【新進気鋭の若手博士】(ダイゴ/pkmn)

 シンオウに研究所を持つ若手博士の女の子が家出先のホウエンでダイゴと出逢い、お互い惹かれ合う話。


新進気鋭の若手博士00

▼夢主設定

 ノモセシティでポケモンの特殊進化について研究している女の子。相棒はライチュウ。
 史上最年少での博士号取得し政府から研究所を与えられ、精力的に研究を続けた結果これまた史上最年少でのノーポケ賞受賞という異例の偉業を達成した世界的にも有名な博士。
 (※ノーポケ賞→ポケモン研究に関する顕著な功績を残した人物に贈られる世界的な賞。つまりノーベル賞のポケモン版、というサイト内設定です。)
 ポケッチのなつき度チェッカーアプリを開発した張本人であり、彼女のポケッチには他にも自作のアプリが大量に入れてある。
 さっぱりとした性格で運動神経は非常に良い。若さ故に失敗を恐れず何事にも挑戦する。
 デスクワークだけではなく積極的にフィールドワークもこなすアクティブ娘。
 ORASでは右の二の腕に白衣の上からメガアームレットを装着している。


 彼女の研究所には助手が三人おり、何れも彼女より年上。和気藹々としている。

マヤ:助手の女性。未婚。名前の良き理解者。安定している男性がタイプ。
スズヤ:助手の男性。未婚。年上好きで密かにシロナに恋している。
モガミ:助手の男性で研究所の副所長。既婚。個人では環境によるフォルムチェンジについて研究している。

ゲームでの活躍


 初出はダイパ。プラチナでは役割が増えた。

・ダイパ
 主人公との邂逅はハクタイの森。入ってモミが付いてきている状態で少し進むと名前がぶつかって来てイベント強制発生。モミさん空気イベント。

どん!
「わわ。考え事してたらぶつかっちゃった、ごめんね! あ、そんなに身構えないでいいよ、私トレーナーじゃないから。私は名前。この先にある苔の生えた岩の調査に来たの。君は……そう、○○くん(ちゃん)っていうんだ。君とはこれからも縁がありそう、よろしくね! っと、のんびりしてる場合じゃなかった。じゃあね!」

 その後森の苔の生えた岩の所に行くと名前がいる。
「この苔は他のとちょっと違うな…この岩にしか生えないのかな……よし、サンプルを採取してっと……。
あれ、君はさっきの……そうだ、君、ちょっと私とバトルしてくれない?」
→いいえ「そっか。仕方ないね」
 →再び話しかける「私とバトルしてくれる気になった?」
→はい「よし、じゃあ早速やろう!」
 使用するポケモンはイーブイLv17とヤミカラスLv16の二体


「君、強いんだね。うん、気に入ったよ。これあげる」
 ○○は●●の石を手に入れた。(もらえる石は完全ランダム)
「これは特定のポケモンを進化させることが出来る石なの。でも、進化させるのが早すぎると覚えるはずだった技が覚えられなくなったりするから、使う時は気をつけてね。私はまだ調査を続けるよ。普段はノモセシティの研究所にいるから、ノモセに立ち寄った際は是非遊びに来てね!」
再び話しかける「普段はノモセシティの研究所にいるから、ノモセに立ち寄った際は是非遊びに来てね!」
※一旦森から抜けるといなくなってしまうので要注意!
 負けてポケモンセンターに戻されても森から抜けるまでは再戦可能(モミが付いてきている状態がフラグ)。

 バトルで勝利すると進化の石をランダムで一つくれる。(バトル直前でセーブして欲しい石が出るまでリセマラしよう!)
 その後、ノモセの研究所に行くと特殊進化するポケモンのことを少しだけ話してくれる。
「ポケモンはレベルアップで進化する以外にも特定の石を使ったり誰かと交換したり、はたまた特定の道具を持たせた状態で交換することによっても進化するの。私はそんなポケモンの特殊進化について研究してるんだよ」


・プラチナでの追加イベント
 ジムバッジを八つ所持した状態で彼女に話しかけると交換を持ちかけられ、応じるとドサイドン(サイドンから通信進化する)を入手出来る。
「君、ジムバッジを全部集めたなんて、流石だね! そうだ、もし良かったらラッキーと私のサイドンを交換してほしいの。この子にはプロテクターを持たせてあって、私の研究が正しければこれで進化するはず!」
→いいえ「そっか。仕方ないね」
→はい(交換後)「やっぱり! 君のお陰で私の研究は正しかったと証明されたよ、ありがとう。その子はそのまま君が育ててくれると嬉しいな」


