痛くないなら痛くしてやる

孤爪がゲームしてるのを横で見てたら段々眠くなってきちゃった雛。ガクンッて首が落ちるから隣にいた赤葦がびっくりして手を伸ばす。「っぶ、ね」「うわ、なに?」「寝落ちしたみたい」「え、ほんとに?」「……ねてない」「超不機嫌じゃん」って3人でわいわい。

「机に頭ぶつける所だったよ」って苦笑いの赤葦に「ねて、ない。ぶつけ、ない」ってずし、ずし、って頭突きする雛がいるから「攻撃されてんじゃん」って笑った孤爪が動画を撮り始める。

「ちゃんと頭突きしてくるじゃん」「痛い?」「いや痛くは無いけど」「いたくしてやる」「怖」ってずしずし攻撃してくる雛を受け止めながら笑ってる赤葦とその様子を撮ってる孤爪がいるけど雛がぴたっと頭突きしたきり動かなくなるから「…寝た?」って孤爪が首を傾げる。

「え、どうだろ…」って恐る恐る雛の肩に手を置いてそうっと体を離せばきゅうっと眉間に皺を寄せて固まる雛の顔があって吹き出しちゃう。「眠いんじゃん」「ねむくない」「じゃあ目開けなよ」「あいてる」「開いてないよ」「あいてんじゃん!」「眉間に皺は寄ってるけど」「よってないし!」って目を閉じたまま文句を言う雛の眉間を孤爪がぐりぐり押してくるし、赤葦は雛を抱き抱えて笑ってる。

「雛、眠いなら布団行きな」って赤葦が頭をぽんぽんって撫でるけど「ねむくないっていってんじゃん」ってぶうって唇を尖らせるから「今にも寝そうな顔して何言ってんの」って笑った孤爪が雛のほっぺをぶにっと抓る。

「や!」ってその手を払い除ける雛のほっぺを両手で包んでむにむにしながら「俺はやじゃないよ」って笑う孤爪にされるがままになりながら「んむ、んむぅ…っ、や、やー…!」ってじたばたする雛がいる。「孤爪、あんまりイタズラすると後で雛に文句言われるよ」って笑いながら口だけで止める赤葦に「大丈夫でしょ。このモードの雛は8割くらい覚えてないから」って孤爪が返せば「おぼえてるもん」って雛が言う。

くるっと向きを変えて赤葦の胸元に頭をぐりぐり押し付けながら「ねむくないもん…おぼえてるもん…けんまうるさい…」って言う雛の背中をとんとん撫でながら「はいはい。そうだね」ってあやしてれば、そのまま胸元にほっぺを押し付けて口開けたまますぴすぴ寝てるから「口開けて寝てんの赤ちゃんじゃん」って笑いながら孤爪がほっぺをつんつんする。

「可愛いじゃん」「涎垂らされるんじゃない?」「まあ…それはそうなった時に考えるよ」「お母さん?」「こんなデカイ子供がいる年齢じゃないよ」「そこじゃなくない?」って2人で雛を起こさないように小声でくすくす笑ってる。そのまま暫く赤葦が雛を抱っこしたまま2人でゲームやって、そのまま雛を抱っこした赤葦に連れられて3人で川の字になって寝るの可愛いよね。

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