【写真部部長と大型犬】(仲沢/oofr/※一部R18

長く暑い日

 桐青高校写真部部長、それが彼女の肩書きだった、写真家の父を持つ彼女は入部当初からその才能を十二分に発揮させていた
 一年生にして高文連にて最優秀賞を取り逃すも優秀賞に輝く、そしてその翌年は見事最優秀賞に輝いた
 この結果は校内でも一時期話題となり、彼女はたちまち有名になってしまったのだ
 それから数ヶ月の間に彼女は写真部の部長に就任し、沢山の写真を撮った
 時には学校の入学案内用パンフレットに載せる写真の撮影を依頼されたり、新聞部が彼女の写真を記事に使いたがるくらい、彼女の才能は群を抜いていたのだ
 そして野球部が甲子園優勝を果たしたときに新聞部の依頼で記事に載せる写真を撮ったのも彼女だった

「では野球部の皆さん、最後に写真を撮らせて下さい、名前お願いー」
「じゃ適当に並んで」
「あ、名字じゃん!」
「山ノ井やっほー」

 当時二年生だった名前と山ノ井圭輔とはクラスメートという間柄だったためか、後に彼女は野球部と親交を深めることになった
 じゃ撮りますよー、彼女の撮った写真は部活動の大会記録として額に入れられ校内に飾られることになった
 そのまま時は流れ彼女が三年生になれば野球部の山ノ井とまたもや同じクラスになり、更には野球部で比較的に仲の良い本山裕史とも同じクラスになったのだった

「監督さん、河合くん、今日は野球部の活動を撮らせて頂きます、よろしくお願いします」

 よろしくお願いします、彼女言葉に続けて写真部のメンバーが頭を下げれば監督も河合も快く返事をする
 この日は前々から決められていた、野球部の活動をカメラに収める、という写真部の活動の日だった
 くれぐれも野球部の邪魔だけはしないように、彼女がそう言えば写真部員たちは笑顔で頷き自分のカメラを抱えて駆け出した


すべてはここから

 野球部は新しい一年生を迎え、新しいレギュラーでの練習に励んでおり、活き活きとした彼らを写真に収めていく部員を見て彼女はようやく自分のカメラに手を伸ばした

「あ、名前じゃん」
「ほんとだ、何してんの?」
「圭輔に裕史、今日は写真部みんなで野球部を撮りにきたの」
「まじでか、格好良く撮ってよー」
「あ、山ちゃんだけずるい! 俺も!」

 そのポーズ前に撮ってるわ、各々自分が格好良いと思うポーズを彼女は一蹴する
 写真が好きな彼女は教室にいる際もカメラを常備しており、いつでも写真を撮れるようにしているので必然的に二人の写真は数え切れないほど撮っているのだ

「部活に専念しなさい、そしたら撮るから」
「よっしゃ、本やんより格好良く写る!」
「言ったな、こうなりゃ勝負だ山ちゃん!」

 早速グラウンドに駆けていった二人にシャッターを切って他の部員を眺める
 野球部員を撮る写真部員たちにレンズを向ける、レンズ越しに活き活きとした写真部員たち
 今回のことを野球部に依頼して正解だったな、そう思いながらシャッターを切っているとどこからか声がかかる

「危なーい!」

 その声に反応しレンズから視線を外せば彼女めがけて野球ボールが飛んできた、綺麗なフライだ
 しかし彼女は慌てふためくなんてことはせず、飛んできたボールを軽く避けて見せた

「部長大丈夫ですか!?」
「ええ、心配ないわ」

 心配してくる写真部員に笑みを向けていると、ボールを打ったと思わしき人物が彼女に近づいてきた
 この出会いが後に彼女と、その男の人生を変えることになろうとは二人とも知る由もない

「すみませんでした! 怪我しませんでしたか!?」
「大丈夫、避けたから」
「ふう、良かったー」
「あ、仲沢! もう少しで名字部長に当たるところだったんだぞ!」
「うええっ、部長さんだったんすか!? ほんとすんません!」
「大丈夫だから、貴方は練習に戻って、みんなも撮影に戻りなさい」

 彼女の言葉にボールを打った少年も写真部員たちもそれぞれの行動に戻っていく
 その後は何事もなく両部ともに十分な活動をして終わった


恋もよう

 練習の終わった野球部員は部室で着替えていた、本日は普段とは違い写真部の活動も兼ねていたということもあり、部室での話題は写真部のことで持ちきりだった
 男所帯の野球部では特に女の子の話ばかりが盛り上がりを見せていた
 自分の打ったボールが写真部の部長に当たりそうになったということもあったせいか、いつもは率先して話題に入ってくる利央も今日ばかりは大人しい

 それに気づいた島崎が、からかうように話しかける

「聞いたぜ利央、お前の打った球が写真部の子に当たりそうになったんだって?」
「もー、慎吾さんからかわないでくださいよ、ほんとにびっくりしたんすから!」
「可愛い子だった?」
「かわいいと言うより綺麗な人でした……あ、その人写真部の部長らしいっす」

「じゃあそれ名前じゃね?」

 背後から掛けられた声に二人はびくりと肩を揺らす、振り返れば声の正体は本山で、山ノ井が顔を覗かせ口を開く

「名字名前、写真部部長で俺らのクラスメート!」
「あー、名字かー」

 島崎を含む今の二・三年生には彼女の業績が知れ渡っているので山ノ井の一言に納得がいったようで頭を数回うなずかせた
 島崎もその存在を知っている名字名前という人物に利央は不思議だったようで、首をかしげる

