ジワジワと鳴く蝉と溢れる汗に思わず舌打ちしたくなる夏の今日この頃。私立結城学園は、夏休み真っ只中であった。
 D組は学園では問題児の行き着く場所として忌み嫌われているが、ただ性格に難があるばかりにそう言われているだけであって、その実学生の本分である勉学においてはとても優秀な者ばかりが揃っている場所でもある。
 そのためか、小田切とナマエをはじめとする9人には、夏休みには一般の生徒とは別の少し変わった課題が今年度は出されていた。
 その中身というのが、現役高校生が夏期講習で受験用に教わるもの。およそ彼らの年齢よりだいぶレベルの高い問題集、数冊であった。
 武藤教頭の嫌がらせだろう。課題の内容を聞いた時、D組の面々は揃ってそう思った。そして同時に、すべて完璧に解いてあの鼻をへし折ってやろう、とも。かくして、そういったことに関しては必要以上に前向きである彼らは「課題完璧にやってやろうぜ作戦」(命名、神永)を決行することとなったのだ。

「うーん、この公式やっぱり苦手…」

 そしてそんな作戦、言ってしまえばただの課題の片付けを、小田切はクラスメイトでもあるナマエと二人、彼の自宅でこなしていた。
 というのも、二人はつい数ヶ月前。春の終わり頃に恋人同士となったからだった。本来ならばクーラーの効いた学園の図書室かファミレス、もしくは誰かの家で全員で行おうと話が出ていたのだが、妙な気を利かせたのか、小田切とナマエはどちらかの家で二人きりでやれと、命令にも似た言葉をかけられたのだ。
 余計なお世話だと思いつつも、小田切にとってそれは願ったり叶ったりで。元々二人で過ごしたいと思っていた矢先の言葉だったので、今回は特に反論することもなくその言葉を受け入れたのだ。そしてそれはナマエも同じで。普段あまり二人きりになれないぶん、今日はゆっくりしようという考えの元、小田切宅を訪れたのだった。
 そして二人は今、目的であった課題の数学問題を互いに解き、分からないものがあれば教え合っている状況だった。特にナマエは数学が苦手らしく、時折つまずいては小田切へと解き方を質問していた。といってもそのレベルも、普通の中学生でいえば充分なほどのものなのだが。

「ねえ小田切くん、ここ教えて欲しいんだけど…」
「…………」

 小田切のスマホは現在部屋の隅のコンセントで充電中である。そのため声を発することはなく、ナマエの問いかけには無言のため一見すると彼女の独り言のようにも見えた。しかし実際は小田切が視線で了承の意を示していることにナマエはきちんと気付いており、その察しの良さこそがまさしく、小田切のような性格に難のある人物と付き合うことのできるナマエという人間の長所でもあった。

「えっとね、ここなんだけど…」

 どこだ。そんな意味が込められた視線に、ナマエは先ほどから躓いていた問題を指し示す。

「途中まではわかるんだけど、ここから先の解き方がわからなく、」

 そう言いながらふっと顔を上げたナマエの目の前。まつげの長さが認識できそうなぐらい近くに、小田切の顔があった。
 氷のように固まるナマエ。小田切の視線は指し示した問題に向いているため、まだその距離には気づいていない。どうしよう、このまま何事もなく過ごした方がいいのだろうか。けれど普段恋人である自身もなかなかスキンシップのとれない小田切がこんなに近くにいるチャンスを、そうみすみす逃して良いものなのか。
 ぐるぐると頭の中を駆け巡る正反対の思考に、もはやナマエはパニック寸前だった。それもそうだろう、なんせこの二人は数ヶ月前付き合うことになったとはいえ、実は互いに一年以上前から想い合っていた、いわゆる両片思いという状態だったからだ。そしてまさかその想いが叶うとは思っていなかっただけに、互いにどこまで進んでいいのかというのを図りあぐねていた。
 そんな中でまさかの物理的な近さに、ナマエが混乱しないわけがなかった。幸いなのは、まだこの状態に小田切のが気づいていないことぐらいだろうか。

