放課後部活に行こうと廊下を歩いていたら階段のところで突然知らない女の子達に呼び止められた。まさかまた鳴に馴れ馴れしくの下りかただのクラスメイトだバカヤローと思ってたら成宮くんと付き合ってるのって聞かれた。なぜだか周りからキャーッて声が聞こえた。考える間もなくありえないと吹き出したら頭に何か硬いものが当たって反動で転んでしまった。またその拍子にキャーッて聞こえた。ここでこの反応はおかしいだろと思いながら嫌な予感がして後ろを振り返ったら案の定わたしから跳ね返ったであろうバスケットボールを右手の人差し指で回している鳴がいる。またキャーッて聞こえた。

「手が滑っちゃった」
「真顔でウソつくな」




放課後休み時間に使ったバスケットボールを体育館に返しに行くため廊下を歩いていたら階段のところで女の子達に春が囲まれていた。どうしたもんかと歩いて行ったらそのうちの1人が成宮くんと付き合ってるのと言った。なんだこいつらと思ってたらあいつがありえないと吹き出す。とりあえず頭を狙ってボールを投げつける、そのまま脳の記憶塗り変えて俺と付き合ってることになればいいのにと思った。
パシッと右手に戻ってきたボールにワンテンポ遅れて振り返った感じからすると、脳は無事のようだ。丈夫な頭しやがって。残念。

「手が滑っちゃった」
「真顔でウソつくな」


  そんなかんじていきながらえる
  150906

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