「諸君ども!今こそ本音を語り合おうぞ!」
「なんだよ峰田、でかい声出して」
只今金曜日PM23:00。
さっきまでソファで談笑していた面々も誰からともなく始まった欠伸が伝染し、各自部屋に帰っていってしまった。
華金!なんて騒いでいたのに、1週間の疲れには勝てなかったのだろう。
いつもは賑やかな共同スペースに残る人はまばらだ。
「今ここにいるスタメンにオイラは問いたい」
「なんだよスタメンってなんのスタメンだよ」
上鳴くんは優しいな。
さっきから峰田くんの言動にちゃんとツッコミを入れてあげている。
チャラいだなんだって言われてるけどこういうコミュ力の高さがモテる理由なんだろう。
僕も見習わないとだな。
「まずは緑谷ぁ!!」
「ぼぼぼ、ぼくぅ?!」
巻き込まれないように一つ離れたソファに座って微笑ましくみんなのやりとりに耳を傾けていたら、まさかのドラフト指名1番手はどうやら僕らしい。
「み、峰田くん、これって一体なんの話?」
「そんなもんいちいち聞かなくともわかるだろ?カマトトぶってんじゃねぇ!」
(カマトトって僕男なんだけどな…)
峰田くんは鼻息荒めにソファの背もたれ部分に仁王立ちして口火を切った。
「お前らぶっちゃけ、誰狙いだ?」
一仁義なき闘いが今始まる
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