まあその甲斐あってこうしてかの有名な雄英高校に進学することができたのだけれど。
ヒーローになるべくして入学したこの雄英高校にて、くしくも私が恋に落ちてしまったのだ。


しかも相手はなんと担任教師。
最初はそんな自分が受け入れられず、今まで恋と無縁だったのは私が単にオジ専だったからなのだろうかと眠れないくらい悩んだりもした。
でも毎日彼を見ているたびに胸がときめいて、あったかくてあまずっぱくて、私は彼が彼だから好きになってしまったのだと結論づいた。


そうとなればあとはお近づきになるのみ!なのだが、直球勝負はすぐに破られた。
質問をしても課題やヒーローになるために関係ないことは全部はぐらかされて答えてくれないし、休みの日にデートに誘ってみても“先生と生徒だから”とご丁重にお断りされてしまう。(まあ当然なのだが)


どうしたら少しでも接点を持てるのだろう?
(考えろ、考えるんだ私)


そして私は、マイク先生が相澤先生の同期であると聞きつけ相談したのである。
しかし当然マイク先生の回答も想像通りのもので、あいつはまじめなやつだから生徒である以上難しいと思う、ということだった。


でも不幸中の幸い、相澤先生には長いこと女性の影がないらしい。
ここはおとなしく3年後の卒業を待つべきだろうか、そんな風に思っていた時に、マイク先生がこんなことを教えてくれたのだ。


「まあ多分3年後もあいつはフリーだよ、あいつ友達も俺くらいしかいないからな。さみしいのかなんなのか、道端で猫ちゃん見かけると手名付けてるぜ」


それだ!!!!!


ああ、神様仏様マイク様。
運命の神様はどうしても私と相澤先生にくっついてもらわないと困るらしい。
マイク先生にお礼を告げて、私はその場をあとにした。