▼2025/01/04:間違えた
あ!家の付近に煙草の灰を撒くことも、玄関の鍵を開けっ放しにすることもない程度の田舎であった。野生の動物の出没も数十年前に猿が出たという注意の紙が近くの小学校で配布されたくらいである。
少子高齢化が叫ばれる昨今、この田舎では田畑を耕していた老人達が高齢のため相次いでこの世を去った。残された家族達は、一人で農業を営むのは体力が持たないと判断した者、都心に出ている者と農業を継ぐ気がない者しかおらず、畑の世話など持て余すと手放した。田舎のため立地が良いとは言えず安値で土地を売却したが、近くには小中学校があった。少し離れた場所に駅があり、その奥にはスーパーやコンビニが存在する。
なかなか買い手がつかないと思われていたが、核家族が目を付け畑を潰し
猪が畑を荒らす音に気を揉む必要はなく、鴉の死体を吊るして置くようなことをする人もいない。
団地の側を通るとカレーの匂いと子供の騒ぎ声がした。それが何だか惨めに思えて腹立たしい。