しゃっくりは100回したら死ぬらしい

しゃっくりが止まらなくなっちゃった雛。「ひっく、けんま、ぅっ、しゃっくりとま、っぅ、」って言ってるから段々面白くなってきちゃって孤爪が肩震わせて「ふ…っ、ふふ…っ、」って笑ってるから「まじめにきいてよ、うっ、」ってしゃっくりしながら怒る。

「水飲めば?」ってグラスを差し出してくれる孤爪に言われるがまま水を飲むけど全然止まんなくて「とまんな、うっ、」って眉間に皺を寄せれば、今度は「息止めると良いらしいよ」って言われるから頑張って息止めるけど「……ぷはっ、ひっくぅっ、」って息した瞬間しゃっくり出てきて全然止まる気配が無い。

もう孤爪はお腹抱えて笑い転げてるから「ふっ…あっははは…!まって、…ふっ、ふはっ…」「笑わないで!ぅっ、んもー!」って雛がぷんすこ怒ってる。「ちなみに今70回超えたよ」「なっ、ぅっ…!なんでかぞえて…ぅうっ、」「しゃっくりって100回するとタヒぬんでしょ」「そうなの!?…ひっく、じゃああと30回じゃ…っぅっく、」「あと28回だよ」「律儀に数えてないで何とかしてよぉ…っひっぅ、」「はいあと27回」って孤爪に恐ろしい死のカウントダウンをされる。

「けんまぁ…」って半泣きになりながら縋れば「しょうがないなぁ」って笑った孤爪が雛の頬に手を添えて顔を近付けてくるからひゅっと息を飲んで反射的にぎゅっと目を瞑る。一瞬のリップ音と頬に触れる柔らかい感触に目を開けば、いたずらっ子のように笑った孤爪が「しゃっくり、止まった?」って聞いてくる。

「は、え…あ、あっ…とまっ、てる…」って目を瞬かせながら答えれば「そ。よかったじゃん」ってふっと笑って背中を向けられるから「う、うん…ありがとう…」って混乱しながらお礼を言う。(……いま何が起こった…?えっ、研磨が、私のほっぺに……き、きす……!?)ってじわじわ顔が熱くなって「あ、あの、研磨…」って孤爪の方を見れば赤くなった耳が見えて一瞬で顔がぼんっと赤くなる。

「け、研磨…あの、さっきの…」って恐る恐る声をかければ「……なに?」って素っ気ない返事だけど真っ赤な耳と、頑なにこっちを見ようとしない態度から照れてるだけだってすぐに分かる。「……びっくりしたけど、嫌じゃ無かったよ」って小さな声で伝えれば「は…!?」って驚いた顔の孤爪が振り返るから「しゃっくり、止めてくれてありがと」ってそっぽ向きながらお礼を言う。

まっすぐ顔が見れなくてちらっと様子を伺うように孤爪を見れば同じように視線を泳がせながら「…べつに」って返ってくる。暫く2人とも顔が見れなくてぎこちなくなってたら遊びに来た黒尾が「…え?何この空気」って雛と孤爪を交互に見ながら聞いてくるから「べ、べつに!?何にもないですけど!?」「入ってくるならチャイムくらい鳴らしてくんない!?」って2人してぎゃおって吠えれば「え…ご、ごめん…?」って困ってるの可哀想だね。

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