【小さくなった降谷の部下】(降谷/tns×DC/公安主)
黒の組織に潜入捜査していた降谷の部下が知りすぎてしまったが故に例の薬で毒殺を図られ、結果中学生くらいの姿になってしまったので何故か中学校に通う話。
降谷(安室)落ち前提でオリジナルストーリー、時々探偵原作介入有り。
夢主はツン多めのツンデレで基本きつい性格なので庭球キャラをぞんざいに扱うシーンが多くなります。降谷落ちのため庭球サイドからの逆ハーや愛され要素はほぼ皆無。信頼や親愛的表現は多々有り。
登場人物の殆どが中学生であるため安室さんの敬語率低め。
オリジナルキャラクターとして逆ハー狙い女子などが数名出てきますが、全員いなします。
大まかな流れ(予定)としては、転入→
事件→逆ハー狙い女騒動→ミステリートレイン→密室にいるコナン・謎解きするバーボン→合同合宿にてメンヘラ女登場→緋色→締め
※大体この流れに沿いつつ探偵原作にも介入していきます。番外編で映画沿いも書きたい。
地園ナマエ(偽名かつ殆ど出てこないため苗字は固定です)
名字名前(本名)
警察庁警備局警備企画課所属。大卒。降谷とは中学からの腐れ縁。兼恋人。
性格:ツン多めのツンデレ、負けず嫌い、面倒見が良い
趣味:料理、愛車の手入れ、ドライブ
特技:情報収集、合気道、射撃
好き:ヨーグルト、コーヒー、サンドウィッチ、ウイスキー、日産フィガロ(愛車)、降谷くん
嫌い:ガキ、赤井秀一
デフォルト本名:弥生アキ(由来はガンダムのチェーン・アギとその声優の弥生みつきさんから)
デフォルト偽名:地園みつき→安室みつき
イメージCV:折笠富美子
所属:警察庁警備局警備企画課→氷帝学園3年H組
誕生日:11月19日(蠍座)
身長:166cm 血液型:O型 利き腕:右
足のサイズ:24cm 視力:両目とも2.0
得意技:
家族構成:父、姉
父親の職業(家業):大学教授
出身小学校:秘密
委員会:なし
得意科目:全て満遍なく得意
苦手科目:なし
座右の銘:和して同せず
趣味:料理、愛車の手入れ、ドライブ
好きな食べ物:サンドウィッチ、コーヒー、ヨーグルト、ウイスキー
好きな色:これといってなし(強いて言うならスカイブルー?)
好きな映画:コメディ映画を好んで観る
好きな本:ミュシャの画集
好きな音楽:クラシック(特にベートーヴェンのピアノソナタ第14番)
好みのタイプ:定職に就いている人
苦手な物(事):うるさい餓鬼、ワイン
よく訪れる学校のスポット:特になし
行きたいデートスポット:ドライブデートを好む
給料使用例:愛車の維持費
今一番欲しい物:平和
日課:コーヒーを飲む、新聞を読む
特技:情報収集、速読、射撃(公安きっての名手)
・オリキャラ
原谷恵愛(はらや‐えあ/由来はクェス・パラヤ並びにクェス・エア):逆ハー狙いでトリップしてきた女。高二→中三。
勝品ルイス(かつしな‐るいす/由来はカテジナ・ルース):思い込みの激しいメンヘラ女。ハーフ故に恵まれた容姿を持つ。
▼プロット
・転入
・誘拐イベント
・逆ハー狙い女登場
・謎解きするバーボン
・合同合宿(他校の逆ハー狙いによる嫌われ→失敗)
氷帝、立海、青学。それぞれマネージャーが一人ずつ参加することになっていて誘拐事件で名前に信頼を寄せるようになった跡部から依頼される。
01
その日の私は終始機嫌が悪かった。
「転入生の安室さんだ。自己紹介してくれ」
「……安室ナマエ。君らとよろしくするつもりはないから悪しからず」
転入生、という肩書きを与えられた私は不機嫌を隠そうとせず、素っ気ないを通り越して敵意すら感じられる挨拶をした。
当然生徒たちはぽかんと間抜け面を晒して、次の瞬間にはその表情に嫌悪を浮かべる。餓鬼は嫌いだ。
そもそも私は大学を卒業して警察庁警備局警備企画課に勤める国家公務員なのだから身体が縮んだくらいの理由で中学校に通わされる所以なんてこれっぽっちもないのだ。
機嫌が悪くならない理由がない。あのクソ上司め、怨むからな。
「えっと……じゃ、じゃあ安室はあの空いてる席に座ってくれ」
