つぶやきの部屋
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2025/07/06 23:30
元帝光🌸ちゃんの話26
元帝光バスケ部の🌸ちゃん。
1月31日。柄にも無く、楽しみで早く目が覚めてしまった🌸は苦笑いをしながら準備をする。黒子への誕生日プレゼントに、と準備した練習用のTシャツとタオルが入った袋を丁寧にカバンにしまって家を出る。少し、早く着きすぎてしまうかもしれないと思いながら歩いていれば後ろから名前を呼ばれて振り返った。
「🌸っち!おはよう!早いっスね!」って駆け寄ってきた黄瀬に「お、はよう。涼太も、早いね」って言えば「楽しみすぎて早く起きちゃったんスよ!」って満面の笑みで返ってくるから「私も、早く起きちゃったの。おそろいだね」ってクスクス笑えば、黄瀬が嬉しそうに頬を緩ませて「へへ、おそろいっスね」って笑う。
コートに着いて2人で準備運動をしていれば、青峰と桃井、黒子、緑間、赤司と順に到着して、ひょっこりと顔を出した紫原に🌸はホッと息を吐いた。「久しぶりだね、🌸。元気だったかい?」「あっ、うん…!元気!赤司も、元気だった?」「ああ、お陰様で。今日は来てくれてありがとう」「私こそ、誘ってくれてありがとう。うれしかった」ってぎこちないながらも楽しそうに話をする赤司と🌸の姿に、今度は黒子がホッと息を吐く。
「あ、そうだ。黒子、これ」って思い出したように🌸がカバンの中から袋を取り出して「桃井みたいに、手編みとかじゃないけど、嫌じゃなかったら使って」って言えば、中を見た黒子が「嬉しいです。沢山使いますね」って嬉しそうに笑うから🌸も「気に入ってもらえて、よかった」ってふにゃんっと笑う。
「あ、これ手触り良くてめっちゃ人気のタオルじゃないっスか!」「そうなんですか?」「そうっスよ!スポーツマン御用達の超良いやつっス!」「ほんとだ!🌸ちゃんさすが!よく分かってる〜!」って黄瀬と桃井がきゃっきゃってはしゃぐから「どうせ使うなら、良いやつの方がいいと思って」って🌸が照れたように笑うから「そんなに良いものなんですか…何だか、勿体ないですね」って黒子が言う。
「気に入ったら、また来年もあげるから使ってよ」って笑った🌸に「…そうですね。じゃあ、ありがたく使わせてもらいます」って黒子が笑ってタオルをぎゅっと抱き締めた。その後、チーム分けをしてバスケを始めたみんなを見ていれば、桃井の瞳に涙が浮かんでいるのが見えてしまって息を飲む。「🌸ちゃんが、辞めたのと同じくらいにね、みんなもバラバラになっちゃったの。同じチームじゃなくても、バスケで繋がっていられるって思ってたのに、そうじゃなくなっちゃったの」って泣きそうな、震える声が響く。
「だから、今こうして、皆でバスケができることが嬉しいの」って微笑んだ桃井に「…うん、そうだね」って返せば「🌸ちゃんがいてくれる事も、嬉しいんだよ。私、🌸ちゃんがバスケ部辞めた時に、なんで引き止めなかったんだろうってずっと後悔してたの」って話し始めた桃井に🌸が目を見開く。「もっと仲良くなりたいって、思ってたけどウザがられたら嫌だって思っちゃったの」って泣きそうな顔をする桃井に堪らず手を重ねた。
「私は…これから、もっと仲良くなりたい、とおもってる。ウザイなんて、思わない」って桃井の手を握りしめた🌸に、桃井の目から涙が溢れる。「だから、泣かないで。さ、さつき、」って小さな声で名前を呼んだ🌸に桃井が目を見開いて、それから嬉しそうに笑って「〜〜ッ🌸ちゃん!だいすき!」って言うから「わたしも、さつきが大好きだよ」って2人で見つめ合ってクスクス笑い合う。そんな姿に「いやぁ…いいっスねぇ、女の子が仲良くしてるの」って黄瀬を筆頭にみんなが温かい目を向けた。
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