千代 ─ ちよ ─

「僕が見通すのは過去でも未来でもない。その人の本質っすよ」
「信仰はその人の人生において重要なもの。だから信仰される者はその責任を果たさなければならないんだよ」


■基礎情報
種族:ゾロアーク
特性:イリュージョン
性格:ゆうかん
性別:女
年齢:24歳
身長:153cm

一人称:僕
二人称:君

■背景
 その昔、人間にもポケモンにも当てはまらぬ怪しき存在、妖狐が生息すると噂される山があった。妖狐の存在の真偽が明らかにされることはなかったが、その山に踏み入れたものは人間であろうとポケモンであろうと二度と戻ってこれなくなると言われ、立ち入り禁止とされていた。その実態は古くからその山に住まうゾロア・ゾロアークが群れを成して作られた集落があった。そこに生まれた千代は特性であるイリュージョンや幻術を極めていった。潜在的に高かった能力を存分に発揮できるようになった千代の噂をどこから聞きつけたのか宗教団体『鈴神教』の者たちが力を求めてやってきた。多数のゾロアークたちが山に張り巡らした幻術を乗り越え集落に辿り着いた欲深さは放置するのも危険だと考え、鈴神教に身を置いて監視することを決めた。
 鈴神教が拠点としてる教会に連れてからは、鈴神教の神様として祀られている綾目に仕えることになった。神様と呼ばれているが、綾目自身は未来予知しかできない普通の男の子であった。ならばと普通の男の子として接しているうちに懐かれた。その姿に庇護欲をくすぐられ、できる限り守ってあげようと決意。クロユリ団より襲撃を受け、鈴神教が壊滅された際もイリュージョンを駆使して綾目の身代わりとなっている。奇跡的に生還した千代はひと先ず故郷に逃げて身体を癒すことにしたのだが……そこに広がるのは壊滅した集落と殺戮をされ尽くされた仲間たちの姿。けれど、その死体の中には兄である狗渚の姿は見つけられず。集落の壊滅の原因狗渚と綾目の安否と居場所を探ぐるため旅へ出た。

■特徴
 潜在能力が高く、いずれは集落の中心人物になることを期待されていた。選ばれた者として、代々集落に伝わる修行を重ねた。そして、ゾロアーク固有の能力であるイリュージョンを極め、視線や息遣いや仕草で人やポケモンの思考を汲み取るようになった。それに加え、幻術を扱うこともできる。それが当たり前のことだと思っていた千代は山を降り、人の街で生活するようになってから集落特有の風習であることを知った。あの山には妖狐が住んでいる。この話の妖狐とは幻術が扱うゾロアークのことを示していることに気付いてからは容易に幻術を使わないようにしている。
 クロユリ団の手から綾目を逃がすとき、身代わりとなった千代は全身に酷い火傷を負った。10年以上経った今でも全身に火傷の痕が残っている。後遺症で火傷の痕の部分は感覚麻痺しており、それを補うように他の五感が敏感である

■ポケモンバトル
技構成:イカサマ・けたぐり
    トリック・おきみやげ

 幼少期はお山を守る者として広範囲に幻術をかけ、少女時代は綾目を守る者として、時には影武者としてイリュージョンを駆使してきた。そうしてポケモンとしてバトルをする機会に恵まれずにきた千代はポケモンバトルが苦手である。体格面からも体力面からも正面勝負は向いていないことに気付いてからは一撃撤退を心掛けるようにしている。
 だが、バトルができない=弱者というわけでもない。時には誰かに成りすまし、時には幻術で惑わし。攪乱して仲間内の争いを引き起こして自滅を誘う。化かす能力に関しては一級品だ。

■自宅関係
綾目『弱く、優しく、かわいそうな男の子』
「今までの人生が他人に作られたものだと思うのならば、逃げなさい。そして生きなさい。振り向かず走り続けていればきっと、これが自分の人生だと思える道を見つけることができるから」
 鈴神教に属してからはいつだって綾目のために在ろうとした。エスパータイプのポケモンとして覚えている未来予知の力が強く、たまたまバトルの技としてではなく未来視として活用できるだけの。それ以外はどこにでもいるような可愛らしい男の子が神様として祀られていることを哀れんだのだ。純粋な綾目が大人の都合のいい傀儡となることを回避するため、綾目が神様として大衆の前に現れお告げするときは必ず隣に寄り添い、時にはイリュージョンを時には幻術を扱い印象操作を行っていた
 綾目から「おれよりも千代の方がカミサマだ」と。そう言われた日から搾取され続ける哀れな男の子が唯一縋れる彼のカミサマあることを決意。そして、クロユリ団の襲撃にいち早く気付いた千代は綾目を隠し部屋に逃がし、イリュージョンで綾目に成り代わった。命をかけて守る千代の背と残された言葉は綾目にとって深い心の傷と生きる理由となったのだ。

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