▽哀れな魂の透魔沿い(AB!要素有り/→grbl/→OP)
夢みる魔術師の前身ネタ。ここから設定いじくりまくってFE3H仕様にしたのが夢みる魔術師です。
カムイの双子の妹として育った女の子。常にローブを纏っており素顔を余り出さない。
視界に入った者のステータスを数値として見ることが出来、それを元に戦略を立てる戦術師。魔法と剣が使え、初期装備は“ギガサンダー”と“青銅の剣”。
視界に入った者(物)のステータス等が可視化される特殊な眼を持っている。
カムイとは違い竜の姿には成れない。固有スキル:先見の明‐敵から攻撃された時、ダメージ半減。軍の中で一番、包容力がある。
長所は頭がいい、短所は非力。素質は呪い師。
事故死し二度とFEがプレイ出来ない未練から永遠ともいえる月日をあの世で過ごしていたが、ある時からカムイに憑依し白夜編と暗夜編と幾度となく繰り返し体験し続けた哀れな魂がようやく肉体を得た姿。
具体的には無から生まれた。気付いたら赤子の姿で透魔国に存在していてミコトとハイドラの良心に拾われ育てられた。故にカムイの双子の妹ではなく血の繋がりも一切ない。
素顔はカムイ同様に白髪赤眼で、容姿は覚醒の女ルフレ(マイユニ)に似ているが全くの別人。肉体を得た際のキャラメイクが覚醒仕様だっただけ。
※カムイは公式デフォルト男カムイ(一人称僕)です。また周りにはカムイと双子だと思われており、フェリシアとフローラはカムイに、ジョーカーはナマエにそれぞれ仕えている設定となっています。
「私はナマエ。カムイの半身、とでも言えばいいのかな」
「ふふ、嬉しいな」
「……不愉快極まりないね」
「はぁ……ごめん、少し一人にさせて」
「あはは。なかなか面白いね」
「私の未練はこの世界(死後の世界)では満たせないから、一生ここからは出られないんだよ」
▽前世(?)
死んでAB!の世界にいた。生徒会書記。NPC然として生活しているが歴とした死人。
不慮の事故で死んでしまった未練で消滅できずに永遠ともいえる月日をループしていた。
その中で“AngelPlayer(死後の世界のマテリアルに干渉することが可能なプログラムソフトウェア)”で、視界に入った者のステータスが可視化される“ステータスチェッカー”というプログラムを作成追加してSSSメンバーと会長らの戦いを傍観するのが唯一の楽しみだった。
実はもう一つ、一度死んだらそのまま強制消滅する“クラシックモード”というプログラムも組んでおり、音無らの卒業式の前日に直井の手により強制消滅した。
(AngelPlayerのプログラムはカムイに憑依したあとも、肉体を得ても継続されている)
▽戦闘時のセリフ集
・前衛・後衛共通
必殺・奥義発動:邪魔しないで/戦局を変えるよ!…なんてね/ここで死ぬ訳にはいかないの!
必殺・奥義発動時攻撃:はぁっ!/視え視えね!
敵の攻撃が命中:うわっ!/きゃあっ!/ぐぬぬ…/…ちっ/むかつき
倒されたとき(≠散り際のセリフ):こんな…ところで…
・前衛時
攻撃:そーれっ!/えいっ!/はぁっ!/えいや!
自分が敵を撃破:ん、戦術通り/さようなら/悪いとは思わないよ/一丁あがりっ/こんなものかな/うん/ふぅ…
後衛が敵を撃破:ありがとうね/読み通り/助かる
・後衛時
戦闘開始:サポートするよ/大丈夫/死なせない/いくよ//覚悟してね/絶対負けない/生存戦略始めようか
攻陣(デュアルアタック):邪魔しないで/悪いとは思わないよ/さようなら/しつこいなぁ
防陣(デュアルガード):させない!/死なせない/読み通り
・杖・祓串等で回復
自分が他ユニットを回復:それ〜/はいっ!/やあっ!
他ユニットが自分を回復:ありがとうね/助かる
・散り際のセリフ
[カジュアル]
こんな所で倒れるなんて軍師の名折れね…
ごめん、撤退するね…
[クラシック]
そう…クラシックモードだからなぁ…
死ぬのが私で良かった…
・独身エピローグ
【新透魔王の軍師】
戦いの後、何処かへ姿を消す。
指先一つが歴史を変えるとまで言われた天才軍師の名声とは裏腹に、元から存在していなかったように一切の公的記録は残っておらず。
唯一残っていたのは彼女の直筆であろう謎の数字が羅列された軍事記録らしきものだけであった。
・結婚エピローグ
【新透魔王の軍師】
ナマエは新たなる透魔王の右腕として国の復興に尽力する傍らで、夫に尽くす良き妻であり、子供たちを大切に思う良き母でもあった。
※誰かと支援Sになると消滅エンドから免れる仕様
「カムイ、これだけは覚えておいて」
「?」
「貴方には選ぶ権利もあれば選ばない権利もある」
「“選ばない権利”……?」
握った両手をカムイの前に持ってくる。
「どっちかに飴が入っています。当てたらあげる」
「んー、こっち」
「残念。正解はポケットの中でした」
両手を開いても飴など入っておらず、ローブのポケットから真新しい飴の包みを取り出すナマエ。
「あ、ずるい」
「そう、世の中ずるいことばっかりよ。選択肢の中に答えがあるとは限らないの」
包装を開いて中の飴をカムイの口に放り込む。
「選べないのなら、選ばなきゃいいの」
「選ばなきゃいい、か……」
「そう。選ばなければまた別の道が見えてくることだってある」
「この世は“If(もしも)”で溢れているもの」
「ありがとう、すごく為にになった。……でも何でそんな話を?」
「カムイ専属軍師として少しでも貴方の視野を広げておこうと思ってね」
「ナマエがこうやって意味深に物を言う時は重要なことだって知ってるから、肝に銘じておくよ」
「貴方の進む道が例え孤独になろうとも、私はカムイを独りにしないから。貴方は貴方の思った道を選んで」
「名前様、おはようございます」
ジョーカーのあいさつにいつも通り返して目覚めの珈琲をもらう。
「マークス様たちがもうすぐ到着いたしますよ」
「ええ。……カムイは? まだ起きてないの」
「カムイ様はフェリシアたちが起こしに行っております」
「そういえば今日だっけ」
運命の日が来た。
「カムイ、そのまま聞いて」
「?」
「ガロン王はこの人たちを殺すことを望んでいるし殺さなければ私たちが殺される可能性が高い」
「! そんなこと……!」
「シッ!……大丈夫。タイミングを見計らって私が魔法で城の外に逃がすから、カムイは話を合わせてね」
「……分かった」
そのままカムイの剣が二人を圧していき、終に圧しきられた二人が膝を付いたタイミングをナマエは見逃さなかった。
「はぁっ!」
原作でレオンがしたように、ナマエはギガサンダーの魔道書で辺りに眩い閃光を落としたタイミングでスズカゼとリンカを城外へとワープさせる。
ぶっつけ本番ではあったが上手くいった。