眉尻を下げ明らかに困ってますといった表情の教師に従い窓際の最後尾に追加したであろう余り使用された形跡のない席に着いた。
あの自己紹介が効いたのかSHRが終わっても話しかけてくる奴は居らず、少しは気分がマシになった。
義務教育なんて何年振りだろうか。十数年前の私だったら将来の為にと授業に集中していたが今の私は板書なんてする気も無ければ教師の話を聞く気も勿論無い。
「なぁ自分、教科書まだないなら見せたろか?」
最早教科書すら出していない私を、転入したてで教科書が無いものと勘違いした親切な生徒が自身の教科書を見せようと話しかけてきたがそれを制止し、はっきりと断りを入れる。
餓鬼は嫌いだが他人の親切を無碍にするほど悪い大人ではないので返事くらいはする。親切を仇で返す程失礼なことはない。
「教科書はあるわ。ただ必要ないから出してないだけ、見せてくれなくて結構。親切にどうも」
例えそれが鼻につく言い方であろうと関係ない。これが私、名字名前なのだ。現在は偽名の上に苗字は他人の、しかもこれまた偽名を借りているので最早私が名字名前であるなどと胸を張れる状況ではないが。
そんなことは置いておいて、度が入っていない眼鏡を掛けた彼は私の言葉をどのように受け取ったのか、くつくつと笑ってみせた。
「自分授業受ける気ないんかいっ。安室さんっておもろいな」
「無駄口叩いてる暇があるならちゃんと授業に集中しなさい」
「手厳しいなぁ……」
一応忠告はしたから後はこいつが教師に注意されようが私には関係ない。
困ったような顔を浮かべてはいるが少しも困った様子は見受けられはず、寧ろその貼り付けたような表情が癪に障る。
「俺は忍足侑士。隣になったのも何かの縁や思うし、よろしゅうな」
「……」
「無視かいな、自分冷たいなぁ……」
さっきからごちゃごちゃと五月蝿い。これだからガキは嫌いだ。
02
煩わしい授業も終わりを告げ足早に教室を後にする。今日は探偵の仕事しかないと言っていたので彼はもう家にはいるだろう。さっさと帰っていの一番に文句を言ってやるのだ。
という私の企ては校舎を出た辺りで頓挫することとなる。
健全な若者が集う場所には似つかわしくない大型バイクと、それに寄りかかるように立っている金髪の派手な女。氷帝学園にも何人か外国人教師はいるが彼女ほど派手で、綺麗な人はいない。
校門の前で堂々と立っている女が目に入ると私の不機嫌度は更に上がり、眉間にもしわが増える。気付かれないようさっさと帰ろう。
「ハーイ、カフェット」
彼女に注視し何者かを思案する生徒に紛れて早々にこの場を立ち去ろうとしたが失敗に終わった。彼女、ベルモットの視線が完全に私を注している。
惚けたり無視しても意味なんてないのだろうから、私は彼女に聞かせるように大きく溜め息を吐く。
「はぁ……何しに来たの?」
「あら、随分な物言いね。せっかく迎えに来てあげたのに」
「体のいい言い訳ね」
どうせ自分や組織の秘密をバラさないように牽制する意味での監視が目的でしょうに。
不定期的に現れることでいつでもお前を見ているって言いたいのでしょうけどそんな脅し私には効かない。
「こんな事しなくても無闇に言い触らしたりしないから安心してよ。そもそもそういう約束でしょう?」
子供っぽく言ってやれば彼女の眉が僅かに動いた。
わざわざ用意したであろうサイドカーに置いてあったヘルメットを被ってそのまま乗り込む。
「……貴女のその性格嫌いじゃないわよ」
「そりゃどうも」
別に好かれたいなんてこれっぽっちも思っていない。
寧ろ私はこいつが嫌いだ。
ヘルメットを被りバイクに跨がり、ハーレー特有のマフラー音を響かせながらその場を後にした。
03
公安所属の私が素性を偽って組織に潜入し、その情報収集能力を活かして情報屋として働くこと一年足らず。やっとコードネームを与えられ、重要な任務を任せられるようになってから数ヶ月経ったある日、私はある重大な機密事項を知ってしまい、それが原因で組織から毒殺を図られた。
開発途中の毒薬を飲まされた私は死ぬことなく、気がついた時には現在の無様な姿に成り果てていたのだ。現状持ち得る情報から考えるに私が飲まされた薬はアポトキシンと似た成分を持つ別の薬だったようで、中学生程まで体が縮んでしまっている。
