谷崎潤一郎
作品名
『痴人の愛』
『神童』
『饒舌録』(芥川谷崎論争)
参照
『陰翳礼讃』
夜光の珠も暗中に置けば光彩を放つが、白日の下に曝せば宝石の魅力を失う如く、陰翳の作用を離れて美はないと思う。
『刺青』
針の痕は次第々々に巨大な
女郎蜘蛛
(
じょろうぐも
)
の
形象
(
かたち
)
を
具
(
そなえ
)
始めて、再び夜がしら/\と白み
初
(
そ
)
めた時分には、この不思議な魔性の動物は、八本の
肢
(
あし
)
を伸ばしつゝ、背一面に
蟠
(
わだかま
)
った。
『瘋癲老人日記』
彼女ノ足ノ裏ヲ佛足石ニ彫ラセ、死後ソノ石ノ下ニ予ノ骨ヲ埋メテ、ソレヲ以テ予ト云ウ人間、卯木督助ノ墓ニ代エルト云ウ案ハ、颯子ニモ知ラセナイ方ガイヽト考エテイタ。