あまりにも申し訳なくて土下座したいレベル

出先で体調悪くなっちゃってしゃがみ込んでた雛。知らない男の人に「大丈夫?休めるとこ行こうよ」ってニヤニヤしながら腕掴まれて「ゃ…っ、けほっ、」って無理やり引きずられそうになってたら「俺の連れに何か用?」って怖い顔した及川に助けられる。

顔は怖いけど、抱きしめる手は優しくて「ぁ、おいか、わさ…」って名前を呼んだら「ちょっと待っててね」って背中を撫でられる。及川に睨まれてるのに全然怯まない男が「は?いやいや、俺が最初に見つけたんだからさ。返せよ」って雛の腕を無理やり力一杯掴むから雛の肩がびくっと跳ねて、「ひっ、」って悲鳴が零れる。

その姿に「…離せよ」って及川が怖い顔で思いっきり男の手首を掴むからあまりの力の強さに男が「いっ、でぇ!!!」って手首を押さえて離れる。「これ以上乱暴するなら、警察呼ぶけど…どうする?」ってニッコリ笑う及川に男は盛大に舌打ちをして走って逃げていく。

男に腕を掴まれてからずっと「はっ…ひゅっ…ぅぁ、ッ」って呼吸が乱れている雛の肩を抱いて「雛ちゃん、ちゃんと息して」って声をかけるんだけど「ぁ、ゃだ…ッ、ごめ、なさっ」って混乱してるのか怯えた目で及川を見る。雛の顔が普段より明らかに赤い事とか体が熱を持っている事から、元々体調が悪かったんじゃ…って気が付く。

及川と一緒に遊びに来ていた花巻が突然いなくなった及川を探して追いかけてきたら明らかに様子のおかしい雛がいて「及川お前急にいなく…って雛ちゃん?は?ちょ、おい大丈夫かよ」って花巻が驚きながら近づくと、雛の肩がびくりと跳ねて「ぁ、やだっ…やめ、ッ」って支えていた及川の手も、花巻の伸ばした手もぱしりと叩き落として逃げようとする。

「マッキー待って!」って及川が花巻を止めて、雛をぎゅっと腕の中に閉じ込める。いやいやって腕の中で暴れる雛の背中をそっと撫でて「大丈夫、大丈夫だから。何にもしないよ」って繰り返し言い聞かせるように言えば徐々に雛の呼吸が落ち着いていく。

「ぁ、は…っ、ぅあ…、?」って混乱している雛の顔を覗き込んで「分かる?雛ちゃん、俺だよ。及川さん」って笑いかければ「おい、かわさ…?」って小さな声が返ってくるから「うん、そうだよ。及川さん。マッキーもいるよ、ほら」って頭を撫でれば「はなまき、さん…」ってぼんやりした目が花巻を見るから「うん。雛ちゃんどした?大丈夫か?」ってしゃがみ込んで声をかける。

「あ、れ?さっき、おとこの…」って雛が何かを思い出そうとする素振りを見せるから「雛ちゃんが急にしゃがみ込むからどうしたのかと思ってさ。具合悪いのに無理したらダメでしょ」ってさっきの男との事なんてなんにもありませんでしたって顔で及川が言うから「ぁ、…?う、ん…ごめんなさい…」って雛がぐったりと体を預けてくる。

雛の額に手を当てた花巻が「うわ、すっげえ熱。何でこれで外出してんの、この子…」って苦笑いを零して及川も「多分いけるって思ったんだろうね。雛ちゃん、自分のことになると適当だから」って苦笑い。ふわっと雛をおんぶして「とりあえず連れて帰ろっか」って歩き出す及川の後ろを駆け足で着いて行った花巻が「は?何お前、雛ちゃんの家知ってんの?」って首を傾げる。

「前に家まで送ってったことあるんだよね」ってなんてこと無さそうに言う及川に(ちゃんと仲良くしてんじゃねーか)って花巻が呆れた顔する。家に連れて帰ったものの当然雛以外には家に誰もいなくて「なんか悪い事してる気分なんだけど」「そんなこと言ったってしょうがないでしょ。俺らの家に連れてく方がアウトだよ」って男子2人で雛をベッドに寝かせてその前で正座。

目が覚めた雛に「起きた?大丈夫?」って及川が声をかければ「おい、かわさ…?え、なん…?」ってぱちぱち目を瞬かせるから苦笑いで事情を説明。「ご、ごめんなさい…ほんとに、あの、いまどげざを…」ってもぞもぞベッドから降りようとするから「うん。大人しく寝ような」って花巻が苦笑いで雛をベッドに戻す。

「色々必要そうなものは買ってきておいたから置いとくな」って花巻がコンビニの袋を見せてくるから益々申し訳なくて泣きそうになる。そんな雛に「元気になったらさ、お礼ってことで買い物付き合ってよ。ね?」って及川が雛の頭をそっと撫でて「とりあえず雛ちゃんは元気になることが最優先だからな〜」って花巻もぎゅうっと握り締められたちゃんの手をぽんぽんって叩いて言うから「はい…」って雛が頷く。

それから少ししてまたすうすう眠りについた雛を見て帰るか〜って家に帰った2人にその日の夜に雛からの全力の謝罪メッセージが届くから笑わずにはいられないね。勿論元気になってから3人で遊びに行くよ。

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