一口サイズだったこともあり早々にワッフルを食べ終えたナマエは抗議の声を上げるが、牧は気にすることもなく。
さわさわ、すりすり、むにむに。柔らかさを堪能するように、好き勝手に動き回っている。
「…たしかに、楽でいいんだろうな」
「ん?まあね……っ」
クーラーで冷えた内ももに温かな手が触れると、そこからじんわりと熱が広がっていく。シャワーでリセットされたはずの身体が一瞬ぞくりと震えたことに、ナマエは気が付かないふりをした。
けれどそれは、彼女を抱える牧には充分伝わっていて。もどかし気に擦り合わせた足を嗜めるように軽く爪を立てると、下着の裾から指を滑り込ませた。本来ならば下着のラインがあるはずの場所を確認するように撫で上げ、そのまま柔く、ほんのりとぬかるむ場所に触れてしまう。
「っうぁ、ちょっと」
「ん?」
「この手はなに」
「いや。大きく開いてる分、いつもより触りやすいなって」
「やだ、セクハラおやじ」
ぺしりと牧の手を軽く叩くも、今度の抗議は否定する気はないらしく。「そうだな」と軽く笑い流すと、構わず指を動かす。
洗い流したとはいえ、そこはつい三十分前まで牧が好き勝手触れていた場所だ。まだ消え去っていない熱が待ち侘びたようにその指先を飲み込むと、入口を擦り上げたわずかな刺激にさえ喜び身体を震わせる。
「あ、う…紳一、っ」
「…いいかもな、トランクス。指も簡単に入るし」
「っ、んぅ…」
「なにより、俺のを着てるっていうのがいい」
「う…このむっつりめ…っ」
「なんとでも」
じわじわと下腹部に溜まっていくもどかしさから逃げるように背筋が反っていくが、腹の前に回された牧の左腕が身体を押さえつけ、それを許さない。
くちくちと響く小さな音と、滲む視界の中でグレーのトランクスに染みが広がっていく光景に、ナマエの爪先がきゅうぅと丸くなる。
「や…せっかくお風呂入ったのに……」
「あとで入れてやるよ」
「……寝ちゃってもちゃんと世話してよ?」
「もちろんだ」
だから早くしろ、と。続きを促す声に今度は抵抗することなく、ナマエはゆっくり足を開く。
羞恥に震えながらも素直に言うことを聞くナマエの様子を褒めているつもりなのか。牧は彼女の頭を優しく撫でると、こめかみに小さく唇を落とした。
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