「…?……っ!」

 反応がないことを不思議に思ったのだろう。顔を上げた小田切もようやくその距離に気付き、ナマエと同様にぴしりと固まってしまう。

「…………」
「…………」

 無言の時間が流れる。端から見ればいったいなにをしているんだと言われそうな状態であったが、今の二人はなにも考えられず、ただお互いを見つめることしかできなかった。
 そんな空間を遮るように、突然大きな音が部屋に鳴り響いた。二人はびくりと大袈裟なほど肩を跳ねさせ、揃って元凶へと視線を向ける。ピピピピ、と規則的に響く電子音、それは小田切が普段プレイしているスマホゲームの体力回復を告げる通知音だった。
 張り詰めていた空気を一瞬にして変えた電子音が、高鳴るナマエの鼓動を助長するようにさらに鳴り響く。顔は向いた。ならば身体も動くはずなのに、なぜか、どうしても、ナマエは身体を動かせずにいた。

「…ナマエ」

 ピ、と音が鳴り終わると、変わりに低い音が耳へと飛び込んでくる。すると動かないと思っていた身体はあっさりと、それこそ驚くぐらいの機敏さで再び正面へと向きなおった。
 そうしてナマエの視界に飛び込んできたのは、男にしては長い睫毛を綺麗に伏せた、小田切の顔だった。

「っ、ふ…」

 流れるように重ねられた唇はひどく甘く、二人の脳内をぐずぐずと侵食していく。砂糖菓子でも大量に飲み込んだかのような感覚に目眩がしそうになりつつも、ナマエは必死に小田切の口付けに答える。そして小田切も、小さな腕に縋るようにワイシャツを掴まれ、高揚感が体の底から湧き上がる感覚がした。
 華奢な身体に軽く体重をかけ、ベッドへと押し倒す。背中に感じる感触にナマエは一瞬体をこわばらせるものの、抵抗する素振りは見せなかった。

「…いいか?」

 離された唇から漏れる吐息が微かに触れる。隣にいてもなかなか聞けない小田切の声が聞けたことに対する嬉しさと、そのひどく官能的な響きに、ナマエはお腹の辺りがきゅう、と疼く感覚に襲われる。

「…いい、よ」

 震えながらも熱を帯びた声で発すれば、小田切は一瞬その大きな瞳をきゅうっと細め、そして噛みしめるかのように小さく「ありがとう」と呟いた。
 今度は互いにゆっくりと、まるで童話の中の王子と姫のようなキスをする。時折額を合わせ至近距離で見つめ合い、そしてまた柔く触れ、その幸福感に笑う。

「ん…ふ、っ」
「…!」
「…お、小田切、くん?」

 そっとシャツ越しにナマエの胸に触れそのままゆるく揉み始めれば、下着越しでも感じるその柔らかさに、今度は小田切が目眩を覚える番だった。小さく声を漏らし身体を震わすその姿に、可愛いやら、えろいやら。雪崩のごとく押し寄せる感情を必死に抑え込む。
 そんな姿を不安そうに見つめていたナマエに名を呼ばれ、飛びかけていた意識、もとい理性を呼び戻し再びナマエへと向きなおる。