私の生死を確認しに来たのがベルモットであり、奇しくも私の知った機密事項というのがベルモットに関係のあることだった故に、これをネタに私と彼女は“ある契約”を交わしたのだ。取り引き成立までのスムーズさを見るに彼女にとっては相当重大な情報らしい。例え組織内のメンバーにであっても知られたくないのだと思われる。
組織には私は毒薬で死んだことになっているため色々と都合が良い。
幸い私が公安の人間であることはバレずに済んだ上に生かしてもらえているのも全てこの女のお陰でもあるというのが私としては癪だが、命あっての物種だ。
あの時の降谷君の表情は一生忘れられないだろう。
その降谷君こと現在安室透という偽名を使い組織に潜入している彼とは同じ公安の同僚なのだが潜入捜査をしている間は他人で通しているため彼に危険が及ぶ心配もない。
その結果がこの無様な姿である。
情報収集能力に長けていたばっかりに組織内でも情報屋として動き、結果これ以上の深入りを阻止するために毒殺を図られたのだが、その前に
何の悪運か、彼女の秘密を知ってしまっていたが故に死亡確認に赴いた彼女とある取引をしたのをきっかけに現在このような無様な姿になっているのだ。
この姿になってからは、同じく彼女の秘密を知っているバーボンが私の監視役を買って出たのだがそのバーボンこと安室透も実は公安の一員だから好都合だった訳だ。
組織内ではこれ以上の深入りを阻止するために毒殺されたということになっている。
その毒薬を盛って私をこんな体にしたのが目の前にいるこの女なのだ。好きになれと言う方が馬鹿げている。
そもそも知り過ぎたら消される組織って如何なものか。どんだけ秘密主義だよ、非効率にも程がある。だからといってそこまで重要なことを知った訳でもなく、ベルモットの秘密なんて私からしてみれば取るに足らない情報だ。
「お帰り。十数年ぶりの中学校はどうだった?」
「……」
返事の代わりに脛を無言で蹴りつけてやる。
「痛い痛い。……これは相当ご立腹だ」
「それにしても、こうして幼い名前を見ていると学生の頃に戻った気分だな」
「……本当に戻ってみる?」
「悪い悪い、冗談だよ」
04
・月影島及び麻生圭二関連の話
麻生圭二のファンでピアニストを目指していたが彼の自殺(本当は他殺だった)をきっかけに当時17歳だった名前はピアニストになる夢を諦め、日本を良くするため警察を目指すようになる。
それから丁度10年経ったある日休暇で月影島を訪れた名前は成実と出会う。村長が心臓発作で死んだ数か月後のこと。
名前が麻生圭二のファンであることを知った成実の計らいで公民館にある麻生寄贈のピアノを見せてもらえることとなり、そこで彼の得意としていたピアノソナタ月光を弾く。
予定通り日帰りで帰る名前を見送りに行く成実の顔は少し苦しそうだった。
その出会いは後々まで成実の心残りとなる。
憧れていたピアニストの故郷である月影島に
「公民館に麻生さんが寄贈したピアノが置いてありますから良かったら見ますか?」
「良いんですか?」
「ええ、もちろん」
(という話を挟んで現在、榊と麻生圭二について語り合う回)
「ベートーヴェンのピアノソナタ第14番か」
「……私が憧れていたピアニストの、一番好きだった曲です」
「もう十年以上も前に死んでしまいましたけどね」
「十年以上前……麻生圭二か」
私の言葉に榊さんは言い淀むも確信を得たようにはっきりとその人の名を言い当てた。
麻生さんは日本でも有数のピアニストであったし彼の余りに唐突な死を当時のマスメディアはこれでもかと、こちらがうんざりする程に報道していたのだから音楽に精通している彼が覚えていてもおかしくはない。
「その通りです。流石ですね」
「……奴とは同級生であり友人でもあった。それでなくとも指折りのピアニストだっただけに本当に残念だったよ」
「ご友人だったんですか……」
それはお気の毒に。小さく呟いた私の声が空気に溶ける。
「学生時代に麻生が書いた楽譜があるんだが見てみるか」
「いいんですか!?」
・それからしばらくして
