「あ、まゆゆから電話だ」
宮「お前まゆゆと電話する仲なのか!?」
大「そうなのか!?有栖!」
「そりゃあもちろん。はろはろーどしたん?」
宮「頼む!変わってくれ!」
大「お、俺もいいか!?」
「しょうがないなあ…ってことだから変わるねー」
宮「も、もしもし!?」
黛「あなたの視線をいただきーまゆゆっ(棒)」
宮「てめぇかよ!!!!!」
大「なんだ…黛か…」
「何ガッカリしてるんですか?」
宮「お前が紛らわしいことしたからだろ!!!!!」
「勝手に勘違いしたのはそっちですよ。私は悪くないです」
宮「くっそ!轢く!後で絶対轢く!」
「免許取ってから出直してきてくださーい」
黛「ご乱心だな、宮地」
「まあちーちゃんのせいでもあるよね」
黛「まあそうだな」
「にしてもあの棒読み具合は如何なものかと」
黛「急にふられてあそこまで対応したんだから褒めて欲しいくらいだ」
「キャーチーチャンスゴーイ」
黛「なるほど死にたいらしいな」
「冗談だってもう」
黛「L〇SAのライブチケット当たったから誘ってやろうと思ったけどやめた」
「きゃー!待って待って!ちー様待ってー!ごめんごめん!行かせてくれ!ださい!」
黛「よろしい。但し宿はテメーの家だ」
「yes,sir!」
黛「お前そういう時だけ発音いいのなビビったわ」
「英語なんてフィーリングだよ」
黛「この間赤点取った奴が何言ってやがる」
「テストでいい点とれるのと英語を話せることは全く全く別問題!」
黛「それは別問題でも赤点取ってることは問題だな」
「ちっくしょう!!!!!」
黛「今キーンってなった、キーンって」
「ありがとう」
黛「褒めてねぇよ」
「で?ちー様いつ来んの?」
黛「来月」
「そりゃライブが来月だから当然だな。違うよそっちじゃない」
黛「ライブの前々日」
「学校は?」
黛「サボるに決まってんだろ」
「赤司に怒られるよ」
黛「俺以上にサボってるあいつに怒られてやる義理はねぇな」
「そりゃそうだ。あいつことある事に『僕のキセキが呼んでる気がして』とか言って東京に乗り込んでくるからな」
黛「部活中に突然『いまテツヤが俺を呼ぶ声が聞こえたからちょっと東京行ってくる』って体育館飛び出すからな」
「まじほんとあいつが一番頭ぶっ飛んでるわ」
黛「お前も大概だろ」
「ちー様ブーメランやで、それ」
宮「おい玲!いつまで電話してんだ!刺すぞ!」
「はいはーい!今行きまーす!」
宮「『はい』は一回だって何回言わせんだ!撲殺すっぞ!」
「ごめんなさい宮地ママー!…じゃ、また後でね、ちー様」
黛「おー」
「ごめんなさい、ママ。許して?」
宮「みゆみゆの上目遣いを学習してから出直してこい」
「鬼畜ゲーやん…」
2017/05/08 執筆
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