▼世界観
二千年前、様々な種族や魔物が住む世界『ランクレス』では種族同士の争いが絶えず戦争の影響で大虐殺、飢餓、災害が起きた荒れ果てていた。
他種族と比べて力の弱かった純正人【アニマ】は、他種族に対抗するために科学技術を発達させた人造人間を造ることに成功した。
純正人は使い捨ての兵士として大量に人造人間を造ったが、心があった人造人間たちは自分達を造った純正人を憎んで報復をする。

世界は更に荒廃し滅びの一途を辿る中、"光の柱"が現れ、天使【セラフィーノ】を生み出した。また、"闇の柱"が現れ、悪魔【アルヴォロ】を生み出す。
天使は悪魔は相反する存在であり、天使は悪魔を、悪魔は天使を滅ぼそうとした。人々の争いは天使や悪魔が加わったことで更に激しさを増し、『天魔戦争』が始まる。
終わりの見えない戦争は8人の若者によって終結する。8人は様々な種族を従えて各地の争いを鎮火した。
戦争を激化させた天使と悪魔は8人の若者によって滅ぼされ、人間の殆どが死に、人造人間もその製造法から存在まで全て破壊、破棄された。
天魔戦争の始まりの原因である両方の柱は災厄の象徴と見なされ人間によって壊された。それ以後二度と天使と悪魔は生み出されることはなかった。
戦争を終わりへと導いた若者たちは人々によって"八英雄"と称えられる。終戦以降八英雄は役目を終えたかのように二度とその姿を現さなかった。

▼細かい設定
◇ランクレス
全部で5大陸に別れており、ランクレスの中枢機関として空中都市『ラボナ』がある。
様々な種族や魔物、動物たちが共存している世界。

◇種族
人にはそれぞれ種族があり、種族によって特殊な力がある。一般的に普通の人の姿をしていて、自分の意志で種族特有の姿に変わることが出来る。現在12種類の種族が確認されている。種族本来の姿に戻ることを『種族化』、人の姿に戻ることを『人化』という。

◇魔物
動物が魔力を取り込むことで進化した生き物。近年、普通の動物は激減し魔物が増えている。狂暴なものは退治依頼が出される。


▼大陸・機関

◇ベクトリア大陸
『鷹倉(タカクラ)』『吉良(キラ)』『佳乃(ヨシノ)』『紅坂(コウザカ)』の4つに区分されており、どの地域も治安が非常に良い。人口の8割が純正人で占めてられており、どの大陸よりも科学技術が発達している。
 夾たちが住んでいる地区、カーネスト学院があるのは鷹倉。

◇アファーダ大陸
大陸の半分以上砂漠地帯が広がっており、オアシスを中心に集落や都市が形成されている。様々な小国が集まった貿易が盛んな大陸。また盗賊や魔物が出やすく治安はそれほど良くはない。大規模な冒険者ギルドが『コモン』の町にあり、貿易の拠点として港町『アークミスト』がある。

◇キュロック大陸
『イザベラ』という宗教国家が大陸の5割を占めている。大陸はほぼ1年中雪が降っており、人が住める環境が整っている場所が少ない。神殿を中心に街づくりが行われている。神殿が多い為、神々への信仰者が多く訪れる。

◇ユクバラド大陸
常に闇に包まれており夜の状態であるため、人々からは魔界と呼ばれている。過去に闇の柱があった影響で大気中には濃い魔力が含まれており、凶悪な魔物たちが大陸中を蔓延っている危険区域でもある。『ギリア帝国』という国がこの大陸を治めている。

◇ミスティア大陸
人々からは天界と呼ばれている大陸。光の柱があった影響で、1年中光に包まれており常に朝・昼の状態である。天界を統べている『クラリシア皇国』の皇帝の許可無く入ることができない。天人や妖精達が住んでいる。

◇アトゥイ=ルー
海底にある共和国。海人たちが住んでいる。

◇空中都市 ラボナ
ランクレス中の様々な情報が集まる世界中枢機関。
地上からは見えないように結界が張られており、許可がない者は入ることができない。


▼種族説明
〇純正人【アニマ】
特別な能力が無い普通の人間。ランクレスで一番多い種族である。

〇混血種【ミックス】
違う種族同士が交わり出来た子のことをいう。各親の種族により差別される者もいる。身体能力は親の種族にもよるが、親よりも高くなる確率が高い。種族本来の外見も親次第である。

〇動物種【イベリス】
人と動物の遺伝子を持つ種族。身体能力や五感が優れており動物や魔物と会話が出来る。
様々な種類があり能力もそれによって変わる。能力が高い者は人化した状態でも常に一部種族化した姿になる。
種族化後の外見は各々の動物遺伝子に基づいた獣の姿になる。

