Kitten’s yard

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愛を、幸せを、明日も。


2025/03/09


 杉山さん、お誕生日おめでとうございます。

 今年もやってきた、大切な日。大好きな日。
 穏やかな時間を祈る日。
 ありがとうで胸がいっぱいになる日。


 
 私が杉山さんのお誕生日をお祝いするのは三度目になりました。
 いつの間にか、という感覚は、去年のものになり、今年は、確かに一年の時を過ごしたような気がします。
 先週、生まれて初めてのファンレターを書き、郵便局に出してきました。
 前々からずっと書いてみたかった杉山さんへのお手紙。
 思いはたくさんある、愛するキャラクターもたくさんいる、感謝したいこともたくさんある、大好きも気づけば何度も書いてしまう。
 どこからどこまでを書いたら杉山さんに礼儀を損なわずに伝えられるか、もう半年ほど前から悩みに悩みました。
 書きたい気持ちは溢れていて、おかげで手元には猫の便箋セットが三種類ありました。
 その中から一つを選び、ネットで調べたりTwitterのフォロワーさんにもアドバイスをいただき、メモアプリに下書きを書き、よし! いざ! と書き始めたらまぁびっくり。
 最初の一段落を書いて悟りました。
(これは、ネロの話しかできないな……)
 最初の一枚を書き終えて、また悟りました。
(これは、削らないと六枚は超えるな……?)
 結局、下書きを三割ほど無視し、ネロの話だけで三枚を書きあげ、翌日の私はそわそわしながら郵便局へ。
 実は、生まれてこのかた海外生活だった私は、二月から初めての日本生活、つまり、杉山さんへのファンレターは初めての郵便。
 郵便局に行ってみれば、局員さんに手渡して切符代をお支払いするだけでさっくりと終わってしまい、意外と呆気ないものでした。
 でも、お手紙ってこれくらいシンプルに気さくに送れるものなのかもしれないという感覚は、杉山さんと同じ土地に住んでいることを更に実感させてくれて、嬉しいものです。
 お手紙の最後には、つい、「また次の機会にも送らせていただきます」と書き足してしまった事実もありますし、なにせ、私は今回、ネロの話しかしていないので、またお手紙を送りたいなと思っています。
 杉山さんを思い浮かべながら手に取った猫の便箋が、杉山さんへの感謝と愛を載せて、どれもちゃんと想いを届けてくれたら、私はまた小さな幸せを一つ、私の日々に貰えることになりますね。嬉しい。
 


 杉山さんは、何かと、私に初めての体験をくれる方です。
 先に話したファンレターや郵便局も然りですが、この頃で言えば、何より、ネロです。
 人生初の、アプリゲーム、『魔法使いの約束』
 二年前から渇望し続けたまほやくの世界。
 実況が認められている第1部は見ましたし、度々Twitterで目にするまほやくの世界のことは、もちろん、知っていました。
 ずっと、ネロに会いたかった。
 ネロに、私のことを、「賢者さん」と呼んでもらいたかった。
 実況動画で見た実況者さんのことでもなく、Twitterで見かける賢者さま達のことでもなく、私のスマホの中で、私の手元で、私のことを「賢者さん」と呼んでくれる日を、ずっとずっと心待ちにしていました。
 開けばすぐそこにネロがいるなんて、夢のようです。
 ネロ、気遣い屋さんで、優しくて、甘い。
 ネロって、とても、甘いんですよね。
 何がって、特に、息が。
 私は、杉山さんの息遣いのお芝居が好きです。
 似たような声色を使うキャラクターでも、性格や気質によって息遣いが違うのが、杉山さんのお芝居とキャラ作りの好きな所です。
 たとえばイギリスの息遣いは短めで荒め、サスケは重めで、雨竜は切れ味がよく、ウィルは冷たく平たい。
 もちろん、どれもがあくまで私の印象です。
 そしてネロは、甘い。
 人が嫌いで、自分の身がかわいくて、いつでも居た堪れず、少し逃げ癖のあるネロですが、その根っこは、人を捨てきれず人を大切にしたくなってしまう、子どものように柔らかく繊細な甘みを持った人のように思います。
 その、捨てきれない、性格の甘さが、ネロの息遣い、特にため息に感じられて、私は愛おしくなってしまうのです。
 甘く、繊細な、優しいネロ。
 口が悪くて、手癖も悪くて、たまに乱雑で粗野なネロ。
 ままならない生き方で、定まらない自分の心に膜を張ったまま生きる、不器用なネロ。
 文章と世界観が素敵なまほやくの世界の中で、杉山さんが声を吹き込むネロは、この世界で生きる私と似たような温度感で質感で、確かに背中合わせの世界で生きているような気持ちになります。
 怒った時に発する気迫ある「馬鹿野郎」、困った時にこぼれるため息、慈愛を含んで口にされる「お子ちゃま達」、そして、ネロが呼んでくれる「賢者さん」が大好きです。
 杉山さん、ネロに命を吹き込んでくれて、ありがとう。



