白鳥沢戦で怪我した月島が心配で心配で試合終わった後めっちゃ騒ぐ雛。「平気ですよ。大袈裟に騒がないでくれます?」って言われるけど「はぁ!?血出てんだよ!?痛み止め飲まなきゃいけないレベルなんだよ!?平気な訳ないでしょ!!」ってバチ切れ。
あまりの勢いに月島も「は、はぁ…」って押されちゃうし「とにかく冷やして!!これ!!氷!!あと動かさない!!終わったらすぐ病院だからね!!間違っても自然に治るとか言わないでよぶっ飛ばすからね」って普段は優しい雛のガチのトーンに「おい悪いことは言わねえ。うんって言っとけ」って田中が横から耳打ちしてくる。
(あの田中さんにそこまで言わせる…?)って思いながらも渋々「……分かりました」って言ったら「バレーが、できなくなる瞬間は、一瞬だからね」って言われてハッとして顔を上げたら困ったような顔で笑う雛がいて息を飲む。「仲間がいて、心配してくれる人がいる。月島は、まだ1年でこれからまだまだバレーが出来るんだから。大事にしなきゃ、ダメだよ」って頭にタオルをふわっと被せられてその上からぽんぽんと頭を撫でられる。
「汗拭いて、着替えたら病院行くよ。烏養さんには話しておくから」って言われて大人しく「はい。ありがとうございます」って頭を下げる。雛がバレーを辞めた理由と、今の自分は全く状況が違うし、重ねるのもおかしな話だと分かってはいるけれど、雛の言葉の重みが他の人に言われるのとでは違う感じがして月島がぎゅっと拳を握りしめる。
「雛さん、病院着いてきてくれるんですよね」って言ったらびっくりした顔で「いい、けど…エッ…?」って驚かれて「え、なんですか」って返したら「月島は、そういうの一人で行くって言うと思ってたから…」って言われて「僕が病院に行って、ちゃんと治療を受けたか確認しなくていいんですか?」って言ったら「…そうだね。じゃあ、着いていこうかな」ってくすくす笑われる。
「迷子にならないでくださいよ」「なんないよ」「どうだか。この間会場で迷ってスタッフの人に聞いてたの知ってますよ」「エッなんで知ってんの!?」「ほんとに聞いてたんですか」「うわ!!カマかけられた!!」って2人でくすくす笑いながら病院に行って帰ってくる。
「大怪我じゃなくてよかったね」「…まあ僕からしたら結構な怪我ですケド」って眉間に皺を寄せる月島に「あと、カッコよかったぞ。さすがウチのNo.1ブロッカー」って頭をわしわし無でればやめてくださいって言いながら拒否しないから嬉しくなっちゃった雛がぐしゃぐしゃに頭撫で回すよね。