レースの甘い誘惑
※ほんのりえっち人肌の温もりを残した毛布の中で腕に感じていた重みがふと軽くなり薄目を開ける。カーテンの隙間から差し込む光がブカブカの黒いスウェットを着た背中を優しく照らしていた。
細い背中は寒そうに二の腕を摩りながら辺りを見渡している。寒いならこっちに戻ってくればいいのにと思いながら眺めていると「あった」と小さく呟きベッドの下に手を伸ばす。
床まで手を伸ばしているのか上半身が見えなくなるほど前屈みになっている。当然、こちらに背を向けてそんな体制を取れば尻を突き出す体制になり、更に腕が伸びると太ももの半分ほどまで隠していた裾が徐々に捲れ上がっていく。
――あともう少し、あと数センチ。
露になっていく脚をガン見しながら念じているとベッドの上で彼女がバランスを崩した。さらに前のめった体制になり裾が上半身にずり上がるとスウェットの下から淡いピンク色の下着が顔を出した。
確か昨日穿いて寝たのは柔い尻をレースで包み両サイドを紐で結んで留めてるえっろいやつ。肌色が透けて見えるそれは傷ひとつ無い丸みを余すことなくこちらに見せつけ、白い肌にほんのり残る赤みに昨晩ひたすら突き上げ波打っていた光景が思い出され下腹部に熱が渦を巻き始める。
「よいしょ、っと……」
ようやく体制を直した彼女はスウェットの袖を脱きベッドの下から拾い上げたブラを服の中に忍び込ませる。モゾモゾと動き少し前屈みになりながら背中に両腕を回し手を動かし始めた。浮いた裾からチラリと見えるレースは上半身の動きに合わせてフリフリと左右に動いている。
――どう見ても誘ってるよね、あれ。
誘惑しているようにしか見えないピンクに『あー……その紐解いて突っ込みたい』と思いながらしばらく眺め、再度スウェットに腕を通しベッドから降りようとする彼女を抱き寄せた。
「ひ、!びっくりした……」
「どこいくの」
「乾燥してるから、水取りに行ってくるだけだよ」
「寒いしもうちょっと後でいいじゃん」
「そうだけど〜」
抱き寄せた手をそれとなく下におろしていき、スウェットの下に忍ばせる。服の上から「こらっ」と手を叩かれたがお構いなく太ももに手を伸ばす。触れた肌はひんやりと冷え、すりすりと撫でまわし暖を与えていくと鼻から甘い声が抜けていく。
「んっ……ちょ、っと、どこ触ってるの!」
「うん?脚冷えてるから暖めてあげてんの。女の子って身体冷やしたらダメでしょ?」
「そうだけど、っ……!」
外側から内側へ滑り込ませた手を上下に動かし際どい所を軽くマッサージすると、快楽を知っている身体は素直に反応を見せはじめる。
脚の根元を撫でながら顔を覗き込むと潤んだ瞳と視線が重なり、その奥で揺らめく熱がはやく、と手招きをしている。下着のウエスト部分に親指を引っ掛け軽く引っ張って離す。パチ、パチっとゴムを弾くとそのたびに肩がビクっと震え、身を捩って逃げようとする身体を抱え込む。
「や、さとる……ッ」
「こら、逃げないの」
チラリと横顔を見ると彼女は下唇を噛み締め与えられる快感に耐えている。その反応にほくそ笑み、腕を引いて自分の胸元に抱き寄せると赤みを帯びた耳に唇を当て囁いた。
「冷えちゃったから、一緒に暖まろっか」
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