「お父様、カムイがもたもたしていたから私が始末してしまいました」
「構わん。お前らの実力が見れた」
「僕はあんたを姉と認めないからな」
「まぁ私たちは姉弟じゃないからね」
「ナマエ……よくぞカムイを守ってくれましたね」
「ええ。カムイは私達の希望ですから、貴女の願いじゃなくても私は彼を守り続けますよ」
「貴女も、無事で良かった……」
「実の子じゃないのに育てて頂いた恩は永遠に忘れません。本当にありがとうございます」
「そんなこと、いいのですよ。私は貴女も実の子同様に思っているのですから」
「アクア、私は貴女に会いたかった」
「私が存在していることには何らかの意味があると思うの。」
「私はカムイの味方だけれど……アクア、貴女の味方でもあるから」
「私は“カムイ”として生き続け、そして死に続けた」
「ええ、何となく分かっていたわ」
「ナマエ。私も貴女に会いたかった」
棄てたはずの魔剣ガンギマリがなぜ奴の手に。とにかくこれをどこか遠くへ。
カムイに別の道があることを示唆し自分の役目は終わっているのだから、どうせならば彼らの心の拠り所を守って死ぬべきだった。なのに。
「どう、して……?」
「言ったで、しょう……貴女も、私の子、だって」
「そんな……」
目の前で死にゆくのは自分ではなくミコトであった。
「お母、さん……」
「ふふ……やっと、母と呼んで、くれ、ました、ね……」
きっと彼女に神祖竜の血が流れていたなら、今頃竜化して暴れ回っていたことだろう。自分の双子の兄として育ったカムイのように。
今は泣いている暇はなく、侵入した謎の兵もとい透魔兵を殲滅しなければ被害が拡大してしまう。
そうと決まればナマエは一歩引き周りの状況を素早く確認した。
ミコトの命を奪った謎の男はリョウマと交戦している。タクミらは透魔兵を、アクアはスズカゼに護衛されつつカムイを鎮めるべく理性なく暴れ回る一匹の竜を目指している。
「サクラ、母上をお願い」
「は、はい!」
次の瞬間ナマエはフードを深く被り体制を低くし竜に向かって走り出した。途中で襲ってきた透魔兵は懐にしまっておいたギガサンダーで跳ね除ける。
「スズカゼ! 人馬お願い!」
「! お任せください!」
とっさにスズカゼは片膝をつき両掌を重ねて差し出すように突き出し、勢いのままナマエがその掌に足を乗せるとスズカゼが上へと押し上げる勢いを利用して竜の背に乗り上げた。
本来ならば三人一組で行う高い塀等を飛び越える忍術なのだが、二人で、しかも咄嗟のことだというのに良く成功したものだ。
「ありがとうね!」
「いえ……でも大丈夫なんですか!?」
彼の言葉の通り本能のまま暴れまわっているカムイの背に乗るのは危険すぎる。
“この後の展開”を知っていても、いても立ってもいられなかったのだ。
「大丈夫! カムイは優しい子だから」
竜の背に乗ったナマエを見やりアクアも歌を紡ぎ始める。
「カムイ。落ち着いて……取り乱しても母上は戻ってこないのよ」
カムイの背に必死にしがみつきながら名前は彼に言葉を投げかければ、耳障りとばかりに暴れるが彼女も振り落とされて堪るかと首にしがみつく腕と脚に力を込める。
アクアの歌が
「それともこのまま暴れ回って自分のきょうだいたちも殺してしまう? そんなこと貴方は望んでいないでしょう?」
痛くない程度に、意識をこちらに向かせるようカムイの体を叩きながら優しく話しかける。
そうすると段々とカムイの挙動が落ち着いてくるではないか。
「そう、いい子。だから、まずは落ち着くために、深呼吸をするの」
そこでようやくカムイの耳に歌が入ってきた。アクアが紡ぐ優しくもどこか哀しい歌。
「そう、ゆっくり……少しは落ち着いた?」
「本当はあそこで私が死ぬべきだった……そのために私は存在していたんじゃ……私の役目は他にあるとでも……?」
『選択肢の中に答えがあるとは限らないの』
その時カムイの脳裏にナマエの言葉が鮮明に蘇った。北の城塞でのあの言葉はここでのことだった。二択を迫られたカムイにもう一つの選択肢を与えたのだ。
「ナマエ……」
「……うん。私はカムイの選んだ道に付いていくよ」
「兄さんたち……ごめん。俺はどちらも選べない」
「でもここれからどうすれば……」
「こんな時こそ軍師に任せなさいな」
「とりあえず両軍を混乱させてその間に撤退。これが現状でのベストだね」
原作ではここでアクアのとんでも脳筋策によって話がややこしくなってしまっていたのでナマエはきちんと頭をひねった。
どちらの味方でもない、けれど敵でもない。それを証明するためにすべき事。
「私の指示に従いたくなければ従わなくていいよ。くれぐれも死なないように気を付けてね」
「“戦争において最も重要なものは、すなわち情報である”だよ」
「うーん、一度だってカムイの事を“兄”だなんて呼んだことないんだけどなぁ」
思い返せばカムイがナマエを妹だと言っている場面は多々あれどナマエ自身は己を“カムイの半身”としか称したことがないのだ。誰の記憶を辿っても、その事実しか存在しなかった。
「じゃあ本当に……?」
「うん、そうだよ」
カムイの言葉にナマエは静かに頷く。
「私は無から生まれたの」
不慮の事故で命を落としてからしばらくして、ナマエという思念は永遠とも言える歳月を“カムイ”と共に過ごしてきた。
と言っても文字通りナマエは意識だけの存在としてカムイに纏わりついていただけであり、自身では何もできずただ傍観するしかなかったのだが。
ある時は暗夜を選び志半ばで倒れ、またある時は白夜を選び戦争に勝利し、またある時は暗夜を選び満身創痍になりながらも最後まで戦い抜いた。どちらを選べど必ずしも戦争に勝てる訳ではなく、だからといって不死鳥は微笑まずカジュアルに生きることも出来ない。
そんなことの繰り返しを何千、何万、何億をも繰り返したある時だった。その“if”は訪れた。
幾重もの世界をハイドラが弄ぶ中でこの世界だけがどちらの手を取ることなくこの見えざる国まで辿り着いた。自分という存在を許容してくれた唯一の世界だからこそ、全てを救わねばならなかった。
「そんなことを気にしてたのね……ナマエのお馬鹿さん。あなたがどこの誰であっても私の妹であることには変わりないのよ」
「ありがとうカミラ王女……ううん、カミラ姉さん」
「!! い、今“姉さん”って……! ああっ、ナマエ大好きよ!」
「ヒノカ姉さんも、ありがとう」
「ナマエ! この日をどれだけ待ち望んでいたか……!」
「僕は知っていたんだ……カムイ兄さんとナマエ姉さんが白夜に戻ってきたあの日、母上とナマエ姉さんの会話を偶然聞いてしまって……」
「タクミ……」
「僕も血が繋がってなくて良かったって思ってるよ」
「タクミ……?」