 ところで、話は変わりますが、私の一番好きな作家は、文豪・梶井基次郎です。
 そう、なんと、『文豪とアルケミスト』で杉山さんが声を当てている、あの、梶井基次郎です。
 本当にたまたまなのですが、私は杉山さんに出会う前から梶井基次郎が好きで、杉山さんを好きになってから出演作を調べてみれば、自分の好きな作家の声を担当しているじゃありませんか。
 そりゃあもう飛び上がって喜びました。
 それも、もう二年前の話です。
 まほやくをDLした数日後、私は文アルにも手を出してみました。
 去年の夏にWEB版を少しプレイしていたのですが、それはお試し期間だったので、せっかくだから一からやり直してみようということで、新人任務を達成して貰った召装石3000個でチュートリアルガチャを回して、まあびっくり。
 一発で、梶井基次郎が出てきました。
 それも、星三つの衣装で。
 その数日前のまほやくのチュートリアルガチャは十七回も戦ってのネロだったので、私の運はここに残されていたのかもしれない……? と考えてしまったり。
 もちろん、私の図書館のホームには、秋の散策衣装をまとった梶井基次郎がいます。
 開くといつでも出迎えてくれます。
 散策では、まだ、お庭でしか出会えていないのですが、私が梶井基次郎という作家に惹かれたきっかけである「桜の樹の下には屍体が埋まっている」という文章をもじった「桜の樹の下には……何がうまっているんだろうねぇ」というセリフを杉山さんの声で聞いた時は、えも言われぬ感動がじんわりと沁みました。
 進んだ潜書はまだ僅かですが、好きな文豪の梶井基次郎について杉山さんの声と共に知っていく、これからの司書としての日々をすごく楽しみにしています。
 それから、余談ですが、実は、前々からずっとずっと欲しいものが。
 杉山さんが梶井基次郎の作品を朗読しているCDと、杉山さんが梶井基次郎という文豪、その作品について語っているインタビューがある雑誌。
 噂によればこのインタビュー、かなりの文量と質の高さがあるそうで、私はいつか必ず手にして読みたいと思っています。



 私は杉山さんの作品インタビューやラジオがすごく好きです。
 作品とキャラクター達へ向ける言葉から感じる、真摯で、誠実で、堅実な態度は、何度見ても尊敬を抱くばかりでした。
 誰に対しても丁寧に、優しさを持って接する杉山さん。
 感謝と謙虚を忘れない姿は、私にとって、こう在る自分でいたいと思わせる姿です。
 そして。
 私は、ファンというのはその人の鏡となりうる存在だと思っています。
 必ずしも鏡になるわけではありませんが、鏡のような存在として常に向かい合っているのだとしたら。
「誰のファンですか」と聞かれた時に「杉山紀彰さんです」と迷わず答えても、杉山さんのブランドに一切傷をつけることのないファンで在りたいと思っています。
 杉山さんへの愛があると、自分の心が言う限り、私はその愛に真摯にいたい。
 生きていると、(なんて、まだ十九年しか生きていない私が言うには大きすぎる言葉かもしれませんが、)理不尽なことや飲み込めないこと、納得のいかないことも時々あります。
 でも、どんな時も、杉山さんのような丁寧で真摯で優しさと感謝を忘れず、謙虚にいられる自分であったら。
 杉山さんの名前を思い出すことで、不安定な視界の中でも、ぐらつく足場の上でも、まっすぐ立っていられることがあります。

 瞳を閉じればあなたが
 まぶたの裏にいることで
 どれほど強くなれたでしょう
 あなたにとって私も
 そうでありたい

 レミオロメンという歌手の「3月9日」という曲のサビは、私から杉山さんへのサビのような気もしています。
 偶然にも、お誕生日ですしね。



 明日からの一年もまた、一日一日、杉山さんの演技と、杉山さんが命を吹き込んだキャラクター達に、勇気づけられ、元気をもらい、涙をもらい、人の愛しさを教えられることと思います。
 そんな日々があること、ひとえに、杉山さんがいるからこそです。
 出会えた奇跡を心から嬉しく思います。
 杉山さん、杉山紀彰さんが、大好きです。
 杉山さんの更なる活躍はもちろんのこと、コマちゃんすーちゃんもっちちゃんをはじめとした猫ちゃん達を愛で、ゲームをのんびりと楽しむ日々を、どうか、長く、穏やかに、温かに、幸せに。
 心から願っています。
 そして何より、杉山さんに命を吹き込まれたキャラクターたちが、いつまでもいつまでも、末長く、愛されますように……!



 あ、そういえば、プリン。
 ちょうど昨日、プリンを食べました。
 食べながら、つぶらな瞳と、丸いお尻と、シャーっと脅す出るチョコっとした爪を思い出して、微笑みが抑えられませんでした。
 佐々木さんって、本当に、かわいくて。
 ラーメン赤猫は、アニメが終わった今でも毎週かかさず漫画を楽しみに追いかけているのですが、佐々木さんのセリフはどれもが杉山さんの声で聞こえていて、読むたびに、佐々木さんがいるラーメン赤猫がすぐそこにあるような気持ちになります。
 佐々木さんの経営者としての在り方、穏やかで、優しくて、誠実で、真摯で、少しお茶目で、落ち着いていて、賢くて、みんなを奥から温かく見守る姿は、すごく、杉山さんに似ている気がしています。
 にゃんこverの杉山さんを見ているような。
 頼れる、優しい、お茶目な、かわいい、佐々木さん。
 二期も決まったラーメン赤猫の声のある日常を、心から楽しみにしています。
 微力ながら、最大の愛と感謝を、これからも彼らキャラクター達に注いでいきます。
 
 改めて。
 杉山さん、お誕生日おめでとうございます。
 これまでも、これからも、応援しています。
 杉山さんの演技が、声が、優しさが、大好きです。