「…ナマエ、腕上げてくれ」
「へ、う、腕?えっと、こう…っ!?」

 戸惑いつつもナマエが腕を上げた瞬間、リボンを解き下に着ていたキャミソールごとすべて脱がしてしまう。そして露わになった下着は、制服とは真逆の、明るいパステルイエローのものだった。
 それを見た瞬間、小田切はそれを激しく後悔をした。実は小田切宅に来る前、ナマエが図書室で借りたい本があるからと二人は学校へ訪れていた。当たり前だが、休み中とはいえ校内へ入るのであれば制服を着用しなければらない。例に漏れず二人も制服を着て学校へ行き、そのままの流れで小田切宅へと来ていたのだ。
 結城学園の制服は学ランとセーラー服だ。特に女子の制服は私立ということもあってか、昨今では珍しいセーラータイプのものだった。加えてその色も、真っ黒なリボンに真っ黒な襟とシャツ、真っ黒なスカートと、校則で決まっている真っ黒な靴下。カラスのようで可愛くない、そして夏は暑いと校内ではやや不評ではあるものの、今はそれらがナマエの白い肌と対比して素晴らしいコントラストを生み出している。
黒、黄色、レース。視界から一気に入ってくる暴力的なまでの情報量に、下手をしたら鼻血が出るんじゃないかと、小田切は情けなくも慌てて鼻を抑えた。
 卑猥以外の言葉が見つからない。まさか見慣れている制服にこんな可能性が秘められていたとは。落ち着けようと行った行為は、冷静になって考えれば余計に欲を煽られるというのが当たり前にわかりそうなことだが、この時の小田切はそれにすら気づけないほど切羽詰まっていたのだ。
 自身が行ったこととはいえますます追い詰められた状況に若干頭痛がしながらも、小田切はなんとかすんでのところで気持ちを落ち着ける。

「…あ、あの、小田切、くん…そんなに見られると、は、恥ずかしい……」

 そんな小田切の葛藤に気づくはずもなく。顔を赤くしながら訴えるナマエに、小田切はようやく自身が無言で固まってしまっていたことに気づいた。
 「ごめん…」小さく謝り、緊張で震えながらもなんとかナマエの背中へと手を回す。慣れない手つきでホックを外し緩くなった下着を取り払えば、そこには男ならば誰でも夢見る光景が広がっていた。

「は、あ、んんっ…」

 中学生というのは男女問わず、性の知識を吸収したがる多感な歳頃である。それは小田切も、そしてナマエも例外ではなく。経験はなくとも、どうすればよいのかということはなんとなく頭に入っていた。
 はずだったのだが。いざその時になってみれば、そんなのは一切意味がなくなるのだと小田切は思った。聞いたことのない甘い声に、男女の差が出てきた手足の細さ。薄い腹に白い肌。長い睫毛には雫が付いて、雪の結晶のようだった。それらを目の当たりにしてしまえば、そんな知識を引っ張り出すことすらままならない。
 なにかに急かされるかのように、小田切はひたすらにナマエの胸を愛撫する。手で包み込めるほど小ぶりではあるものの、男の体にはない柔らかさは夢中にさせるものがある。桃色の先端を指先でくすぐれば、その柔らかさに反するように固く芯を持ち始めた。

「ふ、っん、あっあぁ、」

 これは本当にナマエなのだろうか。男だけのクラスでもきっちりと自分の意見をいい、媚びを売ることなく、常に花が咲くような笑顔の、あの。
 今小田切の目の前にいるのは、そのしなやかな肢体を投げ出し、白い肌を赤く火照らせ、大きな瞳を涙で潤ませる、ひとりの女だった。

「っは…」

 捲れ上がったスカートを脱がしベッドの下へ放り投げる。あらわになる上と揃いのイエローの下着は、わずかにではあるが中心の色を変えていた。
 自身の指を口へ含み、興奮からひどく粘ついた唾液を絡ませる。クロッチをわずかにずらしおそるおそる触れれば、そこはたしかに湿り気を帯びていた。

「ん、あ…」

 ナマエが熱い息を吐き出す度連動してひくりと動く。いきなり入れてはまずいはずだと、なけなしの性知識をフル稼働させ唾液の絡む中指の先を数度往復させれば、ナマエの声も甘さを帯びてくる。