「これで心置きなく好きだって言えるからね」
「……」
「……」
「えっと……」
「え……ああっ!? いや違うから! 別にそういうことじゃないから! 断じて違う!! いや違わないけど!」
支援会話集(書けてるところだけ、途切れ途切れ)
▽タクミ支援
・支援C
軍議が終わり天幕から出てきたナマエが両腕いっぱいに資料を抱え自分の天幕までの道のりを歩くその姿は、荷物の量のせいか立て続けの戦の疲れからかは分からないが覚束ないのは確かだった。
普段ならばさして気にしないよく見る光景なのに今日だけは何故か気になってしまった。
きっとジョーカーがいないからだろう。いつもならばすぐに彼が現れてナマエが持っている荷物を奪うようにして運んでいくのだが今日は何故かいない。
「……はぁ」
このまま通り過ぎてしまっても良かったのだが、流石に気が引ける。
「貸して。持つから」
半ば強制的にナマエの抱えていた資料を受け取るとタクミはそのまま彼女の天幕に向かって歩き出す。
「……ありがとうね」
「別に。転ばれてこの大漁の資料をそこかしこにぶち撒けられたくないだけで、他意はないよ」
親切心ではなくあくまで同情、一応仲間であるという意識程度の出来事。あくまで見ていられなかっただけ、ということを強調するタクミの物言いを他所にナマエは上機嫌だ。
「それでも私は助かるから、感謝してるの。他意はないよ〜」
ふふふ、と露出された口許に笑みを浮かべて軽快な足取りでタクミの横を歩く彼女からはいつもの大人びた雰囲気は一切感じられず、年相応の女の子だ。
こうして素直な彼女も、大人びている彼女も、どんな状況においてもマイペースを貫き通すこの性格だけはなかなかどうして掴めない。
「……ハァ。いつもの従者は?」
「ジョーカーは食事当番」
「あれ、食事当番はメイドの方じゃ……」
「だからジョーカーにもやってもらってるの」
「?」
益々訳が分からなかったが特に興味も沸かないのでタクミは深く聞く気にはならなかった。
しばらくして暗夜調のナマエの天幕に到着し、彼女に誘われるがまま中に入る。
ナマエの天幕の中は綺麗に整頓されており資料や軍事記録、兵法書といった一目でも分かる軍師としての物ばかりで、彼女自身の私物は極めて少なかった。
タクミ自身も己の天幕に私物が多いかと訊かれればそうでもない。そもそもこのマイキャッスル内の天幕自体が戦をしている間の仮住まいであり私物を置く意味などないのだが、それでも年頃の女性の天幕にしては簡素すぎるという感想を抱かざるを得ない。
「……これどこに置けばいいの」
「ここに置いてくれたら後は私でも出来るから。ありがとうね」
「……」
どさりと両手一杯の資料の山を器用に崩すことなく指定されたテーブルの上に置く。
「今紅茶を淹れるから飲んで行って」
「別にいい」
そうは言いつつも彼女に促されるがままにタクミは
暗夜で育ったからか暗夜調の家具が多く白夜育ちのタクミは物珍しく部屋を見回している。
「はい、どうぞ」
「……」
「別に毒の類は入ってないから安心して。ああでも、誰かに振る舞うのは初めてだから味の保証は出来ないかも……」
そう困ったように笑うナマエが自身のティーカップに口を付けたのを見て、タクミも目の前に用意された磁器を手に取って一口飲んでみた。
「……美味しい」
あまり紅茶を口にしたことがないタクミでもナマエの淹れたそれは飲みやすく、素直に美味しいと感じられた。
「ふふ、ありがとね」
「意外だ」
「いつもジョーカーが淹れてるの見てたからね」
・支援B
「私じゃないと記録を付けられないからねー」
何を言っても上手く躱されてしまい勝負をしているわけでもないのにタクミは何故か負けた気分になってしまい、更に憎まれ口を叩いてしまう。
「あんたの立てる作戦が最善だと思ったから従ってるだけで、あんたを姉と認めたわけじゃないよ」
「うん、それでいいよ。認めてほしくて軍師してるわけじゃないからねぇ」
「……僕が言うのもなんだけど認められたくないの」
「私はただみんなに生きて欲しいだけだから」
「今軍議してるんじゃないの」
「うん、してるね」
「あんたは行かなくていいのかよ。軍師だろ?」
「カムイがいるからいいの」
「……大丈夫なの? 軍議の進行が出来るとは思えないんだけど……」
「私がいなくても軍議が出来るように、特訓的な感じ?」
「そんな軽いノリでいいの」
「大丈夫大丈夫。今回のはカムイの頭でも理解出来る簡単な議題だから」
ナマエ抜きの軍議ということでカムイは緊張しているのだろうがマークスやリョウマは彼に甘いのでちゃんとフォローしてくれていることだろう。
「ナマエ姉さん貸して。持つよ」
「ありがとうタクミ」
フードで顔色は窺い知れないがその声色には嬉しさが滲んでいる。
「姉さんの天幕まで持っていけばいいんだろ?」
「いや、これは資料館に戻すやつなの」
「……資料館だね、分かったよ」
「……身辺整理してるみたいだね」
「……」
タクミの言葉にナマエは曖昧に笑ってみせた。これまでの付き合いでタクミがその表情の意味に気付かないはずはないと分かっていながら。
・支援A
夜遅くまで戦果をまとめていたので小腹が空いてしまったナマエは何か摘もうと深夜の食堂に足を運んでいた。
適当に料理をしていると寝間着姿のタクミがやってきていると思わなったナマエがいたため驚いた表情を見せる。
「ナマエ姉さん? こんな時間に何してるの」
「戦果を纏めてたらこんな時間になっちゃてね。小腹がすいたから夜食で持って思って。タクミも夜食?」
「……僕は夢見が悪くて目が覚めちゃったから水を飲もうと思って」
「ちょっと嫌な夢を見ただけだよ……」
「夢?」
「……大したことないよ。気にしないで」
「どんな夢だったか聞かせて」
「え……」
「誰かに話したら少しは気が楽になるかもよ」
「でも……」
ナマエの優しい瞳にとうたうタクミが折れた。
本当に変な夢だよ、と前置きをしてタクミはゆっくりと言葉を紡ぐ。
「……僕がカムイ兄さんやレオン王子たちと対峙していて、でもそこにナマエ姉さんはいなくて」
「!」
「それで僕がカムイ兄さんや暗夜の人たちを殺していくんだ……」
「……」
「……嫌なのに、でも憎い気持ちが溢れて……体が勝手に動いて……!」
「タクミ」
血の気の引いた真っ白な顔のタクミを、正面から抱きしめるナマエ。
「……大丈夫よ。それは悪い夢だから。ただの夢だから」
ナマエの鼓動の音がタクミを落ち着かせる。それは幼い頃に同じように抱いてくれた母親のぬくもりのようで。タクミの腕は自然とナマエの背中に移動していた。
「落ち着いた?」
「大分……ありがとう」
「いえいえ。……そうだ」
「?」
ちゅ。タクミの前髪を掻き上げ露わになった額にキスをするナマエ。
