私はいたって普通のそこらへんにいるOL。でもひょんなことからアイドルの天宮奏くんと付き合うことになって・・・!?なんと!明日初デートで!?ど、どうしよ〜〜!?


「あっ・・・楽しみすぎてちょっと早く着きすぎちゃった・・・」
私は待ち合わせの時計塔を見ながら不安と楽しみが入り混じった感情になっていた。
「君ちゃん!お待たせ!」
「あっ奏く・・・」
ってちょっと待って!?奏くん全然変装してない!!?
「奏くん!!全然変装してないじゃん!!!!」
「え〜?変装とかしなくてもバレないよ〜!」
「ダメだよ!バレるよ!!奏くん・・・キ、キラキラしてるし///」
「えへへ、そうかな?君ちゃんに言われると嬉しいな〜!」
「/// ごまかしてもダメなんだからね/// とりあえずこれ被って!」
私はなぜか持っていたBOOMBOOMBOMBのキャップを渡して被らせた。
「ありがと〜!これで大丈夫だね!」
「いやまだダメだよ!メガネ屋さん行って伊達めがねかサングラス買おう!?」
「え〜〜!そこまで!?でも君ちゃんが言うならそうしよ!」
奏くん、素直だなぁ・・・そういうとこ好きだな・・・と思いながらメガネ屋に向かった。


「奏くん!このメガネとかどうかn」
「あっ!!!このメガネ慎くんに似合いそう〜!!こっちのサングラスは純哉くんが好きそう!!」
奏くん、本当にメンバーのこと好きなんだなぁ・・・。もしかして私のことより好きだったり・・・いやそういうこと考えるのやめよう!
「奏くん!ちゃんと自分の選ばないとダメだよ!」
「えへへ〜ごめんね///」
「あっこのサングラスとかはどう?ちょっと違うかな・・・」
「君ちゃんがオレに似合いそうって思ってくれたんだったらそれにする!オレそれ買ってくるね!」
奏くんがサングラスを買い終わりメガネ屋を後にした



「ねぇ・・・さっきメガネ屋でサングラス買ってた人天宮奏じゃない?」
「えっウソ〜〜!探してサインもらお〜〜!!」

や、やばい!!バレてるじゃん!!
「奏くん!近くにいたJKに完全にバレてたよ!って奏くん!?」
私の手を取りいきない走り出した
「やっぱり君ちゃんの言う通りだったね!ごめんね?」
今謝られてもドキドキでそれどころじゃないよ!!!

それからしばらく走って公園を見つけベンチで腰かけた
「いきなり走り出すからびっくりしたよ!」
「ごめんね、最初からサングラスかけてれば良かったんだけど・・・」
「・・・ふふ」
「?君ちゃんどうしたの?」
「なんか奏くんがサングラスかけてるの新鮮で面白くて・・・ふふふっ」
「も〜〜君ちゃんが選んだのに〜〜!!!笑うなんてひどい!」
「あれ?もしかして怒った?」
「・・・」
「か、奏くんごめん!そんなつもりじゃなくて」
「許さない」
「奏くn」
「ここで・・・キスさせてくれないと許さない」
「!?!?ここ公園だしバレたら大変だよ////」
「じゃあ怒ったままでいいの?今は変装してるからバレないよ」
「・・・わ、分かった・・・いいよ・・・///」
「目、閉じて」
奏くんとのファーストキスはフレンチキスだった。

キスで頭がふわふわしちゃってその日のデートはあんまり覚えてないけど、奏くんはとっても可愛かった。



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