【未来日記→HxH】(シャルナーク/未来日記→HxH)
結構書いてあったデータがぶっ飛んだのでやる気なくしました。悲しい;;
そのため前半の出会い編がごっそりないです。
残っている文章を載せておきます。
二次試験の途中からになります。
▽プロット的な何か
・平凡な日常に飽きていた矢先にゲームに参加することになった夢主
・自分の主観で書かれた140文字以内の呟き型日記“呟き日記”
・我妻に殺されハンターの世界にトリップ、しかも旅団の仮宿に落ちる
・説明しても信じてくれなかったがパクが記憶を読むことで嘘ではないと信じてもらえる
・行き場がなく、日記機能は奪えないし奪っても名前じゃなければ意味がないと判断したクロロにより旅団の一員となる
・水見式で操作系だったのでシャルに修行を見てもらう
・そのうちに二人は惹かれ合う
・何やかんやで付き合うようになる
・ノブナガとウボォーの高額強盗勝負でシャルを頼っていたウボォーの盗品の中からベンズナイフを貰い、それに嫉妬したシャルがという話もあった
・何やかんやでシャルにハンター試験受けてこいと言われる
以上が前半の大まかな流れです
未来日記→HxH01
・二次試験
『二次試験は合格者が出なかったけど審査不十分で追加試験があるらしい、めんどくさ』
こういう時に無駄な努力をしなくて済むのは未来日記を持つ上での利点だろう、どうせ合格者が出ないなら寿司を作っても仕方がないということで外で待機することにした
騒がしい会場を抜けると新鮮な空気が肺に広がる、都会や湿原では味わえない空気を肺に溜めてゆっくり吐く、空気が美味いとはまさにこのことだろう
会場が慌ただしくなったの横目で見てから誰も居なくなった川のほとりに腰を下ろす、歩きっぱなしだった足を休めるべくブーツとソックスを脱いで裸足になってから川に足を浸けた
ひんやりと冷たい、それと同時に疲労の溜まった足が癒されていく、ツイートしておこうと思ったらすでにされていた
〜
「俺がいなくて寂しい?」
『……うん、シャルがいないと寂しい』
正直驚いた、どうせ素直に言ってくれるだなんて思っていなかったから半分冗談のつもりで言ったのだけどこうも素直になってくれるとは、うん、可愛い
なんか俺まで寂しくなってきてしまった
・三次試験
アナウンスの声によればこの多数決の道では6人で多数決をして進む道を決めていくのだという、ただし人数が偶数のため意見が綺麗に割れた場合はその場で全員失格となる
そのため一度意見をまとめてからボタンを押さねばならないとクラピカがその場をまとめ、先へと進んでいくこととなった
順調に塔を下へと進んで行くと広い居場所へと出、そこでは死刑囚の刑期と塔で過ごす時間をかけての勝負が行われることになった
・四次試験
むこう90日間の未来を知ることが出来る未来日記は誠に便利である、一次試験開始の時点で既に四次試験で自分が奪うべき番号がわかっていたのだ
一次試験のマラソンの最中そのプレートを持つ者に念で作った11桁の電話番号を貼り付けることなど赤子の手を捻るも同然の所業であった
最終試験は筆記試験だという言葉に対して皆が一様に絶望を表現している中名前だけは余裕だった
彼女は未来を知っている、彼女は未来を知っていた、彼女は最終試験が筆記試験ではないことを知っていたからこそ余裕の笑みを浮かべているのだ
そんなことを知る由も無い他の受験者たちは単に彼女が聡明で筆記試験に強いのだと考えた、実際に彼女は筆記試験が行われれば満点を叩きだせるほど頭が良い
「お主、なぜハンター試験を受けようと思ったんじゃ?」
「受けたほうがいいって言われたから、ですかね」
「そうか……では、面談を始めるとするか」
「はーい」
「この中に注目している者はおるか?」
「注目ねー、うーん、やっぱりヒソカですね」