・BW2
 PWTにのみ登場。


・ORAS
 メガシンカについて調査するためホウエン地方へやってきた。ついでにトウカの森と浅瀬の洞穴のイーブイを進化させる岩の調査もしている。


 使用するポケモンはライチュウ、ルカリオ、ドンカラスの三匹。ルカリオはメガシンカする。


・その他手持ち

ライチュウ♂(おくびょう/ひらいしん/ふうせん/CS振り)きあいだま/10まんボルト/くさむすび/アンコール

ハピナス♀(ひかえめ/しぜんかいふく/ヨプのみ/BC振り)どくどく/タマゴうみ/あまえる/だいもんじ

ヨノワール♂(しんちょう/プレッシャー/たつじんのおび/HA振り)かげうち/れいとうパンチ/じしん/いわなだれ

ドンカラス♀(いじっぱり/きょううん/ピントレンズ/AS振り)つじぎり/ブレイブバード/ばかぢから/ちょうはつ

グレイシア♀(おくびょう/ゆきがくれ/たべのこし/CS振り)れいとうビーム/あくび/みがわり/シャドーボール

ルカリオ♂(ようき/せいぎのこころ/ルカリオナイト/AS振り)インファイト/バレットパンチ/かみくだく/つるぎのまい




新進気鋭の若手博士01

「(ああ、やってしまった)」

 こんな子供みたいな真似、するべきではなかった。
 ホウエンの地に初めて降り立った彼女は、自分のしたことについてそれなりに反省した。が、後悔はしていなかった。
 何事もやってみなければ分からない、失敗を恐れない、というのが彼女の信条であり行動理念である。


 しかし、初めて降り立ったホウエンの地は蒸し暑く、早速彼女は後悔しそうになっていた。

「……ありがとうドンカラス」

 だからといってここまで長距離飛行を熟したドンカラスを酷使するような真似はしたくない。そもそも暑さくらいは自分が我慢すれば良いだけの話だ。
 潔く彼女はドンカラスをボールに戻し、労をねぎらうとそっとバッグの定位置へ戻す。

 一端の有名人としての自覚を持ち合わせている故に、とりあえず自分の正体が簡単に特定出来てしまう白衣を脱ぎ慣れた手つきで小さく畳むとショルダーバッグに押し込む。
 幸いにも白衣を脱ぐいだことにより暑さも少しは緩和された。普段着ではあるが、どこかで帽子でも買えば変装としてはそれなりの出来になるはずだ。


 そこではたと気付く。勢いのままに飛び出してきてしまった彼女には行く宛もなければ目的もない。
 だからこそこうしてのんびり出来る時間が出来るのは喜ばしいことではあるが

 ぼんやりと突っ立っていても仕方がないので、近くのポケモンセンターでホウエン地方のマップを貰って、それから観光でもしようと、彼女は足早にその場を離れた。

 ポケモンの特別な進化についてを研究している最年少博士。そんな風に持て囃されていたのはもう数年も前のこと。
 名前という女の子は当時齢十五で幾つかの論文を発表し、それが評価され史上最年少での博士号を取得、それに伴いノモセシティに研究所を構えることとなった新進気鋭の若手博士だ。
 若さ故の失敗を恐れぬチャレンジ精神で精力的に研究を続けた結果、博士号取得から二年後にこれまた史上最年少でポケモン研究に関する顕著な功績を残した人物に贈られる世界的な賞であるノーポケ賞を受賞という異例の偉業をこなしてみせた。
 他にもポケモンウォッチのアプリの一つである“なつき度チェッカー”の開発も彼女の手によるもの。
 そんな、世界的にも有名な彼女が何故ホウエンにいるのかと言うと単純明快、家出だ。
 そもそも研究所自体が彼女の名義のため家主が家出という些か奇妙な状態である。

 飽くなき探究心に突き動かされいた頃が懐かしい。




「(私の論分だ……)」

 あまり長居は良くないと、早々にここを立ち去ろうと運ばれてきたカフェオレとセットのシフォンケーキにフォークを刺す。
 程なくしてやや派手な格好をした男性がカフェへやってきてその男性に声をかけた。

「何を熱心に読んでいたんだ?」
「週刊ポケジャーナル。進化の石についての論文が載ってて、これが中々興味深くてね。ほら、僕って石が好きだろう?」
「ポケジャーナルか」

 優雅な所作で椅子に腰を下ろしたミクリは彼の読んでいる雑誌名を聞き、一人で納得する。

 週刊ポケジャーナルは主にポケモンに関する論文を掲載している大手学術雑誌であり、名前に博士号を与えるきっかけの一つだ。
 今まさに彼が読んでいる進化の石に関する論文は彼女が執筆した物で、当然自分のことも知っているものだと思いこんでしまい名前はこの場から離れるべきかと思案しつつ二人の会話に耳を立てる。

