シーン

あなたを相容れない相手だと断じた時は刃を向けるわ

どうして…エーデルガルト…あなたばかだわ
誰を侮辱しているかわかっているのかしら。私はアドラステア帝国皇帝よ


あんま無茶しないでくださいよ。こっちまでしんどくなるじゃないですか。……いやですね、こんなかたちであなたとの繋がりを感じるなんて。ああ、もういいですよ。皆ちゃんと逃げられたようです。寮にも食堂にも孤児院にも騎士棟にも、逃げ遅れた人はいませんでした。だから、もう大丈夫。もう、いいから、少し眠ってください。……おかあさま。

遅かったね、エーデルガルト。
どういうつもりかしら。なぜレアの首をあなたが取ろうとしているの。
多少は足掻かないとね。交渉だよ。この首を落として欲しくないなら、ひとつだけ、条件を飲んで
何かしら
アビスに手出しはするな、それだけだよ
…アビスの書庫を手に出来れば、別に構わないわ
残念ながら、アビスの書庫にある書物は持ち出し禁止だ。書庫から出せば消滅する魔術がかかってる
なんですって

精がでますね
!……騎士団か……夜間巡回でしょうか
ええ、あなたはいつも遅くまで熱心に訓練していると他の騎士からも聞いています。なかなかの腕ですね
いえ、私などまだまだ未熟です
そうでしょうか。その歳頃のなかでは抜きん出ていると思いますよ。もちろん、達人の域というわけではありませんが、あなたには突出したひとつのものがあるとお見受けします。殺意、ですよ


ディミトリ、あなた




行くのだね。私達はこの五年、何度も言葉を交わしてきた。それでも、互いの為だけには生きられなかったというだけのこと。私は明日、帝国に殉じる騎士となる。だから今だけは、あなたの願いのために生きる男であってもいいだろうか。最初こそ、軽蔑もしていた。だが次第に
どうか、幸せになってくれ。望みを全て手にして、笑っていてくれ。

フェルディナント、あなたは無欲すぎるよ
さて、どうだろうか。貴女があまりにも無抵抗だから、私はこれでも必死に我慢している

そっと押せば簡単に離れる体温

今この瞬間のフェルディナントを、私だけは知ってるんだね
忘れてくれていいさ
できるだけ覚えておくよ。私は根に持つほうだからね、こんな気持ちはきっとずっと忘れない。ありがとう。




カスパル、本気の喧嘩をしよう
おいタイマンを邪魔すんじゃねえ弓砲台!!……お前このすきに回復するとは相変わらずちゃっかりしてんな
目の前の敵から目そらすかるだよ。弓砲台も戦略のうちなんだから怒鳴らないであげて

西の塔は辛うじて残ってる。ねえ、カスパル。喧嘩の続きはまた今度にしよう。私が買ったら、西の塔の特等席、つれてってくれるか