もちろん悪い意味でね、と付け足して笑って見せればつられたようにネテロも笑う、今まで面談をしてきた受験生たちも大体が注目しているか戦いたくない相手にヒソカを選んでいたのでネテロもそこまでは予想がついた
シャルナークからヒソカには気をつけろと言われていたためそれとなく警戒していたが、彼女自身ヒソカからは何か嫌なものを感じ取ってしまい悪い意味で注目せざるを得ない状態であった
幻影旅団のメンバーで未だ会ったことがなかったのがヒソカだけであったがこの試験で初めて彼を見て、我妻とは別のクレイジーさに背筋がぞくぞくしたのを覚えている
「では、戦いたくない相手は?」
「別にいないですね、戦えと言われれば誰とでも戦います」
「ほうほう、なるほどな」
先に出ていたヒソカと、ギタナクルという得体の知れない不気味な男以外であれば
・最終試験
名前は四回戦目、クラピカかヒソカのうちどちらかと戦うこととなる位置に名前が載っていた、あらかじめ日記を見ていた彼女は自分の番が来るまで暇であると壁に背を預け携帯電話を弄り始めた
結果が分かりきっているものほど詰まらないものは無い、自分が合格することも今後キルアの身に起こることも、全てを把握しているからこそ何もせずにただ傍観していた
「確かに、ハンターになりたいと思ってるわけじゃない……」
「私も別にハンターになりたいわけじゃないしなー」
「名前、すまないが少し黙っていてくれないか」
「分かった」
「本気で戦うの?」
「うーん、どうしようかな、ボクとしては本気で戦いたいけど」
「だったら本気でやる? あーあ、シャルにあんたとは関わるなって言われてたのに」
ヒソカは何かと危ない奴だから出来るだけ関わらないでね名前の貞操のためにも、とハンター試験に向かう前にシャルナークに言われた言葉を思い出す
貞操という部分が少し引っかかるか、実際に彼からの視線を受けるたびに背筋が凍る思いをしていたのを思い出した、もちろん貞操的な意味で
一次試験の最中に行われていた試験管ごっこの際も名前はいなかったがその嫌なオーラだけは伝わってきていたのでヒソカを警戒していたのは確かだ
・ヨークシン編
コミュニティの車が通れないようにバンで道を塞ぐというシンプルな作戦みたいだ
「シャル、サングラス似合わないのね!」
ふふふっ、幼い顔に大きなサングラスという少し不恰好なシャルナークを笑いながらバンを降りる
『ウボーの大声で鼓膜が死ぬかと思った、塞いでいたからセーフだったけど』
そのツイートを見た名前が両手で耳を塞いだことにより周りにいたメンバーも察しが付いたように己の耳をふさぐ
『ウボォーが殺された、知っていたのに何も出来ないのは実に無力で、自分に苛立ちすら感じる』
ウボォーギンが何者かの手によって殺されることを示しているそのツイートに彼女の体が震える、このまま彼を行かせてしまったら確実に死ぬことを示唆している
それでも彼を見送らねばならなかった
彼を引きとめようとした瞬間別のツイートが目に留まった、それはおおよそ名前が書くことはないような文章で彼女の日記には妙に不釣合いだった
四行一連でまとめられた詩のようなものが三つ、その前のツイートから察するにこれは
そのうちの最初の一連に書かれている文章を見て悟った、彼を引き留めたら自分の命が危ないと
「ウボォー」
「ん、名前何だ?」
「……気をつけてね」
「……分かった、大丈夫だ、俺を信じろ!」
蜘蛛が欠けると貴方の暦は言う
けれど書き変えてはいけない
そこに残るのは死の刻印だけ
喪服の楽団に加わると良いだろう
菊が葉もろとも涸れ落ちて
それでも糸は千切れない
緋の目を見てはいけない
貴方の暦を見てもいけない
貴方だけの暦が示す先を
他人に見せてはいけない
貴方は招かれざる客なのだから
何よりも孤独を恐れなさい
ここに書かれていることを要約するとイレギュラーな存在である私は今月何もしてはいけない、日記を見たりクラピカと会ってもいけない、それを守らないと私も死ぬ
「名前はどんなことが書かれてた?」