「なっ!?」
「悪夢を見なくなるおまじない。小さい頃カムイにもよくやってたから効果は保証するよ」
「……っ、ここ、子供扱いするなよ!」
「ふふ、ごめんごめん。ても結構気が紛れたでしょ」
「あ……」
確かに先程までの不安や恐怖といった感情は薄れていた。
「……ありがとう。おやすみ」
・カンナが素直すぎて自分の子か疑うタクミ
「(私の子なのにこの魔力の伸びなさ……それにこのHPと技の異常な伸び率は確実にタクミの遺伝子)」
「カンナが素直すぎて自分の子か自信がない?」
「だってそうでしょ。僕の子供だったらあんなに素直な訳がない!」
「自分が素直じゃないって自覚はあったのね」
「……それで私たちに相談しに来たって訳ね」
「こんなことカムイ兄さんたちにしか言えなくて……」
「確かに暗夜のきょうだいに言ったら殺されるのは必至ね」
アクアの容赦の無い言葉にタクミの背筋が凍りつく。
▽ラズワルド
・支援C
「せっかく綺麗な顔をしているんですから普段からフード取れば良いのに……」
「……それは私が“ルフレ”に似ているから言っているの?」
「えっ! あ、いえ……」
「ごめんね、ちょっと意地悪言っちゃった」
「……ううん。これは僕が悪い」
「初対面の女性に対して」
「髪の色と服装が似ていたから見間違えただけで、ナマエ様とルフレさんは全然似てないよ……本当にごめん」
「……」
「そういえば、貴方の知り合いの“ルフレ”は女の人なのね」
・支援B
「名前様、失礼します。お暇でしたら僕とお茶でもしませんか?」
その日ラズワルドがいつもの軽い調子で名前様の天幕を訪れると、目的の人物はいつも通りローブを目深に被り机に向かって書き物をしていた。
集中していたようで彼の声には気付かなかったが、ラズワルドが彼女と目線を合わせるように屈むとようやく視界の端に彼を見つけた。
「ん?……あら、ラズワルド。いらっしゃい、何かあった?」
「ナマエ様をデートに誘いに来たんですけど……それ、この間の戦いの記録ですか?」
「うん、忘れないうちに結果を纏めないといけないから。折角誘ってくれたのにごめんね」
「いえ! ナマエ様が仕事をしていると知らずに誘いに来た僕が悪いんですし」
「」
「そうだ。もう少しここにいても良いですか?」
「別に構わないけど……?」
作業の手を再開させたナマエの手元をじっと見つめるラズワルド。
あまりの真剣さにナマエは思わず小さく笑う。
「見ていて楽しいものじゃないよ」
「いえ、ナマエ様と過ごせるならどんな状況でも楽しいですよ」
誰がどの兵と何戦して何勝したかとか、レベルアップした人がいたらその時に上がったステータスなんかを事細かに記していくこの時間はナマエにとって数少ない娯楽の一つである。
「この数値はナマエ様の特別な力で見えるものなんですよね?」
「うん。こうしてデータとして纏めておくと色々と便利だからね」
「僕にはいまいち分からないなぁ……」
「そうだね、例えば……ラズワルド」
「僕?」
「貴方は力や技、幸運が伸びやすい反面早さや防御に関するステータスが伸びにくいから、なるべく短期決戦型の策が合うの」
「そう言われれば確かに」
「他にも修得済みスキルとかも分かるよ。もっと個人的なことも……」
「個人的なこと……」
「知りたい?」
「え、遠慮しておきます」
・支援B
「あの、ナマエ様……」
「ラズワルド、どうしたの?」
「やっぱり知りたいです」
「? 何の話?」
「この前話したナマエ様の能力のことです」
「ああ、それね。いいよ、教えてあげる」
フードを脱いで彼の顔をじっと見つめれば母親譲りの恥ずかしがりが顔を出したようで彼の頬に朱が差した。
「あ、あの、ナマエ様……?」
「ちょうどラズワルドの頭の上」
「?」
「その辺りにその人の名前が表示されていて、偽名を使っている人はその下に括弧書きで本名が載ってるの」
「えっ!?」
「ふふ、冗談だよ」
「で、ですよねー。ほっ……」
「本名は偽名の上だよ」
「位置はどこでもいいんですけどね!?」
「まぁ、その人なりの事情があるだろうから口外はしないけど」
「……」
「」
・支援A
「私は、“無”から生まれた存在だからかの国との戦いが終わった瞬間に消えてなくなるかもしれない。私自身不確定な要素が有り過ぎて」
その他番外的な
▽ご都合主義な南国争奪戦
「ナマエ、これどうしよう……」
カムイがくじ屋で“南国への招待券”を当てた。これをアンナに渡せば異界の南国へ行けるという代物であり、誰に渡すべきが迷った結果ナマエに相談しに来た次第である。
「(南国争奪戦……)……カムイ、くじ屋の店番誰だった?」
「アンナだったよ、確か」
「……」
アンナ商会の誰かだろう。ナマエはカムイに少し待ってて、と言い残し一人くじ屋へ向かった。
「アンナさん!」
「あらナマエ。いらっしゃーい、くじ引く?」
「南国行きのチケットあと何枚残ってます?」
「ご要望があれば何枚でも用意するわよ。ナマエはお得意様だから安くしてあげる」
FEシリーズをプレイしていた身としてアンナには無条件で敬称を付けてしまう癖がナマエにはある。
「白夜と暗夜の王族と臣下の24人。それにカムイとアクア。あとジョーカー、フェリシア、スズカゼ、サイラス、ギュンター。白夜側のオロチとリンカとツクヨミ。暗夜側のシャーロッテとブノワとニュクス。それとニシキとフランネルとアシュラ……」
指を折りながら人数を確認していけば、この軍も随分と大所帯になったものだとしみじみ感じる。
「それからフローラとモズメの分も入れて、えっと……40人分のチケット用意できません? お金はちゃんと払うので」
「あら、それだとカムイ様が当てた分を足しても一人分足りないわよ?」
「いや、私はいいの。いつも私の策を信じて闘ってくれてるみんなへの労いだから」
「そう……。んー、そうね……いつもご贔屓にしてくれてるし団体割引と、さらに大負けに負けて……98,000Gってところでどうかしら?」
「! それならちょうど私のポケットマネーで払える! 買った!!」
「毎度あり〜!」
「アンナさん本当にありがとうございます!」
「カムイ」
「あ、ナマエ。誰に渡すか決めたのか?」
「これ」
「ん?……招待券がこんなに! 一体どうしたんだ?」
「くじで当てたの」
「ええっ、一気にこんなに!?」
「うん」
「ナマエが私達を呼び出すなんて何かあったのか?」
「うん。カムイがくじ屋で南国への招待券を大量に当てたからみんなで行ってきて。慰安旅行だよ」
「ならば留守は私が預かります」
「ダメ。スズカゼも行くの」
「では誰が留守番を……」
「私」
きっぱりと言い切ったナマエに、当然彼女も一緒に行くと思っていた全員が目を丸くする。
