あとがき
あとがき皆様、こんにちは。
初めましての方は初めまして。
ハイキューの中編、2作品目になります『御伽噺の先に』はこれで完結となります。
ちょっとした裏話なんですが、この作品ができたきっかけは1枚のポスターでした。
何で募集されたポスターだったかは覚えていないんですが、子鬼が涙を流しているポスターです。
『ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。』と子供の字で書いてあって。
幼いころ何気なく読んでいた童話、御伽噺は基本的に「めでたしめでたし」で終わっていることが多いです。
けど、改めて別の視点から見てみればそれは悲劇になるかもしれない。
主人公は全員が幸せになれる世界を望みながら、それができないことを理解しています。
けど、幸せじゃない人はずっと不幸だというのも間違っている。
だから、苦しむ及川に手を差し伸べました。
最後に告白した女の子にも別の幸せが訪れてくれればいいなぁ、と思ったりします。
中編という短い文章の中で書きたいことは山ほどあって、訳が分からない話になっているかもしれません。
満足いただけるものにはなっていないかもしれません。
そんな文章をここまで読んでいただけたことを光栄に思います。
それでは、また他の作品でお会いしましょう。
2014/04/19 管理人 麗羅
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