『お前も大変だな。』



いつだったかな。
そんなことを言われたような気がする。

どうしてそんなことを言われたか、と言うと…多分彼女に問題があるんだと思う。
人の彼女について何か言う前に、自分も彼女を作ったら良いのに(うるせぇ!byDJ)。

自慢じゃないけど、僕の彼女は美人。
みんなはそうでもないと言うけど、僕からしてみたら誰よりも美人で。
そして、かなり気が強かった。

しかも彼女はど変態でかなりエロいから最高。
僕もみんなに変態って言われたりすることもあるけど、それよりも彼女の方が変態だったりするから均衡は保てている。



「ヒョンスナ、何にやにやしてるの?」

「んー、なんでもない。」

「なんでもないのににやけるって、あんた結構気持ち悪いわよ。」



僕の彼女はBEASTのスタイリスト。
ギグァンのスタイリングをしている彼女を見てにやけてた、と言ったら、どんな反応をするのか気になったけど誤魔化した。
一応、メンバー以外には秘密にしてるからね。

あーあ、ギグァン、羨ましいな。
僕もスタイリングされたいのに、僕の彼女であるなまえ絶対にしてくれないんだ。
ちょっと寂しいし妬けるけど、僕はメンバーよりも深い、絶対に触れることの出来ないところも触れてるから我慢してあげる。

なまえって毒舌で女王様タイプ、なんてよく言われているけど、そんなことはない。
確かに僕にも気持ち悪いとか鬱陶しいとか言ってくるけど、それは少しの間だけ。
あとはただのドエムのど変態になるんだ。

セックスのとき、なまえは両手をタオルなんかで拘束されるのが大好き。
どちらかと言えば僕はドエスだからそれに対して何も思わないし、ひとつ思うとしたらそっちの方が気持ち的にも燃える。
たまに自分から求めてくるときもあるから、みんなが言うほどなまえに不満はない。



「なまえ、エッチしたい。」

「そう。1回死んでくれる?」

「死んだら出来ないから嫌だ。」

「なら我慢して。」



みんなが居るなんて、僕はどうでも良い。
スタイリストが楽屋から居なくなれば、少ししてなまえは戻って来る。
そうしたらここには、僕となまえとメンバーだけだし、好き勝手し放題。

ソファーに座っていた僕に寄り掛かるなまえの肩に手を回して抱き寄せ、ちゅうっと首筋に吸い付くとピクンと跳ねた。
ああ、すごくかわいい、犯したい。

こうやってみんなの前でキスマークを付けたりなんて、普段はしないけど。
"お前も大変だな"と言ってきた誰かに見せびらかしたくて、ワザと吸い付いた。

ねぇ、知らないでしょ?
なまえは普段キツイ性格かもしれないしみんなには軽く乱暴かもしれないけど。
僕が何をしても、絶対に怒らないんだ。
僕って愛されてるよね。



「……スニ、家なら良いから、我慢して…。」

「解った。」



ほらね、怒らない。
メンバーはこんな堂々と僕がキスマークを付けるから、なまえが怒るとでも思ったんだろう。

なまえは僕には、怒らないよ。
いつもの言葉にだって、特別マイナスな意味なんて含まれていないんだから。

ここで犯して、可愛いなまえは僕のものだし大変じゃないんだよ、って見せ付けてあげたいけど…嫌われたくないから我慢する。
僕も愛されているけど、なまえも僕に相当愛されているよね?

ぺろりと、キスマークを舐める。
僕の耳にだけ届いた甘い声は、やっぱりみんなには訊かせたくないや。






それがいい

そんなキミだから好きなんだよ。



(…やっぱり、"なまえも"大変だな。)

(ヒョンスナに振り回されて、可哀想に…。)

(ま、どっちもどっちだろ。)

(ヌナも嫌がってませんからね。)

(似た者同士、なのかな?)

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