「ナマエ様が行かないと仰るのなら俺も行きません!」
「ダメ。これは命令だから、行ってきて」
「ですが……」
「ジョーカー」
「……分かりました」
「ナマエお姉ちゃんだけ行けないの!?」
「行けないんじゃなくて行かないの。私の分まで楽しんできてね」
「ナマエ……」
「あーいたいた! ナマエ! カムイ様!」
「アンナ?」
「忘れ物を届けに来たのよ」
「忘れ物……?」
「はい、これ」
心当たりがなく首を傾げているナマエとカムイにアンナが差し出したのは一枚のチケットで。南国行きのチケットだった。
「えっ、人数分ちゃんとあったけど……」
「オマケを渡すの忘れちゃってね」
アンナさんもおまけとか付けるんだ、と考えてすぐにナマエはその失礼な思考を消すように軽く頭を振る。
「一枚オマケよ。留守番は私がしておくから、貴女も行ってらっしゃいな」
「アンナさん……!」
エムブレマーの性とは別に彼女には一生頭が上がらない気がするナマエであった。
「せっかく海に来たっていうのに……ナマエ様はいつものローブなんですか!?」
「日に焼けたくない……」
「多少日に焼けたほうが健康的でいいと思うけど……ナマエ姉さんは白すぎるよ」
「そういうレオンだってマント着けてるでしょ」
「うぅ……ナマエ様の水着姿が見れると思って楽しみにしてたのにー!」
めいっぱい海水浴を楽しむ仲間たちを眺めているナマエとレオンの横で一人嘆くラズワルド。
「……一応この中に水着は着てるよ」
「!?」
「脱がないけど」
「何で!!」
「てめぇ! ナマエ様は泳げねぇんだからしつこく誘うんじゃねぇ!」
「ちょっとジョーカー! 大声で言わないで!」
「何だ。ナマエ姉さんってば泳げないことを知られたくなかったのか」
「……タクミ」
「あはは。誰しも苦手なものの一つや二つあってもいいんじゃない? 特にナマエ姉さんは」
「……どういう意味」
「その方が可愛げがあるってこと」
「……タクミは可愛げがないね」
「僕は可愛くなくて結構」
・ドラマCDネタ
「私の見立てだと、川に落ちて流され陸に上がった所をノスフェラトゥに襲われ勇ましい国境兵に助けられて一緒に行動してるって感じかな」
「すごい具体的だけど……」
「その国境兵にはお礼をしないとね」
▽何度目かのループ、存在に気づいたカムイに名前を付けてもらう
もはや数えるもの億劫になっていた何万回目かのことだった。
「君は僕の守護天使なの?」
『私が、見えるの?』
「じゃあ、ナマエ、なんてどう?」
「ナマエ……というのですね?」
ミコトさんの言葉に小さく頷く。
「ナマエ、今日から貴女は私の子です」
▽FEヒーローズ
☆5ステータス
属性:赤魔道
移動:歩行
HP:38
攻撃:51
速さ:38
守備:18
魔防:25
総合値:170
武器:ブラーレイヴン+
補助:なし
奥義:月虹
パッシブA:守備の覚醒3
パッシブB:攻め立て3
パッシブC:なし
専用神器:軍師の炎書(無属性と戦闘時、三すくみ有利となる)
錬成効果:2マス以内に味方がいる時、戦闘中、最初に受けた攻撃のダメージを50%軽減
▽何れかの世界線の最終決戦にてカムイを庇って死亡した後、何故かグラブルの世界にいた(FEif→grbl)
不慮の事故で死んだファイアーエムブレム好きがifのカムイに憑依して何万回も世界をループした後にステータスが可視出来る特殊能力を持ってカムイの双子に転生して、軍師として世界を平和に導いたがラスボスの死に際の一撃からカムイを庇って死んだ、と思ったらグラブルの世界にトリップしてた。大体こんな感じです。
誰とも支援Sにはなっていないが故の予定調和。
レアリティ:SSR
得意武器:杖
属性:光
タイプ:特殊
種族:ヒューマン
年齢:19(精神年齢は仙人レベル)
身長:163cmくらい
趣味:戦果記録を纏めること、戦術思案
好き:紅茶、マフィン、歌を聞くこと、前の世界のきょうだいや仲間たち
苦手:水(泳げない)、自己主張
CV:
奥義:華炎‐自属性ダメージ(特大)/敵全体にMaxATK×2の無属性追加ダメージ
アビ1:戦術指南‐6ターン得意武器を剣に、属性を主人公と同じにする(使用間隔9ターン)/(+で使用間隔8ターンに短縮、++で効果時間7ターンに延長・性能強化)/※SDキャラの武器も魔道書から夜刀神・終夜に変わる
アビ2:魔の達人‐ターゲットに関わらず6回全属性ダメージ/※得意武器が杖の時のみ使用可(使用間隔5ターン)/(+で弱体耐性DOWNが追加)
(+で使用間隔6ターン・威力強化)
アビ3:ギガサンダー‐敵全体に2〜3倍光属性ダメージ、光属性耐性DOWN ※得意武器が杖の時のみ使用可(使用間隔6ターン)/(+で使用間隔5ターンに短縮、性能強化)
アビ4:七色の叫び‐1ターン自分は攻撃できないがそのターンの間、自分以外の味方全員の能力UP(攻撃力・防御力・クリティカル率・回避率・トリプルアタック率・被ダメージカット率が各15%ずつUP、ダメージ上限UP)(Lv85で収得クエスト解放/使用間隔4ターン)/(+で使用間隔3ターンに短縮)
サポート1:先見の明‐HPが半分以下の時、敵からの全てのダメージが半減
サポート2:軍師の方陣‐隣接の味方のクリティカル率と回避率が10%UP(Lv70で解放)
サポート3:‐(リミットボーナス)
「兎に角、助けて頂いたことには感謝しています。」
「ユ〜ラリ、ユ〜ルレリ〜、泡沫〜想い、廻る秤〜」
彼らを画面越しから見て操作していた頃から聴き親しんだその歌を小さく口ずさむ。
彼らの世界にいた頃は口にすることの無かったその歌を紡いでみても身体は泡となって消えることはない。それもそうだ、呪いの源である邪竜は既に討ち果たされた後なのだから。
私が“私”であると認識できているのは“私”という自覚がある今この場に在る自分だけで実は他にも“私”は存在していて、幾数も存在する“もしもの世界”のいくつかにも“私”じゃない私は存在しているのではないか。
「幾数も存在する世界のいくつかにも“私”ではない私がちゃんと存在していて、そのうちのどこかの私が誰かと絆を深めて子供を産んでいたら……」
戦いが終わっても私が消えない世界が存在するならば。
「それは“私”にとって幸せなことだなって」
「私は、多分彼らと共に生きたかったんだと思う」
魂だけの存在が幾億もの時を経てようやく肉体を得た意味。
物語を正しき終演まで導くことが己の使命だと信じていたからこそ、名前はそれだけに集中したしそれ以外のことはなるべく関わらないようにしていた。あくまで一軍師であることを貫いた。
彼らが欠けることなく彼の邪竜を討ち果たせるのならば、その為の予定調和であれば死するのは怖くなかった。だからこそ彼女は生きたかった。
