NETA
思い付いたネタをとりあえず置く場所。
名前変換なし。
2019/03/19(Tue)
士傑生のお茶子の従兄B
タイトルは「つよいぞ! 茶々丸くん!」
仮免試験の話でモブ視点。エセ関西弁祭りだぞ!
親戚だけどお茶子とは違う個性の性質でも面白いよなぁと思いました。
担任の先生に『雄英狩りは諦めろ』と言われた。大々的に行われる雄英体育祭で個性≠ェ明らかになっている雄英生を一次試験で優先的に狙うのは、この仮免試験における伝統となっているらしい。しかし何故諦めなければならないのか。俺は当然尋ねた。
雄英狩りは確実に行われる。ただし、雄英狩り『狩り』もいると。……多分先生はかつてその雄英狩り狩りにやられたのだろう。遠い目をしていた。雄英生ばかりに気を取られ、他への警戒を怠るな、と先生は締め括った。
──そんな担任の言葉を今更思い出したのは、身動きが取れなくなったからだった。
「くっそぉ! オイ! 誰かっ、これ、外せるか!?」
「無理〜……全力出したら骨折れそう……」
「つーか苦しい……ッ」
ビルの壁から離れることが出来ない。指一本動かすのすらキツイ。なんだこれ、身体が重い……そう、まるで上から押し潰されているような……。
「おーおー、大漁やな」
頭上から聞こえてくる声。コンクリートに顔を擦りつけながらどうにか見上げると、そこにはビルの壁に真っ直ぐ立った男が一人。あの制帽は士傑生! しかも俺はアイツを知ってる! 会場で声が大きい士傑生と話して、同じ士傑生に注意されていた関西弁の奴だ!!
どうして壁に立てるんだ、なんだこの個性!? 早くここから抜け出さなければ、と身じろぐと「変に身体曲げへん方が身のためや。戻らんくなっても、僕は責任取らへんよ」と士傑生が言ってきた。
「開始と同時にこんな……!」
「あんなァ、これは救助訓練やないんやで? 他人と競い合う戦闘訓練や。自分の戦いやすいフィールド作りくらい当たり前やろ」
やれやれ、と肩を竦めてみせるそいつの言っていることは正しい。わざわざ相手の土俵で戦ってやる理由なんてない。……これがエリートなのか!? 士傑に通ってるというだけで、こんなにも違うのか!!?
「僕の個性≠ネ、過重力って言うんやけど、ある程度方向も定められるんや。んで、今はこのビルを重力の中心核に変えて、君らのこと押さえつけとる訳なんやけど」
こっ、個性のことをベラベラと! エリートの余裕なのか!?
「向こうのビルにも仕掛けてあんねん。どういう意味かわかる?」
「向こうに重力がかかると……」
「……あのビルに、落ちる?」
「ピンポーン! 大正解!! ──てなワケで、今度はうつ伏せにならんとってや」
解除、と士傑生が呟いた瞬間、ふわりと身体が浮き上がったかと思うと、凄まじい勢いで引き付けられる……いや、落ちていく。体勢を整える余裕もなく、コンクリートの壁に背中を強かに打ち付けた。
「いやいや、スマンなァ。僕も仮免欲しいのは一緒やねん。うちのクラスに今回は一年も混ざっとるし……あ、僕は二年なんやけど。先輩として受からん訳にはいかんやろ?」
「お、俺達は三年なんだ! 君の実力なら、他の受験生も狙えるだろ!?」
「せやから見逃してくれって? うーん、そうしてやりたい気持ちはあるで。僕も鬼やないしな……。……でもアカンわ。脆弱な精神を携えてヒーローの資格を振りかざす何とかがどうって…………ようわからんけど、精児くんが言うとったし!」
精児くんって誰だよ! 脆弱な何って!?
「またのご来店をお待ちしておりますっちゅー事で!」
「仮免試験は店じゃなアアアアア!!」
「まあまあ、ヒーロー目指すんは一緒やし? 落としといてなんやけど、僕は先輩らも応援しとるで! ほらアレや、アレ! プルスウルトラ!! ってなー」
「雄英の校訓だろ、それ!!」
「士傑生なのに!!」
「わはは! ほな、今度はプロとして会おうや。僕のこと覚えとってなー」
関西弁の士傑生は制帽を外してひらりと振ると去って行く。一つ下の後輩に負けたという事実はのしかかったが、新たに目標が出来た。
絶対にプロになって、アイツを超える!
「…………ねぇ、私ら全員落とす必要はなくない……?」
「え? あっ……、……………………アイツ!!!」
超えるんじゃない! 撤回だ、一発殴ってやる!!
良い奴なのかそうじゃないのか。多分悪意はないんじゃないかな(適当)
触れた物を重力の中心にして引っ張たりとか、壁を歩いたりとかできたらカッコイイなって。グラビティデイズみたい。
文ストの素敵帽子くん程使い勝手は良くないです。茶々丸くんは増やす方しかできないので。 コメント(0)
僕のヒーローアカデミア MHA 男主