「それならば二ヶ月ほど前に掲載されていたヒンバスの進化に関する論文が面白かったよ。この私が発売日に買った程だ」
「うーん、他のには興味ないかな」
「石マニアめ」
「はは、褒め言葉として取っておくよ」

 勿論、ヒンバスの進化に関する論文も彼女の物なのだが、二人にとって筆者など取るに足らない情報のため同筆者という共通点に気づくことはないだろう。
 どうやらこの二人は論文の内容にしか興味がないらしいと知れると名前はほっと胸を撫で下ろし飲みかけだったカフェオレに口をつける。
 ポケモンセンターで貰ったホウエン地方のマップを広げ、そこに載っている観光情報を読みながらどこを観光しようかと生まれて初めてのホウエン地方に胸を躍らせた。
 ミナモシティでデパートや美術館、トレーナーファンクラブといった観光施設を巡って夜は民宿に泊まるのがセオリーだという観光情報に則るのが間違いはない。
 しかしカイナシティでバザーや博物館を楽しむのも捨てがたいし、コンテストライブを観たりトクサネ宇宙センターを訪れるのもまた一興。
 そして何よりフエンの温泉に入るのも忘れてはいけない。家出しているにも関わらず気分はちょっとした小旅行だ。

 他にも観光情報は沢山あり、流石に決め兼ねてしまう。いっそのことポケッチのルーレットアプリを使おうかとも考えたが、すぐさまやめた。

「(あーそっか。決めれないなら全部回ればいいんだ)」

 予め日数が決められた休暇ならば焦ってポケッチに手を伸ばしていたが、今は家出中だったのだと思い出し彼女は伸ばした手を止める。それでなくとも連絡が来ないように電源を切っているだから、立ち上げたら鬼のように通話アプリの着信音が鳴り響くだろう。 
 そのまま自然な動きで彼女の左手はフォークを掴み、このカフェ自慢だというシフォンケーキを口に運んだ。


新進気鋭の若手博士02

 時間だけは沢山ある。今頃助手たちやシロナがあれやこれやと探し回っているのだろうか、それともいつものフィールドワークに出ものたと勘違いして帰りを待っているのだろうか。


「シンオウ地方ではハクタイの森で、ホウエン地方だとトウカの森で、何れも苔生した岩の近くでレベルアップするとリーフィアに進化するの」

「今この苔の成分を分析して如何なる場所においても進化可能となる道具の研究をしている最中だから、こんな危険なことをしなくても進化できるようにするからね」



「思い立ったが吉日。突発的に行動しちゃうのは私もだから……」


 ツワブキダイゴはホウエンリーグのチャンピオンであり、デボンコーポレーションの社長子息で副社長でもある。
 そんな大層な肩書きを持ち、且つ容姿も整っているが故に彼に言い寄る女性は少なくなかった。
 しかし彼には石収集という一風変わった趣味があったため今まで付き合ってきたどの女性にもその嗜好を理解されることはなく、長く続くことはなかった。
 彼に気に入られようと興味を持ったフリをする女性もいたがそんな嘘を見抜けぬほど彼も馬鹿ではない。また、同じく石好きな女性とも交際をしてみたが結局彼の突発的な発掘行動に付いて行けずに破局している。

 そんな、女性に受け入れられずにいた趣味の話を熱心に、突発的行動を許容してくれる女の子がいる事実にツワブキダイゴは感動している。
 彼女くらいの年頃の女の子だったら百人が百人すぐに飽きてしまうような内容にも関わらず名前は真剣に、しかも時々質問なんてのもしながら、彼の話に耳を傾けているのだ。
 彼女の表情には“フリ”などは存在しない。例えそれが己が研究に繋げるための情報収集だと分かっていても、ダイゴは嬉しかったのだ。

 もしかしたら未だ発見されていないだけでポケモンを進化させる石が、もしくはそのヒントと成り得る情報があるかもしれない。そう考えたら彼女にとって“自分の知らない知識”は貴重なものなのだ。
 ただでさえ貪欲な知識欲を持つ彼女にとってダイゴの話は魅力的でもあった。
 普段は年頃の女の子らしくお洒落や流行にも気を使う可愛らしい子なのに研究のこととなると転で周りが見えなくなり髪が乱れようと服が汚れようと構わずに没頭してしまう。
 研究職の人間は変わり者が多いと言うがどうやら名前も例外ではないらしい。

