように唇を重ねた。
突然のキスシーンに顔を真っ赤にする誠凛のメンバーを差し置いて、自分がキスをするのは女子供だけだと謎のポリシーを口にするアレックスを見て🌸が後ずさる。そっと伊月の背後に隠れれば、困ったような顔で「まあ、そうなるよなあ」って笑う。
とことんアレックスと距離を取っていた🌸だったが、最後の最後で油断した。声をかけられて振り返った瞬間、重なった唇と、ぬるりと口内に滑り込んできた柔らかい感触。後頭部に回された手に離れることもできずに「んぅぅ…っ!?」って目を見開く。
初めてのキスに驚きで頬を真っ赤に染めた🌸を見たアレックスが目を細めるから、やばいと気付いた火神が全力で止めに入る。「だから誰彼構わずキスすんの辞めろっつってんだろ!!!」ってアレックスから🌸を引きはがして背中に隠すけど、突然の出来事に腰を抜かした🌸がぺたんと座り込んで「は、ぇ…?」ってとろんとした顔で見上げてくるから火神はもちろんのこと、その場の全員がごくりと唾をのむ。
「お前…かっわいいリアクションするな〜〜!!」って両手を広げて🌸を抱きしめようとするアレックスの首根っこを捕まえた火神が「だぁぁああ!近付くな!離れろ!」って🌸とは反対側に押しのける。自分の身に起きたことをようやく自覚した🌸が真っ赤な顔で唇を隠すように手の甲を口に当ててずり、と後ずさる。
「🌸ちゃん、大丈夫…?」って伊月が声をかければ「へ、へいき、です…」って言うけど完全に腰が抜けちゃったみたいで泣きそうな顔をしながら「こし、ぬけちゃって…」って言うから「んん…っ、そ、そっか…」って思わず顔を反らしちゃう伊月がいる。
その後、黒子や降旗の手を借りてようやく立ち上がることができた🌸が警戒する猫みたいになってるからアレックスは益々笑顔になるし、誠凛も(か、かわいい……)ってなってるけど、🌸だけがずっと気付いてなくてアレックスから逃げることに必死になってる。
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