「あっ…」

 こぷりと溢れてきた液体に、小田切は思わず声を漏らした。唾液とは明らかに違うぬるりとしたその感触に、これがいわゆる濡れるということなのだと理解する。同時に自身の拙い愛撫でナマエがこうなってくれたのだと考えると、自慰とは比べ物にならないほどの快感が下半身を刺激した。
 ナマエが感じている。その事実だけでこれなのだから、本当に挿れたら、中に入ったら、ナマエはどんな姿を見せてくれるのだろう。そしてその先に、どれだけの悦楽が待っているのだろう。
 ごくりと小田切の喉が上下する。今度は躊躇することなく、濡れる中へと指を差し込んだ。

「い、あ、っいた、」

 強く目をつむり、身体を襲う異物感に耐える。その姿と悲痛な声に一瞬躊躇したけれど、小田切はどうしても指を抜く気にはならなかった。

「ごめん、ナマエ…」

 せめて不安が少しでもなくなるようにと、涙で濡れた頬に手を添える。ほとんど無意識のうちに、ナマエはその手を掴みすがるように顔をすり寄せる。悲痛と不安と、それらを凌駕する快感に飲まれていくナマエの姿は、もはや小田切にとって毒に近かった。
 指を二本に増やし、抜き挿しだけしていた先ほどとは変わって今度は広げるように動かす。時折奥のざらりとした場所を擦りあげれば、ナマエの声はより一層甘いものへと変わっていく。

「あ、はっあ、あっ!?」

 ふと、入り口付近でその存在を主張し始めていた突起を親指で押しつぶす。そういえばここも気持ちよくなると書いてあった、そんな感覚で。

「あっ、あ、ああぁ…っ!」

 瞬間、小田切の腰へ回されていたナマエの足先がぎゅうっと丸くなり、同時に中の指を締め付た。今まで以上に大きくなった声に、ナマエが達したのだとわかった。

「は、あ、はぁ、は…っ」

 息荒くぐったりと横たわる姿に申し訳なさを感じつつも、小田切はベッド横に置かれた棚からある物を取り出す。それは夏休みに入る前に、神永から渡されたものだった。
 「小田切、ナマエと夏休みにデートとかすんだろ?どうせ家とかだろうなーと思ってたから、これやるよ。使ったら感想教えて?」
 余計なお世話だ。珍しく大声、もとい音声を出してしまったそれは、行為の際に必要なコンドームだった。
あの時の神永の顔を思い出す限り、からかいが八割といったところだろう。きっと使うこともないとタカをくくって渡していたのが目に見えていた。
 小田切自身もあんなわかりやすいいじりの対象として渡されたものを使うのは癪に触るのだが、今はこれしかないのだから致し方無い。むしろこの流れでゴムが無いとなったら中断だってありえたのだから、その点では感謝しているのだが。
 頭の中に浮かんだ同級生の顔を振り払い、慣れない手つきで封を開けなんとかゴムを被せる。落ち着こうと一息吐き出す。すっかり使い物にならなくなってしまったナマエの下着を取り払い、濡れるそこへ先端を押し付けた。

「あ、っ…」

 不安と期待が入り混じった視線を、ナマエは小田切へと向ける。それに応えるように、小田切は再び濡れた唇を重ね合わせた。つたない動きで舌を絡めながら、押し当てた狭いそこへと腰を進めていく。

「ん、っうう、んっんんん!」

 悲痛な叫びが小田切の口内に響く。痛みからだろう、指先が白くなるぐらい自身のシャツを握りしめる姿に胸を締め付けられながらも、動きを止めることはできない。ごめん、と心の中で謝りながら小田切はゆっくりとナマエの中へと侵入をしていく。

「っ、あ!」

 こつんとナマエの臀部に自身の腰骨が当たったことで、ようやく全て入ったのだと気づく。唇を離せば、銀色の糸がつぅ…と伸び、そしてぷつりと切れた。

「…ナマエ」
「お、だぎり、く…っ、ん」

 互いの名を呼び、どちらからともなく、それが自然であるかのように手を絡ませ握りしめる。近づく距離に、もう何度目か分からぬほど重ねられた唇を再び触れ合わせた。ぎこちない行為の中で唯一、たしかに安心できる温度だった。

