合同練習の休憩中に突然二口の腕が首元に回ってきてびくっ、って肩を揺らす雛。「な、なに…?」って恐る恐る見上げれば怪訝な顔をした二口が「体調悪いなら休んでろっつの」って言うから思わず「なんで、わかったの…?」って聞いたら「勘」だって。
「大丈夫だよ、ちょっと頭痛いだけ」って言うけど「ちょっとだろうと何だろうと頭痛いんだろ」って腕を引かれて「ね、ねぇ…!平気だってば…!」って言いながら引っ張られるままに窓際まで連れていかれる。「座れ」って言われて渋々腰を下ろせば額に手を当てられて「熱はねぇな」って言うから「熱はないよ…」って笑っちゃう。
「薬とかは?」「あるけど…」「どこに?」「鞄に」「お前のカバンどこだよ」「飲むほどじゃないからいいよ」「飲んだ方がマシになんだろ」「そりゃそうだけど…」ってめちゃめちゃしっかり看病しようとしてくれる二口に押されて頷いちゃう。「…二口って、面倒見いいんだね」って言えば「はあ?」って怪訝な顔されるから「だって、なんかお兄ちゃんみたい」ってくすくす笑えば「こんな手のかかる妹ゴメンだっつーの」って言われる。
「それに、お前が妹だと困るだろ」って言うから「何で?」って首傾げたら「何でって…」ってちょっとだけ考えるように視線を彷徨わせてから「…何でもねぇよ。病人は黙って横にでもなれバーカ」って持ってたタオルをぼふって顔面に押し付けられるから「んぶっ」ってなる。
「な、なに…!?さっきまで優しかったのに…!」って言う雛に「もう優しい二口くんは営業終了ですぅ〜」って軽めのデコピンして「ちゃんと休めよ」って言い残して戻ってくから「な、なんだったの…」って額を押さえながら呟くよね。その後復活した雛をまじまじと見て「いくらかはマシになったな、顔色」って言われるから「お陰様で?」って返せば「感謝しろよ」ってドヤ顔されるからムカつくね。