死んで、死後の世界を彷徨って、好きだったゲームの主人公に憑依して幾億もの世界線を見てきて、ようやく肉体を得、軍師として彼らを正しき終わりまで導いていた。
名前が自らの奇妙で仄暗い人生の終始を語っても尚、彼らは名前をきょうだいだと認め全てを受け入れてくれたのだ。
それは名前にとって生きていることを肯定されたも同義で、それまでその世界にとって異物でしかなかった自分が漸く住人に成れたのだ。
己の全てを受け入れてくれた彼らだからこそ護りたかった。護って死ぬことが出来た。
本来の、ゲームとしての終焉では邪竜はあのまま何も出来ずに死に逝くはずだったのだから、多分、あの振り下ろされた鋭い爪こそが全ての“予定調和”だったのだろう。
ならば名前はこの世界での生を受け入れるしかないのだ。
「その剣初めて見るなぁ。ねぇ、良かったら剣拓取らせてよ?」
「けんたく……?」
「そ、剣拓。まぁ言ってみれば複製みたいなものだね」
「複製……」
「駄目かい?」
「うん、駄目。この“夜刀神・終夜”はカムイと、暗夜と白夜のきょうだいの絆の剣だから……例え複製だとしても世界に二つは在ってはならないの」
「う〜ん残念」
▽気付いたらワンピースの世界にトリップしてた
(FEif→OP/麦わら/友情)
・(多分)最強主人公ではない
・オリジナル含む大体原作沿い
・FE側のオリジナル設定及び捏造もりもり
・基本書きたいとこだけで、色々端折る
・既存キャラの活躍を平気で奪う
・使い捨てのオリキャラ有り(敵など)
・色々とやりたい放題
カムイ(男)の双子の妹だが血は繋がっていないので竜にはなれない。クラスは神軍師。基本的にローブを身に纏っているため口元しか見えない。
タクミと支援Sで子供はキサラギとカンナ(男)、何れとも親子支援A状態であり家族仲は非常に良好。
主に魔導書と剣で戦うが、マリッジプルフで弓使いと弓聖を経験済みなので弓も扱える(神軍師は弓装備できないというのは気にしない方向で)。武器レベルは剣B、魔法A、弓Sまで。
逆ハー風味だけどタクミの嫁さんなので不倫なんてしません。タクミ一筋です。
カムアク夫婦の子供がシグレと女カンナちゃんなので夢主に男カンナくんを産んでもらいました。
・装備中スキル
先見の明:敵から攻撃された時、ダメージ半減(最初の攻撃のみ/固有スキル)
方陣:隣接した味方ユニットの必殺・必殺回避+10
華炎:技%の確率で追加ダメージ。追加ダメージは魔法なら力、魔法以外なら魔力の半分
七色の叫び:応援コマンド選択時、1ターンだけ周囲3マス以内の味方ユニットの全能力+4
技+2:自分の技+2
先手必勝:自分から攻撃した時与えるダメージ+4
凶鳥の一撃:自分から攻撃した時、その戦闘中、命中+40
・持ち物(トリップ時に所持していたもの)
ギガサンダー+5:非常に威力のある雷魔法
ファラフレイム:古の魔法戦士の炎魔法
エイルカリバー:飛行特効、翼を引きちぎる風
虎神・寅+6:虎の形の式神が敵を攻撃する呪
ノスフェラート:魂を啜る冷たい炎
※透魔国の書庫にはFE過去作の魔導書が沢山眠っていたというサイト内設定のためこうなりました。ただしギガサンダーは夢主の初期武器であり何故かマイキャッスルの武器屋で購入出来たので錬成しまくりです。笑
タクミ:夫。クラスは弓聖。自己承認欲求が強いひねくれ者。周りからツンデレと認識されているのが不服。嫁にはデレデレ。軍の中で一番夢見が悪い。
キサラギ:長男。クラスは金鵄武者。勉学が苦手なのは自覚しているので将来は父のような弓の名手になることを目標にしている。軍の中で一番目がいい。
カンナ:次男。クラスは戦術師。まだまだ甘えたな末っ子だけど意外としっかりしている一面も。将来どうなりたいかは模索中。軍の中で一番人懐こい。
※カンナくんは名前の子なので耳尖ってないし竜にもなれません。戦闘時のセリフや言動も名前寄りです。
導入:透魔国でレオンと魔導書の整理をしていたら大昔に設置されたワープの魔法陣で異界に飛ばされちゃう
アンナ商会から購入した風景を焼き付ける魔道書で焼き付けた家族の写し絵、俗に言う“家族写真”を常に持ち歩いている。
「カンナ、キサラギ、タクミ……絶対に帰るからね」
・導入編
透魔竜を討ち果たし透魔国王の座に就いたカムイが成すべきことは透魔国の再建と復興である。
再建は白夜暗夜両国王の計らいにより表の世界での居場所を得られたため残る課題は復興だ。その為にもまずは場内の把握と民の現状を把握することから始まった。
人海戦術とはよく言ったもので、白夜暗夜の王族も一般兵も関係なく軍属の者全員でそれらの作業に取り掛かる次第となり、現透魔王も忙しなく走り回っている。
彼の右腕であり半身であり戦争を終結に導いた軍師名前はレオン、オロチ、シャラの三人と共に書庫の整理に当たっていた。
本来ならばレオンの臣下であるオーディンも居るはずだったのだが彼は終戦後ラズワルドやルーナと共に姿を消していたのだ。名前にはその理由が分かっていたし彼らから直接最後の挨拶もされている。
一方の名前は物語に区切りが着いた後も存在が消えることなく存在し続けている。
ざっと見ただけでも百は超える蔵書数の割に長い間使われていなかったようで息を吐くだけで埃が舞う。
この部屋の唯一の窓を開け放ちまずは埃を落とす作業をせねば蔵書の整理に辿り着けないことは明確だ。名前の指示のもと三人は丁寧に埃を落としてゆく。
「埃っぽしいのう」
「これ全部魔導書なのね……フフフ」
「シャラ、悪用厳禁だからねー」
「……分かってるわ」
「にしても随分古い魔導書が多いね。流石の僕でも読めない文字ばかりだ……」
ある程度背表紙の埃が落ち書籍のタイトルが顔を出し始めたが、レオンの言う通り古すぎて文字自体が現代の代物ではない物が多い。
レオンを始めとするここに集められたメンバーは呪いや魔道に長けた者として多くの書物に精通しており、古代文字もある程度ならば読むこともできる。
しかし誰も読むことが出来ないとなるとここ数百年より以前に使用されていた或いは異界の書物である可能性が高い。
タイトルを翻訳するだけでも骨が折れそうだ。
「そうだ。姉さんの“眼”なら何て書いてあるが分かるんじゃない?」
名前に翻訳してもらい書のタイトルを書き留めて整理していくというのが最も効率的だろう。なかなか良いアイデアだ。
「……!」
「姉さん……?」
「どうしたのじゃ?」
「?」
視界に入った者(物)のステータス等が可視化される“スキルチェッカー”という特殊な眼を持つ名前は異界の言葉であろうとそれを自分の知っている文字として視ることが可能だ。そういった意味も含めこの書庫整理の責任者を任されている。