「んっ、んん、ふあっぁ、」
「ん…は、ナマエ、ナマエっ」

 ゆっくり、けれど確実に奥を突く動きにナマエの身体は痛みと共に快楽を生み出していく。いつだったか初めては痛いと言っていたけれど、半分嘘なのかもしれない。そんなありえないことを考えてしまうぐらい、ナマエの身体は熱に侵されていた。

「小田切く、っひぅ、あ、あっ!」

 触れられた場所からは快感が生まれ、ナマエを少しずつ追い詰めていく。それはまるで、このまま小田切に食べられてしまうのではないかと、そう錯覚してしまうほどだった。

「あっ、やだっやだぁ!」

 小田切は背中を丸めると、揺れる胸元へと口を寄せた。下着に見え隠れしながらも慎ましやかにその存在を主張する突起を口内へ含めば、ナマエは慌てたような声を出した。

「っん、ふ…あ、」
「ひぅ、やだ、も、そんなのっだめ、あっは、あっ!」

 抵抗の声を遮るように舌を動かし先端を弄れば、途端に甘いものへと変化する。見た目は赤ん坊のようだと言えるかもしれないが、行為の内容はあいにくそんなに可愛いものではない。
 全体を吸い上げたかと思えば、唾液を絡ませ弾くように動かす。時折歯を立てられるその痛みでさえ、快感へと変わってしまう。手が使えない分器用に動く小田切の舌に、ナマエの身体は抵抗する力を徐々に失っていく。

「あ、ああっ!ひ、ぅ、んっ!」

 それに加え腰の動きも段々とその速さを増し、比例するかのようにベッドの軋みも大きくなっていく。
耳につくナマエの甘い声に、ぱちゅぱちゅという卑猥な水音。視界には真っ赤な顔を涙でぐちゃぐちゃにしながら、自らが与える快楽に必死に応えるナマエの姿。くらくら、ぞわぞわ。背筋を駆け上がる得も言われぬ感覚に、小田切は思わず目を細めた。

「は、んっあ、だめっ、やだやだやだっまたきちゃ、きちゃうからぁっ…!」

 まるで幼子のように嫌だと叫ぶナマエの声はたしかに耳に入っているはずなのに、今の小田切には、それを聞くことも、ごめんと小さく呟くことすら、もはやできなかった。

「あっや、や、あ、あっあああっ…!」
「ん、あっ…」

 ナマエの全身がこわばり、中の締め付けも一気に強くなる。それに耐えられず小田切も小さく声を漏らしながら、ゴム越しに中へと熱を吐き出した。

「は、っあ、はぁっは…」

 達してもなお搾り取るようにきゅうきゅうと蠢く中に、残りの一滴まで腰を振り出し切る。
 気持ちいい。小田切はとんでもない多幸感に包まれながら、零れ落ちる唾液を構うことなく口を開け必死に呼吸を整えるナマエの頬へ、小さくキスをする。額、鼻先、瞼へと。何度か同じことを繰り返せば、ナマエの瞳は徐々に焦点が定まってくる。そして唇に一つキスをした時、ようやく応えるように小さく名前が呼ばれた。

「…好き、だ」

 意識したわけではなかった。ただナマエを見つめていたら、小田切の口からは自然とその言葉が出ていた。ただただ目の前の人が愛しくて仕方がないという気持ちをなんとか口にしたいと、そんな感情が溢れてきたがゆえのものだった。
 先ほどのまでの行為が嘘のように、再び重なる唇はひどく優しもので。可愛らしく音を立てて数度ついばみ、わずかに残る余韻を分け合う。
 こつん、と額を合わせ見つめ合えば、ナマエは涙で濡れる瞳を幸そうな細め、小さく「私も好き」と呟いたのだった。


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