 気になった情報をメモしていく今の名前は実に博士然としていて、輝いている。
 本来ならばポケッチのメモアプリを使いたいところなのだが、今は家出中の身、ポケッチの電源は切っておかねば助手たちからの着信がとんでもないことになるのは目に見えている。

 知識欲を満たすには十二分な量の話を聞いた。



 進化系が発見されていないポケモンは進化しないのではなく未だ進化方法が発見されていないだけなのでは、と仮説を立てると全てのポケモンに進化の可能性はある。


新進気鋭の若手博士03

・ユウキくんと

「えーっとここに……あ、やっぱりあった」

 フィールドワーク用の鞄を持って出てきたのが功を奏したのか幾つかの進化の石が入っており、その中から目当ての石を取り出す。

「はい、どうぞ」
「これは……みずのいし?」
「そう! これを使えば君のハスブレロは進化できるよ!」
「そんな、貴重なものなのに良いんですか!?」
「いいのいいの。研究所に戻ったら腐るほどあるし、やっぱりこういうのはトレーナーのために使うべきだと思うから。それにこの子が君のこと気に入ったみたいだから。この子ね、善い子にしか懐かないの」
「ライライ!」
「あ……ありがとうございます!」
「ただし! 進化させるのが早すぎると覚えるはずだった技が覚えられなくなったりするから、タイミングを見極めるのはトレーナーとしての君の責任だよ」
「はい!!」



・シンオウに帰ってきた

「それに、何も言わずにフィールドワークに出たっきり何日も帰ってこないのなんていつものことだしな」
「あーそっか」
「それだけ私たちは貴女を信頼してるのよ。それと同時に心配もしてるけれど」
「まぁ年頃の娘が連絡もなしに何日も帰ってこないとだから心配しない訳がないね」
「は、反省してます……」

「名前は普段は女の子らしいのに研究のこととなると周りが見えなくなっちゃうんだから、ライチュウがいるからって安心して見ず知らずの男にホイホイ付いてったらしたら駄目よ? 男は狼なんだから!!」
「分かってるって」





・元カレについて

「元カレが化石とか好きでよく炭鉱とか洞窟に付き合ってたから慣れたもんだよ」
「……元カレ?」
「うん、元カレ。ダイゴくんだって元カノくらいいるでしょ」
「うーん、確かにいるけど……」
「? どうかしたの?」

「好きな女の子から違う男の話を聞くのは複雑な気分なんだよ」
「ふーん。そっかぁ、なるほどなるほど」
「何だい、にやにやして……」
「何だかんだ言ってもダイゴくんの方が歳上なんだし大人の余裕とか何とか言って嫉妬とかってしてくれないと思ってたから。普通に嬉しい」
「僕だって嫉妬の一つや二つくらいするよ」


「因みに私の元カレ、炭鉱夫でジムリーダーだから多分ダイゴくんより力あるよ」
「……」

 それからダイゴは大きい石も拾うようになった。




▼メガシンカについて調べるためにカロス地方へ


「やー! 名前さんようこそ!」
「プラターヌさんお久しぶりです!」


「彼はダイゴ君。ホウエン地方の元チャンピオン」
「今回は彼女の助手兼ボディガードとして同行しているんですよ」


 ダイゴとしては上手く乗れない彼女の手を取り
 如何せん彼女の運動能力は同世代の子たちより優れており、難なくローラースケートを乗りこなしている。




▼ダイゴさんとアローラへ出張
 手持ちはライチュウ、ドンカラス、ルカリオ。


「あーそうだった。ダイゴくん、私アローラ出張だからしばらく会えなくなるよ」
「……え?」
「アローラのククイ博士から特殊進化のポケモンが複数いるって聞いてさ。現地調査しに行くの」
「……僕も行く」
「えっ。リーグの仕事は大丈夫なの? それに会社だってあるのに」
「今はユウキくんがチャンピオンだから問題なし」
「あーそっか。ユウキくんに負けたんだっけ」
「その言い方は少し引っかかるけど気にしないでおくよ……それに会社は僕がいなくても大丈夫さ」
「流石放蕩息子」


「ホウエンのチャンピオンか! なら丁度いい。今、このアローラ地方にもポケモンリーグを建設している最中でして是非チャンピオンのアドバイスを頂きたい!」


「名前は寒くないのかい?」
「シンオウっ子舐めないで」


「図鑑をアローラ用にアップグレードして、手持ちも整理して、いざ研究の旅へレッツゴー!」


「わわ。あーそっか、アローラではこの姿のライチュウは珍しいんだっけ」
「私カントー出身だからこの姿のライチュウを見るとちょっと安心します」



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