「ちかちゃん、おかえり!」 玄関の扉を開くと優紫が胸に飛び込んで来た。抱き止めて、僕の胸に顔を埋めている優紫の頭を撫でる。 「ただいま」 鼻をすんすんと鳴らしている音が聴こえる。僕を見上げて不安そうな顔をする。優紫が何を考えているかが手に取るように分かり、可愛いなあとつい頬が緩む。 「撮影で香水を使っただけだよ」 終