「……ふぁ、“ファラフレイム”に“エイルカリバー”……それにこっちは“ノスフェラート”……!」
それらの魔法は歴代のファイアーエムブレムをプレイしてきた者にとっては馴染み深く、さらにその世界に生を与えられた名前を興奮させるには十二分のものであった。
埃の付着した背表紙から見覚えのある魔導書を見つけては取り出し重ねていく名前の姿はまるで玩具を与えられた子供のようだ。
「(モーションが長いことでお馴染みのノスフェラート! 烈火の設定より重くない!)」
本来の目的を忘れて
名前の手に収められているのは
「読んでるわね」
「読んでるのう」
「読んでるね」
「……姉さん、読むのは後にして今は……姉さん?」
「カムイ兄さんたちを呼んできて! 今すぐ!」
「魔力の跡が追えない……ということは……」
「レオン王子教えてくれ! 名前は……名前は今どこにいるんだ!?」
「名前姉さんは……この世界には居ない」
「!」
既視感があったのは生前友人に勧められて読んだ漫画の登場人物に似ている気がしたからだ。
麦わら帽子を被った海賊が主人公の少年漫画であったが、あまり興味の沸かなかった名前の記憶にはその漫画の内容など殆ど残っていない。
ゲームの世界を霊体となって延々と彷徨い、挙句にはその世界の登場人物となっていた彼女にとって漫画の世界のに居ることなど些細なことである。
しかし異界にいるという事実は些細なことでは済まされない。早く元の世界に戻らねばと気が急く。
「あたしたちのこと怖くないの? 悪人かもしれないのよ?」
「本当に悪い人たちならそんなこと言わないでしょう?」
「まぁそうなんだけど……」
「見ず知らずの人間を拘束もせず保護してるとか、他にも色々と根拠はあるけど……まぁこれでも軍師だからね。人を見る目はあるつもりだよ」
「軍師、ってあなたどこから来たの?」
「お前敵なのか?」
「違うよー。説明すると長くなるから色々と端折るけど、どうも違う世界から来たみたいなの」
「へーそうなのか違う世界から……」
「そりゃ大変だったなー……っていやいやいや端折りすぎ!!」
「えー」
改めてこの異界に来てしまった経緯をしっかりと説明することに。と言っても身の上や戦争のことなどは省いているため至ってシンプルな内容である。
「……じゃあ名前さんはその魔法陣でこの世界に飛ばされたってこと?」
「うん。普段だったら絶対引っかからないんだけど何せ貴重な魔道書が沢山あって軽く興奮状態だったから……」
あはは、と少し照れた様子で手許の魔道書の表紙を撫でる名前。
「お前魔法使いなのか!?」
「んー、似たようなものかな」
軍師といえど魔道の修練を怠ってはいない。レオンやオーディンら専門クラスの人たちには及ばずともそれなりに腕は立つつもりだ。
麦わら帽子の少年からの期待の眼差しに答えるべく使い慣れたギガサンダーの魔道書を開き右手を海に向かって付き出す。それから名前が詠唱すると海に向かって天から一閃の雷が落ちてくる。
「うおっ!?」
「キャッ!」
「おひょー!」
雲一つない空から落ちてきた雷はまさに青天の霹靂。 皆が驚き戸惑っている中ルフィだけはその光景に興奮している。
「な、何だよ今の……!」
「お前本当に魔法使いなのか?」
「似たようなものかな」
「すげぇなお前! なぁオレの仲間になってくれよ!」
「拾ってもらったご縁もあるし、元の世界に帰るまでで良かったら」
「おう!」
「おいおいおいおい! ちょっと待てルフィ! そんな得体の知れない奴仲間にするなんて俺は反対だぞ!!」
「そうよ! ただでさえビビのことだってあるのに」
どうせ行く宛も頼れる人間もいないのだ。長鼻の少年とオレンジ色の髪の少女に真っ先に反対されている。ウソップとナミというらしい。
「んー。他の人が反対なら仕方ない。でもせめてどこか適当な場所で降ろしてくれたら助かるんだけど……」
「えー!? 仲間になってくれよ!!」
「え! ちょっとそんなあっさり!?」
「得体の知れない人間を置いておくのに抵抗あるっていうのは至極真っ当な感覚だからね。兎に角、助けてくれてありがとね」
「……」
「……そう簡単に引き下がられたら流石に罪悪感が湧くぜ」
「ええ。本当に異世界から来たのなら見殺しにも出来ないものね……」
ナミとウソップのころころと変わる表情と会話の内容に名前くすくすと小さく笑う。海賊なのにたった一人の人間を見殺しにすることに罪悪感を抱くなんて、本当におかしな存在だ。
きっと心根の優しい人たちなのだろう。こんなことならばもっと真面目に漫画を読んでおくべきだったかもしれない。
「ただし! 少しでも怪しい動きを見せたらすぐに追い出すからね!」
「うんうん。分かったよー」
深々と被ったローブで名前の表情はおろか顔すら見えていない状態だ。怪しまれてもやむなし。
ローブの上からでもそれとなしに分かる女性らしい曲線と高めの声に女性であることは分かるがその素顔はローブで覆われており不明瞭だ。
仮とは言えこれから仲間として同じ船に乗せてもらう身として素顔を晒さないというのはあまりに不躾だ。
「あぁ、ごめんごめん。これじゃあ信用しろって言っても無理な話だったねぇ」
深々と被ることに慣れすぎたフードを脱ぎ素顔を晒せば感嘆の声が漏れる。特に金髪の青年、サンジは目をハートにして浮かれている。
「改めて……私は名前。元の世界に帰るまでの間よろしくね」
次の島へと向かう道中、名前はナミとビビからこの世界のことについて詳しいことを聞くことにした。
大海賊時代、偉大なる航路(グランドライン)、悪魔の実、海賊王、そして現在この一味がアラバスタという国に向かっている理由も全て。
前世での前知識もあってかスポンジが如くこの世界の情報を把握した名前。
聞き終えたところでサンジが特製のスペシャルドリンクを持って船室から出てきたので名前も有難く頂戴することに。
「……美味しい!」
「お口に合ったようで何よりですマドモアゼル」
「ふふ。これだけ美味しいのならご飯も期待しちゃおっかな」
飲み物だけでこのクオリティならば料理はさぞかし絶品なのだろう。
「ああ、期待しててくれ。名前ちゃんのために腕によりをかけて作るぜ」
「サンジ君の料理の腕は絶品よ」
「もうナミさんってば褒めてもドリンクのおかわりしか出ませんよ〜!」
「じゃあおかわりお願いね」
「喜んで〜!」
目をハートにして船室に入っていくサンジを横目に名前は小さくため息をつく。
つい最近まで戦禍に身を投じていた立場としてアラバスタの現状に思う所があるのだ。ましてや国の乗っ取りだなんて、何処かの旧透魔王を彷彿とさせる事案。
「……王族ってどの世界でも戦争してるんだねぇ」