「毛利探偵が月影島事件を解決したと聞いてね。君だと思ったの」
「」
「麻生圭二は私の憧れであり、目標だった人よ」
「名前さんのことだったんだ……」
「……?」
「麻生成実さん」
「!」
麻生成実といえば、私の憧れていたピアニスト麻生圭二の息子であり月影島で起こった連続殺人事件の犯人その人ではないか。
父の死に疑問を持った彼は女性医師として月影島に赴任し父の死の真相を突き止め連続殺人を犯した末に自殺。
事件のあらましが新聞の片隅に掲載されていたのを今でも思い出す。
数年前休暇で月影島を訪れた際に私は彼と出会っていた。出会っていたのにも関わらず彼を救うことができなかった。
「自殺する前に成実さん言ってたんだ、“あの人にもっと早く出会えていたら何かが変わっていたのかな”って……それって多分名前さんのことだよね」
05
・誘拐回
いくら私がガキが嫌いだからと言って目の前で誘拐されている現場を見ては放っておく訳にもいかない。
手早く降谷くんにメールを、一応誘拐犯に見られても大丈夫なよう暗号にして一見だと夕飯の買い出しを頼む文章にして送る。
ちゃんと送信されたことを確認して、偶然出くわしてしまった女生徒を演じた。
氷帝学園の生徒を狙うということは身代金が目的だろうから殺されることはないはずだ。そうとなれば私程度の小娘も
・偽装メールの謎解き
“From:ナマエ
内容:夕飯の
買物お願い。
私と友人合わせて三人分。
サバ二尾、キャベツ一玉、ロイヤル食パン二袋、豚バラ肉300g。全部米花ストアで買ってね。
そういえば緑ちゃんが引っ越すからお父さんと眼鏡のお兄ちゃんによろしくだって。
早く帰ってきてね。
ナマエ”
「まず“夕飯の買物お願い”の文。わざわざ改行して“夕飯の”と“買物お願い”を二行にしているのと、送り仮名の“い”を抜いて“買物”と表記した点」
「これのどこが変なんだよ?」
「ええ確かにこれ自体は特に気に留める程のことではありません。しかしこのメール自体に意味があるのだと考えれば、これはナマエが僕に宛てたメッセージでであると推測出来る」
「メッセージ……でもそれに何の意味が……?」
「まぁ単純に考えて縦読みや斜め読みといったところです」
「縦読み……“夕”と“買”で“夕買”、ゆうかい……“誘拐”か!」
「その通りです!」
「流石! 中学生の考えた暗号なんて毛利先生に掛かれば朝飯前ですね!」
「次に“私と友人合わせて三人分”という部分、これは誘拐された人物がナマエを含めて三人いるということ。氷帝学園は所謂お嬢さまお坊ちゃま学校ですから目的はこれまた単純に金でしょう」
「じゃあこの買い物リストも何か意味があるんですか?」
「大有りです。ナマエは今朝いくつもの店舗のチラシを見ていたんですがここに書いてあるサバとキャベツは米花ストアより杯戸マートの方が安かったんです。僕が車で出ていることを知っている彼女なら杯戸マートで買うよう指定するはずです」
「じゃあやっぱり暗号か! でもこれが何を示してるんだぁ?」
「今朝のチラシでサバは一尾180円、キャベツは一玉216円、豚バラ肉は100g98円、ロイヤル食パンは一袋103円でした。……これらを指定通りの個数買う場合の合計金額は十中八九ナンバープレートに印された数字」
「おおなるほど。となると番号は全部足して……」
「1076だよ、小五郎のおじさん!」
「コナン君暗算早いね!」
「えへへ〜」
「よし! ナンバーが分かりゃあ後は簡単だな!」
「ええ。ついでにナマエは車種まで教えてくれましたから楽勝ですね」
「車種まで!? でもどこに書いてあるんです……?」
「ここですよ、ここ」
メールの最後、“そういえば緑ちゃんが引っ越すからお父さんと眼鏡のお兄ちゃんによろしくだって”という追伸部分を指差した。
「“緑ちゃん”という知り合いは居ませんからこの“緑ちゃん”はナンバープレートの色を示している。つまり誘拐犯の使用している車は緑ナンバー」
「営業車か!」
「それに加えて“引っ越す”というワードから誘拐犯は引越し業者を装っている可能性が極めて高いという訳です」
