狼の体にくっついているググプラムを▼はひとつひとつ取っていく。
取り終えると、次は自分だと言うように別の狼がずいと目の前に伏せる。今日は数が多い。きっと皆で遊んであげていたのだろう、この春に産まれた狼が木の実や葉をくっつけたまま元気に辺りを駆けまわっている様子が微笑ましい。
一匹、また一匹と取り終えて次の狼を待つと、狼とは違う体が滑りこんだ。
「レザー、自分で取れるでしょう」
「とってほしい」
レザーは狼達と同じように▼の前に座って大人しく自分の髪にくっついたググプラムを取ってもらうのを待っている。その長い髪には他の狼と同じように青紫が存在していたが、頑張らなくても自分で取れる位置にあるそれを見て、甘えられているのだろうなぁと思いながら▼は髪に手を伸ばした。