「……」
「シズクとパクノダはレアなんだ! それに名前の日記はこの世に一つしかない機能だ、失う訳にはいかない」
「名前の日記に鎖野郎の正体とか載ってないの?」
「えっ、あー、うん載ってないや」
この日記には名前が見たり聞いたりしたこと以外は載ることがないのだと説明すればノブナガは舌打ちを一つ漏らす、それに対して彼女は曖昧に笑うことしか出来なかった
彼女は初めて仲間に嘘を吐いた、本当はウボォーギンが鎖野郎に殺されてしまうこともその鎖野郎の正体もすべて日記に記されていたのだ
しかしそれを伝えないのはクラピカに対する優しさや同情でもなければ蜘蛛に対する裏切りでもない、自分自身を守るため
生かすべきは蜘蛛なのに保身に走る自分を知られたら軽蔑されるのだろうか、今まで誰に軽蔑されようが嫌われようが気にとめなかった彼女が初めて嫌われたくないと思ってしまった人たち
あの時死ぬはずだったのに、本来ならばすでに死んだ人間であるからこそ、生きたいと思ってしまったのだ
「パク、私はこの世界に来て初めて、誰も何も信じてくれなかった中、一番初めに私を信じてくれた貴女を信じている」
「名前……」
「だからパクがどんな選択をしても私はその選択を信じるよ」
「……ありがとう、名前」
未来日記→HxH03
・蟻編
団長と彼らの故郷である流星街がキメラアントに襲われ大変な状況にあるという情報が入り、フィンクスを始めとする数名が蟻退治へと出ることとなった
抜けたヒソカの欠員を補充するために入ったカルト、と流星街出身であるシャルナークも行くということでそれに同行した名前も含め、合計七人で流星街を目指した
「ここが流星街かー、思ってたより綺麗だね」
「思ってたよりって何だよそれ」
「みんなバラバラ?」
カルトの言葉に答えたのはフェイタンだった、誰が女王を殺すか競争だと嬉々として言う、フィンクスもカルトに対して能力を知られたくねえんじゃねえかと返す
自分が女王を倒すのは決定事項のようにそれぞれが中に入っていく
「じゃあ私はシャルと一緒に行こーっと」
二人の前に姿を現したのは硬そうな甲で覆われた一匹の虫だった、所謂甲虫というやつで
名前は日記を確認してこいつの正体を見破ることにした、日記によれば数十分後にこいつが操作されているだけで本体は陰に隠れているのだそうだ
彼女が携帯電話を見ているのを余所にシャルナークが動く、どこかに操作用のアンテナを刺せまいかと考察をし始める
少しの考察ののち名前が行動に出ないので彼は行動に出た、その切れ味の良い腕で繰り出される攻撃を上手くよけつつ間合いを詰めていく
左腕を切りつけられながらも少しの隙をつき甲殻の隙間に刺したところまでは彼のシナリオ通りだった
しかし彼が携帯電話を取り出して操作しょうと背を向けたときだった、甲虫は彼の指示に従うどころか彼を背後から羽交い絞めにし拘束した
「あらら、シャル捕まっちゃったね」
「もしかして名前さ、この展開になるって知ってた?」
「うん、知ってて見守ってた」
悪戯に笑う名前を可愛く感じながらも甲虫が操作できなかった理由を探す、操作に必要なアンテナは刺したはず
名前ならその理由を知っているのではと口を開いた瞬間だった、彼女の背後から二人以外の声が響く
「あんた操作系だね」
コントローラーのようなものを持ったヒーローもののお面のような顔をした虫が物陰から出てきた
名前はとっくにこいつの存在も分かっていたので驚きも何のリアクションも起こさずただ壁に寄りかかっているだけ
持っているものから察するにどうやらこの虫も操作系の能力を持っており、すでに甲虫を操作していると考えてよいだろう
すでに操作されていたからシャルナークがアンテナを刺し発動条件を満たしていても操作が出来なかったのだ
対象を操作するのは早い者勝ち、それが操作系能力者の難点である、ちなみに彼を捕まえている虫の名前はペルというらしい