「“お父さんと眼鏡お兄ちゃん”は恐らく誘拐犯は男性二人組で若い方が眼鏡を掛けているといったところですので警察に連絡してNシステムでこのナンバーの引越し業者のトラックを見つけ出せれば終わりです」
「じゃあ早く警察に電話を……」
「ああ、それなら僕がしておきましたのでご安心を」
「もうしたんですか!?」
「ええ。毛利先生が暗号を解いた時に」
にこにこと人当たりの良い笑みを浮かべる安室に、毛利は自分が暗号と解いたものとまんまと思い込みその手柄に高笑う。
実は安室が暗号の話をする随分と前、彼が事務所の外に出たタイミングで既に警察に電話をしていたのを知っているのはコナンだけだろう。
事務所から出る時の彼の顔が鬼気迫るものであったのを見た。
「でもそのメールの内容だけでよく暗号のメッセージだって分かりましたね」
「ああ、それはナマエが送ったこのメールに決定的な矛盾あったからですよ」
「矛盾?……確かにちょっと変なところはいくつかありましたけどそこまで大きな矛盾なんてありましたか?」
「ええ。ナマエに友人は居ませんので」
自信満々に言い切った安室に、何とも言えない気持ちになった三人であった。
「それでは、僕はナマエを迎えに行きますのでこれで」
「咄嗟に思いついたにしては上出来だ」
「あっそ」
「今日はやけにツンケンしてるな」
06
・下ネタ
「疲れた……」
「お疲れ様。夕飯出来てるから食べてね」
「名前癒やしてくれ」
普段は男の矜持がどうのと言って弱いところを見せようとしない彼が積極的に甘えてくるとは、どうやら相当参っているらしい。
「……出来ればベッドの中で癒やして欲しいんだが」
「それが目的か」
まぁ確かに私の体が縮んでから一度もそういった行為はしていなかったから溜まるのも無理は無い。が、それとこれとは全く別の問題だ。
「絶対嫌。誰かさんのせいで明日も学校があるから体に負担はかけたくないの」
「……したい」
「通報してやるから豚箱に入る覚悟があるのならしてもいいのよ?」
「……名前……」
「……まったく、しょうがない人ね」
「名前……!」
「見ててあげるから一人でして良いのよ?」
「……そんなところも好きだ」
「降谷くん」
「いつになったら下の名前で読んでくれるんだ?」
「そうね……私の苗字が“降谷”になったら、かしら?」
「……ははっ。名前には敵わないな」
・コナンに招待をバラす
「“カフェット”。アルコール度数28度のサトウキビを原料とする蒸留酒がベースのコーヒー・リキュール。コロンビア産のコーヒー豆を100%使用しており、コロンビアのボゴタ市で作られている」
「……!」
「組織内では主に情報収集を担当しており、情報屋との異名も持つ」
「それが私よ。小さな……いや、“小さくなった”探偵くん?」
「な、何のことか僕よく分かんないや……」
「アイリッシュが知れた程度の真実に私が辿りつけない訳がないのよ? 工藤新一くん?」
「!!」
「私もあの薬を飲んだのよ」
「安心して良いわよ。誰にも話してないから……ジンにも、バーボンにも」
「君に一つ情報を与えるとするならば……そうね、“私とバーボンは繋がっている”ってとこかしら」
「あとは自分で考えてね。東の名探偵くん」
・逆ハー狙いが来た
「少しは言い返したらどうなのよ!」
言い返すというのは自分がそいつと同程度の人間であることを認める最も愚かな行為。そもそも喧嘩は同レベルの人間間でしか起こり得ないのだ。
この女、まだ自分の程度の低さを理解していないらしい。
言い返す価値もない。
「貴女たちみたいな世間知らずが日本の未来を担っていくのだと思うと残念でならないわ」
こんな自分本位な連中の未来を守るために仲間が殉職していったのだと思うと本当にやるせない。警察学校で同期だった彼や、同じく組織に潜入捜査していた彼。
・謎解きするバーボン
「げ……」
「アーン? 安室じゃねぇか」
「俺様は再来週に控えた合同合宿で使用する合宿所の下見だ」
・夢主の正体に辿り着いたコナン
「名前さんって“敵の敵”、だよね?」
「……さぁ? 君がそう思うのならそうかもね」
>>戻る >>TOPに戻る