「あ、もしかして利央、名字が気になる感じ?」
「は、はい、ちょっとだけっすけど……」
「明日俺たちのクラスおいでー」
「はい!」

 このときの利央はまだ気づいていなかった、自分の中に生まれた感情を
 次の日、彼女に再び出会った彼は彼女に対しての感情の名前に気づくのだった


写真部部長と大型犬04

「利央は犬ね」

 そう言って彼女は笑みを浮かべた、利央と呼ばれた少年は納得がいかないのかふてくされる
 好きな人に動物に例えられて悪い気はしない、が、何か釈然としない

「ちょ、名前さん、犬ってなに!」

「あー確かに、利央って盛った犬って感じだなー!」
「あははっ、言えてる!」
「うー、山さんも本さんもからかわないでくださいよ!」

「だって面白いじゃん」


 ふわふわとした癖のある金髪を揺らした利央は机に身を乗り出せば、名前の手が頭を撫でる


 この髪も犬らしさを助長するには十分で、名前は自宅で飼っている愛犬を思い浮かべた

「ゴールデンレトリーバーみたいね」
「ぶっ!」
「まじだ!」
「ちょっと名前さんまで!?」

 だってペットじゃん、俺、名前さんの彼氏なのに、ペットってなんか納得いかない


 昼休み、利央は自身が一年生であるにも関わらず三年生の教室で昼食を食べていた、理由は簡単、愛しい人がいるからだ



「写真の彼とはどういったご関係ですか?」
「私の愛犬です」


幸せのフルコース

※R18注意



 今日は写真家の父が展示会の打ち合わせで東京に泊まりで、母も父について行った、つまり今日私の家には私とペットのナマエしかいない
 それを利央に言えば泊まりに来てくれた、幸い明日は休日で二人とも部活がない日と、都合が良すぎだったのが少し怖かったが気にしない
 部活終わりの利央をお風呂に入れて、晩御飯を食べて、私の部屋で寛ぐことにした、ちなみに、空気を読んだつもりかナマエはすぐに小屋に篭もった
 ベッドに背を預けて二人で並んで、利央は私の撮った写真を見ていて、私はカメラの手入れをしていた、いつも使うものだからこそ大切にしていきたい

 付き合っている男女が同じ部屋にいるのだから厭らしい雰囲気になるのは当たり前の流れで、利央との会話も途切れて室内が静寂に包まれる
 不意に利央が私の肩にてを回してきたので私も利央の肩に頭を預けた
 しばらくして意を決した利央が顔を近付けたので目を瞑ってあげる、触れるだけのキスをした、いつもしてるのにこんなにドキドキするのは雰囲気のせいにしとく
 この流れで初性交もするのだと思っていたらまた触れるだけのキスがきた
 焦らしてるのかともおもったがどうやら違うらしい、利央の顔はみるみるうちに赤くなっていく

「利央?」
「あの、俺……!」
「利央ってもしかして童貞?」

 顔を真っ赤にしてもじもじしている利央にそう聞けば控えめにこくりと首を下ろした、これは肯定の意味
 このままいけば私が利央の童貞を貰うことになる、私はいいとして利央は私が初めての相手で良いのだろうか

「利央、私が初めての相手でいいの?」
「名前さんがいい、名前さんじゃないとやだ」

 そんなことを言われたら気持ち良くしてあげるしかないではないか、ベッドに利央を組み敷いてい下着ごとズボンを脱がせばいきり立つ陰茎が飛び出した
 昔付き合っていた男のものより幾分か大きいそれを私に見られている羞恥からか利央は顔を背けてしまった

「利央分かる? 利央のおっきくなってる」
「恥ずかし……うあっ、」

 かぷり、先走りの流れる陰茎を口に含ませ丹精に舐め上げる、利央の口からは色っぽい吐息と喘ぎ声が漏れる
 皮の中にも舌を入れてぐるりと一周させて少しずつ亀頭を出していけばやっぱり大きい
 こんなのが私の中に入るのだろうかと思いつつ左手で自分の陰部を解していく

「名前、さんっ……、おれっ、もう……!」

 利央が達しそうになったので手を止めれば泣きそうな顔で私を見つめてきた、これで絶頂を迎えては自慰行為と何ら変わらない
 財布の中から小さい袋を取り出し破って中からコンドームを取り出す、利央はこの意味を理解したらしく自分で装着しようとしたが私がそれを拒否した
 手早く利央の陰茎にコンドームを装着し、下着を脱いでスカートのまま利央に跨る

「りおう、」
「名前さ、ん、はあ……っ、」
「処女あげられなくてごめんね……!」
「っ!」

 陰茎に手を添えてゆっくり腰を降ろす、何とも言えない圧迫感が気持ちよかった

「あっ、おっきい……、はぁ、んっ、」
「やば、きもち、い……んっ!」
「りおっ、キス、して……!」

 二人とも無意識のうちに腰を動かしていて、利央にキスを求めれば先程とは違う、濃厚なキスをくれた


 最初はゴールデンレトリバーのくだりが書きたかったのに、書けてなかった
 あと写真の彼云々のくだり、この二つが書きたかったはず、なのに……




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