音駒での合宿中に夜久が同級生の子と話してるのを見てしまってヤキモチ妬いちゃう雛。明らかにじいいっと見つめながら不機嫌そうに唇を尖らせてるから「雛ちゃん、どうしたの」って黒尾が笑いながら声をかけると「べつに、なんでもないです」って言うから絶対嘘。
「お、夜久と○○じゃん」って黒尾も女の子のことを知っている様子だったから「…あの人、誰ですか」って言えば「確か夜久と去年の委員会が一緒だった奴」って言われるから「彼女、とか…?」って聞けば、一瞬きょとんとしてから口元を押さえて顔を背けて肩を震わせて笑い始めるから「〜ッもう!!」って雛が怒る。
「ごめんごめん。ちょっと、あんまりにも雛ちゃんが可愛くてさ」って頭をぽんぽんって撫でられるけど絶対バカにされてるって分かるから唇を尖らせたまま不貞腐れてる雛がいる。「夜久はただの同級生って認識だから大丈夫だろ」って言う黒尾に「衛輔くんは、って…」って驚きで目を見開いてから「つ、つまりあの人は衛輔くんに気があるって事じゃないですか!!!」って叫ぶ。
「なになに、雛ちゃんってば。夜久に気がある女の子がいたら何か困ることでもあるの?」って意地悪な顔で黒尾が笑うんだけど「…だって、衛輔くんにあまえられなくなっちゃう…」って本当に悲しそうな顔でしょんぼりするから小さい子がいっぱい我慢したけど堪えられなくて泣いちゃった、みたいな状況に遭遇した気持ちになってしまう。
「そうだよな。雛ちゃんは優しいから、夜久のこと好きな女の子の気持ちを考えちゃうんだよな」って頭を撫でれば益々しょんぼりした顔になるから(俺が泣かしたと思われる前に助けてやっくん!!!)って念を送り続けてれば、ふとこっちを振り返った夜久がびっくりした顔をして、女の子とちょっと会話をしてから駆け寄ってくる。
「何雛のこと泣かせてんだよ」って呆れた顔をする夜久に「いや〜〜これは俺がって言うよりやっくんも半分原因よ?」って黒尾が笑うから夜久も「はあ?」って首を傾げちゃう。そんな夜久の服の裾をきゅうっと握った雛が「衛輔くん、さっきのおんなのひと、すきなの…?」って言うから今度は夜久がびっくりして目を見開いて「は!?いやいや、ただの同級生だけど…」って言いかけてハッと気づいてしまう。
「もしかして、俺が取られると思ったんだろ?」って雛のほっぺを両手で包み込んで笑えば「…だって、仲良さそうにしてたもん」って不満そうな顔をするから「ったく…俺がこんなことすんの、お前だけだよ」って笑って雛の頭を撫でればふにゃっと表情を緩めて「…ほんと?」って聞いて来る。
「ほんと」って笑えばぎゅうっと抱きついて来るから頭をぽんぽんって撫でて「いや〜〜まさか俺のことが好きすぎて泣いちゃうくらいだなんて思ってなかったな〜〜」って揶揄ってくる夜久に「ほんとにね。俺もびっくりした」って黒尾が笑いながら乗っかってくるから「やきもちじゃないし」ってバレバレの嘘を吐く雛がいる。
「それに、今は彼女がどうって言うよりバレーの方が大事だしな」って夜久が二ッと笑って雛の頭を撫でるからホッとして「うん…!」って表情が緩む。元々雛自身が夜久にべったりだったのもあるけど、これをきっかけに夜久の雛構いたがりも加速するよ。