アラバスタの場合は悪の組織の暗躍によって乗っ取られようとしている被害者であるから戦争と表現するのは相応ではないが。
王族の戦争はファイアーエムブレムでは当たり前の展開となっており慣れすぎているせいか異界であったとしても最早驚くこともない。
そんな名前の呟きにいち早く反応したのはビビだった。
「どの世界でも……ということは名前さんの世界でも戦争が?」
「うん。結構大きな戦争だったけどこの間決着がつ
いてね……辛勝だったけど誰一人欠かすことなく勝てたから、軍師としてこんなに誇らしいことはないかな」
「結構大きな規模だったの?」
「そうだねぇ……規模で言ったらあまり大きなものじゃあなかったけど、負けたら世界が滅びるレベルの闘いだったのは確かだよ」
名前の表情から比喩ではないことが確信出来たからこそ、彼女の軍師としての腕前が伺えたのだ。
「! そんな大変な闘いだったのに自軍の死者を出さなかったなんて、名前さんは凄いのね……」
「ううん。みんなが強かったお陰だよ……私はただ彼らを死なせたくなくて必死だっただけ。ビビの方が凄いし強いよ。何万……何十万人の自国民のことを憂いている」
「そうだね……少数精鋭の軍だったとはい各国の主要人物が同盟を組んでた
大国同士の闘いだったから
侵略を仕掛けてきたを賭けての闘いだっから……」
「名前さんの軍師としての腕は相当なものなのね」
「無数に存在する異界を虱潰しに探すしかないのか……」
「何か手掛かりでもあれば良いんだが……」
・夢でカンナと繋がる
「おかあ、さん?……お母さんだっ!」
「カンナ! ごめんね、ようやく家族揃って平和に暮らせるようになったのに……寂しい思いさせちゃって本当にごめんね」
「ううん。お母さんが無事で良かった……」
「私は無事だってみんなに伝えて。特にタクミやキサラギ……あとアクアも、心配してくれてるだろうから」
あ、あとカミラ姉さんも。
「タクミのことだからレオンに当たってるだろうし……」
「これは完全に私の不注意であってレオンたちは何も悪くないの」
「本当にごめんね……絶対に帰るから。」
・リトルガーデン編(13巻 - 15巻)
着くまでの間は女子部屋の本棚でこの世界の情報をある程度得る&ビビやナミ、サンジからこの世界について聞く。
島に着いてからは帰る手掛かりがないか探すため島に上陸。
戦いが終わった後、軍事記録をまとめる名前。
「何それ。戦いの記録?」
「うん。最早癖みたいなものだから、気にしないで」
・ドラム島編(15巻 - 17巻)
「私のいた所には獣人とか普通にいたよ」
「獣人?」
「うん。人間と獣のハーフみたいな人のことだよー。狐とか狼に変身出来ちゃうの」
「!」
「普段は人間の姿なんだけど獣の耳と尻尾が生えてて可愛いの」
「それに、ここだけの話、私の双子の兄なんて竜に変身出来ちゃうのよ」
「竜!? 竜ってあの竜か!?」
「うん。だからそんなに思い悩むことなんてないよ。世界は広いんだから、変な奴は数え切れないほど居るの。かく言う私も結構変な奴だし」
「言っておくがその“静電気マーリモ”……地味な割にはよく燃えるんだぜ」
「ってことはそのアフロもよく燃えるってことでいいのかな」
「!」
どこからともなく炎の塊がクロマーリモの頭部を目掛けて飛んてきたが間一髪で避けられてしまう。
「ふぅ危なかったぜ……誰だ!?」
地吹雪が消え視界が晴れたそこにいたのはルフィたちの後を追うと言っていた名前であった。左手にはファラフレイムの魔道書が開かれている。
「名前ちゃん! 無事で良かった!!」
「私としてはサンジ君の方が無事で良かったよ。HP半分以下だけど……」
「……ここの書庫なら何かあるかと思ったんだけど、ハズレかぁ」
魔道の“まの字”もなければそれらしい図形も載っていなかった。
「私の世界(国)では回復用の杖があって、専門クラスの人がその杖を振ったら治るって感じだよ〜」
「そんな簡単なのか……」
「うん。まぁ難しい病気は治しきれないかもしれないけどね。その辺は経験無いから何と言えないかな、ごめんね」
「いや、聞けてよかった。教えてくれてありがとう!」
「魔法ってすげーんだな!」
・アラバスタ編(17巻 - 23巻)
「あれ、もしかしてこれって読めちゃいけないやつだった?」
「……いえ。読めても構わないわ」
「とある世界では真実を語ると泡となって消えてしまう呪いが在ってね。」
・エニエス・ロビー編(39巻 - 46巻)
カリファと戦うこととなるがギガサンダーで一気に決着。まぁ、錬成しまくってるからね。
「貴女、子供を産んで育てたことある?」
「そんなのないわよ。だったらどうしたの」
「私が勝つ」
(クレしんネタやりたかっただけ)
「んで、これが名前専用の軍師机だ! 思う存分策練ってくれや」
「あー……ありがとう?」
この船に乗るのは元の異界に帰るまでの間だけだというのに、専用の机を拵えて貰うなんて何だか悪い。
・スリラーバーク編
古い城を探索していると例の魔法陣に似ている魔法陣を発見する。
・女ヶ島、インペルダウン、マリンフォード編(53巻 - 61巻)
行き先はゾロと同じ場所。城の中探索して帰る手がかりを見つける。三日後から二年後になった新聞の一週間後、元の異界に帰ることに。ゾロに伝言を頼もうと思ったが忘れるだろうと手紙を認める。
転移の水晶玉と同じ効果のある魔法陣で、魔法陣を形成している文字によって人と場所を設定するようだ
・if編
再会を泣いて喜ぶ一同にやはり自分の居場所は此処なのだと安堵する名前。
・魚人島編
名前が元の異界に帰ったことを知る麦わらの一味は唐突な別れに
「そうよね。最初から元の世界に帰るまでっていう話だったから」
・アラバスタでの食事会、テーブルマナーがしっかりしているのは夢主だけ
「名前さんと言ったかな。海賊にしてはテーブルマナーがしっかりとしているのだな……」
「ええまぁ。一応王族なので、これくらいは」
白夜王族とも暗夜王族とも透魔王族とも、どの王族とも血の繋がりは一切ないが養母であるミコトが白夜王のスメラギと再婚したその日から彼女の名の横には王族であることを証明する王冠のマークが輝いている。
最も、今は透魔王の妹であり白夜の第二王子の妻なのだから名実ともに立派な王族ではあるが。
無から生まれただけに確証はないが竜の血も一滴とて入っていないはず、にも関わらず竜脈も使えている。
まぁ兎に角、カムイと共に王族として必要最低限のマナーや作法は習得済みだ。
「名前って王族なの!?」
「あれ、言ってなかったっけ? でもまぁ義理みたいなものだよ」
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