比較対象はいないけど上手いと思う

雛が縁下と付き合ってるIF。初めて深いキスした時に「…え、なんか、上手くない…?」ってぽろっと零してしまって「……それ、誰と比べてんの?」って怖い顔で言われて(あ、やばい。余計なこと言った)って思うけどもう遅くて怖い顔の縁下に詰められる。

「あ、や、ちがっ」「元カレ?」「いやちが、」「まさか元彼と比べられるとは思わなかったな」「ねえ、ちがうって」「何が?」「ひっ、え、縁下…こわい…」って初めて見る縁下の不機嫌な顔にびえって泣きそうになる。「く、くらべたんじゃなくて、だって、あたま、へんになりそうで、」ってしどろもどろに伝えれば「……は?」って縁下がきょとんと目をまん丸にして驚いた顔する。

「だ、だからぁ!え、えんのしたに、きす、されて…あたま、へんになりそう、だったから…うまい、のかなって、おもって、…って、な、何で縁下が顔赤くすんの!?」って顔真っ赤にしながら必死に伝えれば「〜〜ッ、あー…もう、ほんと、……ばかじゃん」って苦しいくらいに抱きしめられる。

「なっ、なに…!ばかじゃないんだけど…!」って文句言いながらも大人しく抱きしめられてる。「雛、もっかい」「はぇっ!?も、もういっかいって、きす…?」「そう、キス。いい?」ってギラギラした目の縁下が親指でゆっくり唇を撫でてくるからきゅうっと手を握りしめて「ぁぅ、お、おてやわらかに…」って目を瞑れば「ぷっ、なんだよそれ」って笑われる声がして反論しようとして目を開いた瞬間唇が重なる。

声は笑ってるのに目は全然笑ってなくてギラついたまま薄く口を開けて迫ってくる縁下とバッチリ目が合ってしまってお腹の奥がきゅうううって苦しくなっちゃうね。必死に重なる口の隙間から酸素を取り込んではふはふ息してれば「雛、もういっかい」ってまた唇を重ねられてほんとに頭バカになるまで何度も何度もキスで翻弄されるの、だれかたすけて。

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