夢の国

case1 【被り物】

ネコ耳を付けた葉月に原が一言。
「どう?似合う?」
「似合う似合う。泥棒猫って感じ」
「許さん」

嫌がる花宮に無理やりネコ耳を付けてみた原と葉月。
「これで似合うからムカつく」
「それな」
「こんなもん何が楽しいんだよ」

YESともNOとも言わない瀬戸にネコ耳を付けてみた原と葉月。
「前髪あるからギリセーフ」
「これでオールバックだったらアウト」
「外していい?邪魔なんだけど、これ」

めちゃくちゃノリノリの古橋にネコ耳を付けてみた原と葉月。
「どうだ、似合うだろう」
「ぶふっ…!」
「その死んだ目何とかして…っ!」

原と葉月の後ろで写真を撮ってたザキにネコ耳を付けてみた。
「俺も付けんのかよ…」
「うん、まあ、普通」
「似合ってる似合ってる」

ネコ耳を付けた原に葉月が一言。
「似合うっしょ〜」
「すごいイラッとする」
「ひどくね?」



case2【アトラクション】

全力エンジョイ派の原、古橋、ザキ、葉月。
「とりあえず絶叫系は制覇するっしょ」
「当然だろう」
「一番待ち時間長いやつパス取るだろ?」
「そんで一番短いやつはさっさと並んじゃお」
「なら、二手に別れるか」
「だね。私ザキと古橋連れてパス取ってくるから原はあの2人と一緒に並んでて」
「ういー。あ、ついでにおやつと飲み物よろ」
「後で金返せよ」
「おけおけ。任せて」

とりあえず後ろをくっついてく花宮、瀬戸。
「気合い入ってんね、あの4人」
「意味がわかんねえ。何が楽しいんだよ」
「まあまあ、クラスごとの班行動に比べたらマシでしょ」
「…ま、クラスの馬鹿共と一緒にいなくていいって点はな」
「素直じゃないね」
「あ゛?」
「何でもないよ」



case3【お土産】

お菓子を買う原。
「キーホルダーとか買っても使わないじゃん。お菓子なら美味しいし邪魔になんないもんね〜」

とりあえず色々満遍なく買うザキ。
「まあ、持っといても損はねえしな。持ち歩くわけじゃないし、せっかく来たんだから買ってってもいいだろ」

買わないのが花宮、瀬戸、古橋、葉月。
「こんなぼったくりみてえなの買わねえよ」
「まあ買っても使わないし食べないし」
「買う気になればネットでも買えるしな」
「写真いっぱい撮ったし、別に欲しいものないし」



case4【写真】

自撮りが上手な原と何だかんだ付き合ってあげる葉月。
「写真撮ろ〜」
「また?さっきも撮ったじゃん」
「さっきと撮る場所違うじゃん」
「ふぅん。ま、いいけどさ」

人並みに写真を撮るザキ、葉月。
「あ、可愛い」
「こっちにもあるぜ」
「まじ?え、すごくない?」
「な、写真撮っとこうぜ」
「後でザキの撮ったやつも送って」

自分以外の誰かや風景を撮るのが神がかって上手い古橋。
「スマホでよくこんな写真撮れるね…」
「葉月の写真もあるぞ」
「わ、すご。めっちゃ綺麗じゃん」
「モデルがいいからな」
「まあね〜」

他のメンバーが撮った写真だけで満足する花宮、瀬戸。
「花宮と瀬戸は写真撮んないの?」
「お前らが撮ってんだろ」
「どうせ後で送ってくるしいいかなって」

〜〜〜


もしもの話&完全な私の独断と偏見による決定

花宮と瀬戸も何だかんだ楽しんでて、写真も何枚かは保存してる。他のメンバーはもう最高にエンジョイ勢。花宮は絶対楽しかったとか写真保存してることとか他の人には言わないし追求されても上手いこと誤魔化す。さすが身内にゲロ甘な花宮真。

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