「で、名前はこいつの存在も知ってたわけ?」
「うん、知ってたよ」
呆れたように尋ねた彼に笑顔で返事をする彼女に、彼は怒るでもなく一つだけ溜め息を漏らした
何で教えてくれなかったのさ、シャルナークが口を尖らせ拗ねたような態度を取ると、名前はわざとらしく申し訳なさそうな顔をして言う
「だってシャルが捕まってるところ見たかったんだもん」
「……名前ってサドだったっけ」
「シャル限定ならどっちにでも」
ぱちりとウインクをする名前、二人に存在を忘れられていた虫が苛立ったように二人の会話を遮る
「お前らにアンテナを刺して女王の所まで連れて行く」
手始めに女の方が簡単だと思ったのだろう、アンテナを片手に名前に近づいた刹那、虫の足元には投げナイフが刺さっており彼女がそれを投げたのだと理解するのに数秒かかった
彼女の表情は先ほどまでシャルナークに見せていたものと打って変わって、まさに虫けらでも見ているかのようなものだった
「それ以上近づくな、殺すぞ」
「殺すぞって……名前、俺たちはこいつらを殺すために来たんだよ」
「あ、そうだっけか、てへぺろ」
「うん、可愛いから許す」
「(この女は厄介そうだ、先に男のほうをやるか)」
虫が標的をシャルナークに変えたことにより視線も自然と彼へ動く、それに気づいた名前が彼を見詰めて話しかける
「シャル、私シャルのこと好きよ」
「俺も名前が好きだよ……って何その俺が死ぬみたいな空気」
「あ、いや、シャルは死なないけど数日くらいは筋肉痛で苦しいかもね」
可愛らしい笑みを浮かべて持っている携帯電話を彼に向けて軽く振って見せた、それを見たシャルナークは嫌な予感に目を細める
名前の念能力の師匠を担っていた彼だからこそ今彼女がしようとしていることが容易に理解できたのだ、自分を操作する気なのだと
手も足も出ない現状では致し方ないことだと知っていたし自分にアンテナを刺すと言う奥の手も用意していたが、名前に操作されるのも悪くない
「番号は……」
「いつ貼り付けたと思う?」
ハンター試験に行く前も戻ってきてからも二人は四六時中一緒にいた、つまりはいつでも貼り付けるチャンスがあったということ
この様子じゃ団員全員に貼り付けてるな、と半ば呆れながら携帯電話を操作している名前を見詰める
初めて会ったときは念も知らないただ未来を知っているだけの変わった女の子が今では恋人を操作するほど成長してしまったと考えると悲しいような嬉しいような複雑な心境だ
今の状況で細かい指示を出している暇は無いので筋肉痛は逃れられないだろう、そのことを彼も理解し自分の身体を哀れに思った
どこかへ電話をかけるように携帯電話を耳に当てた名前を見て彼も目を閉じ、彼女に意識を預けた
「無料通話……シャル、とりあえずオーラ全開でそこから抜け出して」
携帯電話にオーラが集中し彼女の念が発動していることを物語っている
シャルナークは彼女の指示通りに髪の毛を逆立てるほどの量のオーラを溢れさせ甲虫の束縛から脱する
操作している虫は彼の豹変ぷりに信じられないといった風に声を荒げ、どこかに電話を掛けて隙だらけの名前を攻撃しようとした
「その虫を殺して」
彼がそのまま次の指示に従いその甲虫に殺すとほぼ同時に、名前の方も決着がついていた
携帯電話を持っていないほうの手で投げナイフを放ったのだ、念で形成された切れ味の良すぎるナイフを
虫を殺したことということで彼の操作を止めると彼を纏っていたオーラも静まる、意識を取り戻した彼がゆっくり身体の痛みが走っていくのを感じながら
「誰かに操作されてるときって意識ないから俺の自動操作モードとあんまり変わらないね」
身体が痛い割りに達成感がない、そう続けた彼の言葉に名前は笑いながら身体の痛みと戦っている彼の写メを撮った
「痛がってるシャルも素敵」
「悪趣味」
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