〇魔術師【ソルティ】
体内に魔力を持つ純正人の派生種族。扱う魔法の種類は攻撃、防御、治癒であるが、全て扱える者は極めて少ない。魔力の量や扱える属性には個人差がある。
一般的に妖精よりも魔力は少ないが、その分妖精より魔力の消費が少なく魔力回復のスピードが早い。
魔術師の中には禁術と呼ばれる術を使う者も稀におり、その者は【賢者】と呼ばれる。
種族化後の姿はなく、純正人と変わらない姿である。

〇龍人【ドラゴーネ】
龍の力を使える種族。戦闘能力が高く、戦闘力は12種族内ではトップクラスの実力を誇る。人目に出ることを好まず、主にキュロック大陸にある『ゴジル谷』という場所に生息している。
龍の力とは口から炎や氷、雷などを吐いたりそれらを身体に纏うことができる力。また龍の力は遺伝するため親の力を受け継ぐケースが多い。
強力な力を持つ者は力の制御ができず、力に飲み込まれ自滅する者もいる。
種族化後は龍の姿。

〇鬼人【オーガ】
恐ろしいほどの強い力と高い知性を兼ね備えた種族。種族化すると理性を失い、暴走してしまう凶暴で危険な種族でもある。主にユクバラド大陸に生息している。
戦闘では素早い動きで相手を翻弄し、圧倒的なパワーで相手を押さえ込む。その常人ではない力を恐れる者が多く、種族化した鬼人に出会って生きた者はいないとまで言われている。
人化時は見目麗しく華奢な姿の者が多いが、種族化後の姿は頭に角の生え、恐ろしい異形の姿となる。鬼人はこの姿を嫌っているため滅多に種族化しない。

〇海人【フィリル】
動物種の派生種族。大らかで争い事を嫌う種族。水属性の魔法を得意とする。通常は海中に生息しているが、人化すれば陸上でも活動できるため陸上で生活する者も少なくはない。
海人の歌声は人を惑わせ、惑わせた人間を自由に操ることができる。また水中では呼吸が自由にでき陸上より自由に行動できる。
また魔力を使った水属性の攻撃術や治癒術が得意。
種族化後の姿は、上半身は普通の純正人と変わらず下半身は魚類の身体。力が強い者は身体全体が魚の姿の者や、鯨やジュゴンといった姿の者もいる。

〇天人【ソニア】
他の種族が持ち得ない光の魔力を持つ非常に珍しい種族。絶滅危惧種と呼ばれるくらいに数が少ない。また2000年前に滅びた天使【セラフィーノ】の子孫とも言われている。
『天人保護法』により天人たちはミスティア大陸以外の生息が許されておらず、クラシリア皇帝の許可書が無ければ他の大陸へも行くことが出来ない。
光属性の強い魔力を持っており、特に治癒術や補助術に長けている。また天人の歌声は海人と違い、傷を癒すことができる。
種族本来の姿は、背中に白い羽を持つ姿である。

〇妖精【リュミエール】
体内に光以外の全属性の強い魔力を持つ種族。非常に寿命が長く、見た目が実年齢より幼く見える。主にミスティア大陸にある『サクリュセスの森』に生息している。
光以外全ての属性の魔術を操ることができ、高い威力の術を使うことができる。しかし魔術師よりも魔力の消費が激しいため長期戦には向いていない。
妖精の中でも強い魔力を持つ者は『精霊』と呼ばれる。
種族本来の姿は背中に半透明な羽を持ち、耳が長く尖った姿になる。 

〇吸血鬼【ヴァンパイア】
闇の中で生きる好戦的な種族。闇属性の魔力を持っている。主にユクバラド大陸のギリア王国を中心に生息している。
夜目が利き、闇に紛れて素早い攻撃を繰り出す。また闇属性の魔法で相手を惑わせ時には幻覚を見せて獲物を狩る狡猾な手段を取る。
吸血鬼は吸血をしなければ生きていけず、吸血をしなければ成長が止まり最悪死に至る。吸血をするために他人に襲い掛かることもある。
種族本来の姿は背中に黒い羽を持ち、鋭い犬歯がある姿。

◇天使【セラフィーノ】
約2000年前に絶滅した種族。詳細は不明だが、天使は白銀の瞳と髪で背中には大きな白い翼を持っていたと言われている。
天人、妖精のルーツとも言われている。

◇悪魔【アルヴォロ】
天使と同じく約2000年前に絶滅した種族。天使と同様に詳細は不明だが、赤髪で背中に大きな黒い翼を持っていたと言われている。
吸血鬼、鬼人のルーツとも言われている。

◆人造人間
 約2000年前、純正人によって造られた"人間"。元々戦闘用に開発された兵器だったが、八英雄によって製造方法もろとも破壊された。
※人造人間は種族ではありません。