「ねえ、かず」
「んー?」
「暑いんだけど」
「俺は暑くないよ?」
後ろから座る私を抱きしめる一成に文句を一つ。ニコニコ笑って全く離れてくれない一成にため息。私だって嫌じゃないけど、普通に暑い。
「てかさあ…」
「ん?」
「何?この格好」
「何って…パジャマですけど」
「露出高すぎ。誘ってる?」
「かずだからいいかなって」
「…はぁぁあああ、ほんっとそーゆーとこすき」
「全然わかんないんだけど…」
「俺の彼女チャンは世界一可愛いって話だよ」
「どっからどうなってそうなった」
「ねえ、渚」
「ん?」
「ちゅー、していい?」
「…いいよ」
「うん、ありがと」
「んっ…」
「すきだよ、渚」
「わたしも、すき…んっ」
「だいすき」
「ふっ…ん、っ…んっ、ぷはっ」
「ほんとかわいー」
「ばーか」
2017/08/02 執筆